「新しい時代の新しい基本的センスの確立」が
 まず大人に必要


「時代劇の時代の常識・良識、センスまたその延長線上」で学校での困った問題、家庭内でこどもの困った問題を効率的に改善・解決しようとしてもそれは無理というものです。水の都ヴェネチアへ観光に行って、ヴェネチア地内で登山をしようとするようなものです。

肝心の事実、ポイントに触れること無く、またはそれらをそらして置いていくら論議を繰り返してみてもそれは、登山靴の上から足の水虫の痒みを掻かこうとするようなもので、さしたる効果も無く時間とエネルギーの無駄遣いです。まさに資源の無駄遣いということです。

そうした論議の結果=「時代劇の時代の常識・良識、センス」を今どき押し付けられる側にしてみればとんでもない迷惑というものです。

「人間の思考システム」も脳細胞というたんぱく質などの物質と一体ですから、慣性の法則(ニュートン)に支配されています。

しかし、人間は環境や時代が変化しても当人が気が付くかよほどのインパクトでも無いかぎりマンネリや「時代劇の時代」の「幻想、錯覚、妄想」に満ちた思考から脱け出せないのです。

変化とはつまるところ、「質量:エネルギーの変化=時空の歪みの変化」のことです。物質は「エネルギーの変化=時空の歪みの変化」に即応してその運動:状態が変化します。「人間の思考システム」はもちろん慣性の法則に支配されていますが、その他の物質のようにエネルギーすべての変化には即応しません。

「人間の思考システム」が変化にストレートに即応すればその「思考システム」を支えているボディー(肉体)全体を変化にストレートに即応させることになります。

ボディー内の個々の細胞、臓器、筋肉の一部などは変化にストレートに即応しています。

しかし、ボディー全体を秒未満の想像を絶するスピードの億(1億=1千の10万倍 1兆=1万の1億倍・・・千変万化なんて生易しいもではありません。)にストレートに即応させるとそれによって発生する想像を絶するスピードの億の運動に「DNA:遺伝子のリレーマシン」としてのボディー全体が耐え切れず損なわれてしまうのです。つまり身がもたないのです。

ちなみにヒトの個体を構成する細胞の数は60兆個、このうち脳細胞は信号の伝達役ニューロンを含め1兆個以上あるといわれています。細胞の新陳代謝等による個体内の変化数と個体の外の変化数は「瞬時に無限」と言っていいでしょう。

そこで「ヒトのDNA:遺伝子」は、ボディー全体が損なわれ無い範囲で変化に対応して運動するよう「思考システム」のプログラムを進化させました。

「思考システム」のプログラムは@ボディー全体を損なう「変化への即応」をパスするように進化しました。またAボディー全体の保全に差し障りの無い「変化への即応」もパスするように進化しました。例えば、インターネットの知識・技能が無い状態(=変化への即応をパス)でも、ボディー全体の保全に差し障りはありません。

「人間の思考プログラムのある部分」は上記の「@、Aの即応はパスする(=α)」に含められました。人間の思考のマンネリはこのαからも発生するのです。慣性の法則+α=「人間の思考のマンネリ」です。

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