バンコク4/19〜4/20
タイ。タイ。中国やミャンマーやカンボジアの影響をおもいっきりうけた国。トムヤムクンとか全身マッサージとかタイシルクとかゾウさんとか世界遺産アユタヤ遺跡とか。久しぶりに海外旅行に行こうと決めてから、とあるきっかけでタイに行くことになった。今回はダンナのオゴリで夫婦初めてのアジアデビュー。季節は春だしウキウキである(タイは夏)。
それにしても
鶏ひき肉、中華風チキンソーセージと書いてある
コレを見て全くわからないのでは心細い。そんなわけで団体旅行なら少しは気楽だし安上がりに違いないと考え、ユナイテッドバケーションのツアーを選んだ。
 
お坊さん 小乗仏教:現在タイのほとんどはこの小乗仏教で、教えは「頑張れば救われる」である。日本の仏教は大乗仏教で教えは「信じれば救われる」だ。寺院はもちろん、あちこちでお坊さんが歩いているのを見かける。近づいてさわったり声をかけては行けない。両手を合わせて拝むのも私たちの方だ。お坊さんにだけでなく、挨拶をするときもお互いに両手を合わせる。

<4月19日>
夕方4時すぎに成田を出発、バンコクについたのは夜の10時ぐらいだった。空港には女性の現地係員が迎えに来ており、ツアーのマイクロバスでホテルに向かうことになった。その係員は私たちに向かって「明日カラ観光デスネー。観光ノ人数ハ2人デスー。」と告げた。なんと、今回のツアー参加者は私たち2人のみ。マイクロバスでホテルに向かうその他の日本人は別のツアーらしい。団体旅行で群れながら歩くと思っていたのに、運転手付き案内役付きの、ある意味豪華な旅になってしまったのだ。

<4月20日>
私たちの泊まったホテルは「ソルツインタワー」という日本人だらけのホテルだった。ホテルの朝食をとり、迎えに来てくれたツアーのマイクロバスに乗り込んだ。まだ朝の7時なのに気温35℃。しかし今日は王宮にも入るので長袖シャツにパンツスタイル、日差しが強いので帽子もかかせない。本日の案内人はナタワンさん(おばちゃん)。
「ハイ、タイデハ”こんにちは”ハ”サワディカ(男性はサワディクラップ)”ヨー」
 

暁の寺院
暁の寺院
まずはチャオプラヤ河の乗船場に向かった。細長い刀型のモーター付き船に乗り、青くてだだっ広い河をずばばばばばばーーー!!!!と走る。いい天気なので水しぶきがまぶしくとっても爽快だ。
船で5分ほど走り暁の寺院へ着いた。ラーマ2世のときに造られた寺院で、三島由紀夫の小説のモチーフにもなった。カンボジアの影響をうけているトンブリー時代の寺院で、ここはヒンドゥー教である。
中国の皿を使ったモチーフラーマ2世は中国から輸入した陶器など割れてしまったものを「もったいないから」とモザイク模様に取り入れ、建物全体にちりばめてあった。注意して見学すると薬味入れのような小皿が並べてあったり、花の模様に料理用の大皿が使われてあったりと楽しかった(右図)。
再び船に乗り込み、今度はエメラルド寺院へ向かった。実際にエメラルドでできているのではないが、金箔やグリーンのガラスでモザイクしてある。ここにはラーマ1世〜8世の銅像がある。寺院の中にはヒスイでできた像が祭られていて、タイの人はそれにむかって三度も頭をこすりつけるようにお辞儀をしていた。ナタワンさんに聞いてみると
「一度目ハ”お釈迦様”ニ、二度目ハ”お経”ニ、三度目ハ”お坊さん”ニネ。」
と教えてくれた。
エメラルド寺院
エメラルド寺院
ラーマ5,6世時代の王宮(一部)
王宮(ラーマ5,6世時代)
次に、タイの迎賓館である王宮へ向かった。敷地内には建物がたくさんあって、すみまでまわることはできないが、見逃せないのはラーマ5,6世時代の建物だ。この時代はヨーロッパとも国交があった時代で、ミュージカルや映画にもなった「王様と私(アンナと王様)」のモデルである。建物の屋根はタイ風なのにそれ以外はヨーロッパ風で他の建物とは全く違う。現在ここにある建物は行事以外は使われず、いまの王様ラーマ9世は別のところに住んでいる。その王宮には牛乳や水を製造する工場があるらしい。・・・が想像できない。
一通り見学したあと、ホテルの聘珍楼で飲茶の昼食をとった。タイでなぜ中国料理?と思ったら、タイはチャイニーズ系が多いので中国料理は珍しくないとのことだった。食べ放題だったので「エビシュウマイ」を一皿頼んだら3皿と春巻き一皿まで出てきた。ナタワンさんにそれを話すと「アー、キニシナイデ。」とのこと。よくわかんない。
昼食後、宝石店(ルビーやサファイアが有名)とタイシルクのお店をまわり、足マッサージのお店に行って20分ぐらいマッサージを受けた。ナタワンさんは「タイハ全身マッサージノ方ガ有名ヨ。イイトコアル。」とすすめるので、行ってみることにした。ソルツインホテルの真向かいにあるマッサージやさんで、一人600バーツ(約1800円)で2時間たっぷり!!グリグリされたりエビぞりになったり、足裏から頭までもみほぐされ、旅行の疲れどころか日本でのストレスまですっかりとれてしまった。これには夫婦で感動した。

夕食はソルツインタワーホテルで「タイスキ」を食した。しゃぶしゃぶのようなお鍋のようなもので、ボーイさんが食材を煮るところから器に盛るところまですべてやってくれる。
食後、夫が「外を歩きたい」と行ったので、バンコク中央駅まで歩いてみた。駅まで約10分。バンコクの夜は長く、あちこちに屋台がでているし車もバイクも昼間と同じぐらい走っていた。駅周辺をぐるぐる歩き、タイのお菓子などを買ってホテルに戻った。夜なので治安を気にしたがとりあえず無事に戻れた。

夜のバンコク中央駅
夜のバンコク中央駅

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