アユタヤ4/21
アユタヤ:タイの地域名。世界遺産アユタヤ遺跡はその中の一部である。日本で言う京都・奈良みたいなところだ。
<4月21日>
午前7時ホテル出発。今日の案内人はヤムさん(おじちゃん)だ。「今日ハ時間カカッテ大変ヨー。」と言う。地図で見学場所を確認すると”下がって左行って上がって右行ってぐぐぐーーっと上がる”という移動の大きい順路だった。
 
ダムヌンサダーク水上マーケット
ダムヌンサダーク水上マーケット
ホテルからバスで約1時間半、途中”ヤシの実加工工場”を見学しやっとダムヌンサダーク水上マーケットに着いた。昨日船に乗ったチャオプラヤ河でも水上マーケットがあったが、こちらのほうがにぎやかで地元の市場と言う感じで、果物や野菜や肉をボートに積んで商売をしていた。近年観光客も多く訪れるようになったので、観光客用のおみやげもたくさん売るようになっている。
私たちも実際に観光用のボートに乗ってマーケットを楽しんだ。ボートがすれ違うのも大変なぐらいにぎわい、私たちが日本人だと分かるとコレ買えアレ買えとどんどん売り込んでくる。アジアな雰囲気たっぷりだ。

 
ナコン・パトム
ナコン・パトム

水上マーケットを後にし、次の目的地に向かう途中に木彫り工場に立ち寄った。よくおみやげにある”像の置物”や”壁掛け”などは全部手彫りなのだ。中には芸術作品とも言える木彫りのテーブルやベッドなどもあり、その美しい細工に驚いた。ここではユーカリの木を使った手漉きの紙も作っていた。

木彫り工場見学後、世界最大の仏塔ナコン・パトムを見学した。大きな鐘のような形で、金色の壁は焼き物をタイルのように敷き詰めてできている。お参りをしている人たちは仏像に金箔を張り付けたり、蓮の花をお供えしたりしていた。ヤムさんから、蓮の花は特別なお参りの時に供えると聞いたがみんなジャンジャン供えていた。仏塔のまわりには金箔だらけでビラビラになった仏像が何体も並んでいた。

ナコン・パトムから30分移動し、ローズガーデンというテーマパークについた。ここのレストランで昼食をとるのだが、回りは見たことある人ばかりである。どうやら他のツアーでも、水上マーケットやナコン・パトム見学後はここで昼食をとるのが定番らしい。きっと王道のツアーコースなのだろう。その後の見学でも何人かに会うことになる。

ローズガーデンでの昼食後、日本人村跡というところにいった。村が残っているわけではなく、広場とミニ博物館になっていた。ここにはなんと”ドリアンまんじゅう”なるウソのようなお菓子が売っていて「これは空港にもどこにも売っていません。ここだけです!」と日本人スタッフにすすめられた。一瞬買うのを迷ったがやめた。・・・買えばよかったかなぁ??
 

チャイモンコン・ワットからのながめ
チャイモンコン・ワットからの眺め
次にチャイモンコン・ワットというアユタヤで一番大きい仏塔に行った。戦争のせいで全体的にちょっと曲がっている。塔の展望台からはアユタヤの街が一望できる。塔の裏の方に、おなじみ”横たわる仏像”があった。でかすぎて真正面から写真が撮れない。
横たわる仏像
横たわる仏像

 
すれちがうぞうさん
すれ違うぞうさん
いよいよ世界遺産アユタヤ遺跡観光だ。ここはぞうさんに乗って遺跡のまわりを観光できる。これが思っていたより乗り心地が悪く、ぞうさんが歩くたびに自分の体がグワングワンとゆれるので、椅子の手すりにしっかり捕まっていないと振り落とされてしまうぐらいだ。それでもその”ゆれ”がとても楽しい。”ぞうさんに乗っている”という満足感。モウそれだけでかなりシアワセである。
ぞうさんとお別れした後、アユタヤ遺跡に入場することにした。広すぎて全部見ることはできないので、一番有名なラーマ1世のお墓付近を歩いた。
遺跡を壊さなければ(すでにボロボロだが)どこを歩いても良いので、あちこちのぞいて世界遺産を堪能した。
その日は地元のお祭りらしく(ヤムさんもそのぐらいしかわからない)屋台がたくさん出ていてイルミネーションもピカピカ光っていた。
すでに夕方6時になっていたので、近くのホテルで中国料理の夕食を取った。ここでもおかわりを頼んでいないのにチャーハンのおかわりがでてきた。「サービスデス」と言われた。タイとはそういうところなのか?私たちが日本人だからか?
再び遺跡まで戻り、ライトアップされたアユタヤ遺跡を見に行った。夜はヘビやトカゲ(エリマキトカゲなみにデカイ)がでるので入場はできない。塀の外から黄色に光る遺跡を眺めた。

バンコクのホテルに着いたのは夜の9時だった。今日の最高気温は40℃。暑くてとても疲れたけどスッゴク充実した一日だった。

 

アユタヤ遺跡その一
ぞうさんの背中から見たアユタヤ遺跡
アユタヤ遺跡その二
アユタヤ遺跡(ラーマ1,2,3世のお墓)
アユタヤ遺跡その三
ライトアップされたアユタヤ遺跡

<4月22日>
とうとうバンコクを発つ日になってしまった。空港へ行くのに朝4時に起き、案内人を待った。その日はホテルの朝食が食べられないなあと思っていたら、ホテル側がお弁当を作ってくれた。中にはフルーツとパンがたくさん詰まっていた。案内人に空港まで送ってもらい、7時過ぎにバンコクを離れた。

日本に着いたのは昼の3時ぐらい。全身マッサージを受けたおかげかあまり疲れた感じはなく、アジア初体験とぞうさんに乗れた興奮でウキウキしていた。
今回覚えたタイ語は「サワディカ(こんにちは)」と「コークンカ(ありがとう)」だけ(男性はコークンクラップ)。それでも言葉が通じたときはとてもうれしかった。今度訪れるときはもう少しタイ語を使ってみよう。


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