そうだ沖縄へ行こう〜その1〜 11/15

ある日、夫あてに航空会社から手紙が届いた。内容は「たまっているマイレージ、使わないと半分なくなるよ。今なら少しおまけしてやるからどこか行けば。」ということだった。夫は出張が多いのでマイレージがどんどんたまる。よくよく確認してみると、二人で沖縄までいけることが分かった。それなら行かなきゃ。都合上一泊二日。世間が騒いでいる時期に沖縄?しかも一泊二日?という質問はナシの方向で(切腹。さん風)。

沖縄そばandソーキそば:冷麦っぽいモチッとしたそばに豚角煮らしきものが乗っているのが沖縄そば。骨付きの豚角煮らしきものがのっているのがソーキそば。どちらもあっさりかつお風味のスープ。

<11月15日>朝8時ぐらいの飛行機に乗って沖縄へ向かった。島が近づくと、さんご礁やコバルトブルーの海が見えたりしてリゾートのイメージそのままである。ああ来てよかった(*^▽^*)。気温は20度。東京から着てきた上着を脱ぐぐらいでちょうど良かった。空港をでて、市内観光しながらホテルへ向うことにした。市内は車やバスでギュウギュウで、道は広いのに渋滞ばかりだった。観光客で有名な国際通りでは修学旅行生を何組も見かけた。あの事件がなければもっと混雑していたのかもしれない。


<沖縄ちっく写真展>
民家の屋根にあるシーサー
レベル1
コンビニ
レベル3
セキュリティ
レベル5
軍用地買います
レベル10
本日の宿はナハテラスというホテル。高台にあるので那覇市内を一望でき、リゾートを思わせる造りで一泊しかしないのはもったいないぐらいだ。ホテルのラウンジでアフタヌーンティでもいただきたいところだが首里城周辺を観光するために荷物だけ部屋において外へ出た。

まず向かったのは首里城公園だ。琉球王国時代(日本は室町時代)のお城で、太平洋戦争などで何回も焼失されている。建物は平成に復元されたものが多いので真っ赤だしピカピカだった。建物より連なる城壁で歴史を感じた方がいいかもしれない。とは言え、内装も琉球王国時代のまま復元されているので見学のし甲斐はある。地元高校生カップルも来ていた。”公園”だもんねここは。
首里城
首里城正殿
建物の模様や当時の美術品を見ると、ここは中国だなあと感じる。特に歴代王の肖像画はまさに中国の描き方。真正面から左右対称に描くのは日本にはない(信長とかは斜め前から立体的に描いているでしょ)。ここは中国、中国だ。いままで見てきた日本の歴史とは全く違っていた。
久慶門付近
首里城久慶門付近

金城町の石畳
金城町の石畳
首里城公園の周りは沖縄の歴史を物語る史跡が集まっており、散歩にちょうどよい。金城町の石畳は戦争を免れた道で、琉球王国時代のままらしい。脇道に「大アカギ群入り口」と手書きで書かれた看板を見つけ、入っていくと6本もの大アカギの樹がそびえていた。樹齢300年ぐらいだとか。ひっそりと薄暗く、神様が居そうな感じがする。これらの樹が琉球王国を守っていたんだね。

那覇市内に戻って夕食をとることにした。ジャッキーステーキハウスという米兵も立ち寄るステーキやさん。狂牛病なんて私たちには関係ありません。場所はガイドブックの住所になく、沖縄不二ホテルの裏に移店していた。入り口には店内の混み具合を示す信号機が設置されていて、私たちが行ったときは”青”だったのですぐに席に着けた。ステーキのサイズはL、M、S、としか書かれていない。当然夫はLを、私はMを頼んだ。しばらくすると、私たちの目の前にワラジのような肉がおかれた。そのワラジはしおこしょうで味付けしてあり、テーブルにおかれたソースを好みで使う。でかい、でかすぎるこのワラジ。本土でこれはMとは言わない。ふつうの女性はSでも食べきれないと思う。

ふくらんだ腹をかかえてホテルに戻る。おなかはいっぱいだけど、どうしてもナハテラスの夜を楽しみたくてバーに向かい、カクテルを気の済むまで堪能した。明日は海を見に行くぞ。


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