2005年のゴールデンウィークは最大10連休
今年のGWはカレンダーの並びがよく、5/2と5/6の2日間年休をふれば最大10連休になるとあって、久々に海外旅行が盛況だった。とはいえ、私、4月に東京から関西の支社へ異動になって、新しい部署にきたばっかりだ。「GWも仕事よ」と意気込んでいる先輩を横目に、年休なんてとってもいいものだろうか?という気持ちにさいなまれることも無く、10連休は当然!という顔で南アメリカなどの遠いところへ行くのがかつての私。ところが、そんな強気な私の姿はもう、ない。関西への異動辞令をへいこらと受け入れる軟弱、脆弱なサラリーマンに成り下がってしまったようだ。「5/2、午前中だけ出社します」などと中途半端なことを言って、長期休暇を取らずに、GWの前半を赴任先の関西周辺の散策、後半を近場のアジアへ行くことにしたのだった。
さて、今からいけるところといえば
とはいうものの、別に何か特別な目的や行きたいところがあれば年休ぐらいいくらでも取るのだが、今回は3月末から引越しやら異動の引継ぎやらで、忙しかったのだ。だからGWの計画にあんまり時間をつぎ込めなかったというのと、ちょっと近所でゴロゴロしたいというのもあって、少しは家でじっとする時間も作ることにした。そして、何よりも今年のGWは海外へ旅行する人が多いと聞いていたので、航空券は各社とも軒並み高めの価格設定。いつもは安い値段で買える航空券に、バカ高い金を払うのもあほらしい。じゃ、GWでも価格の変動が少ない「船」という交通手段を使うことにした。そうです。韓国へ行くのである。
1日目(5/2)後半休にして大阪→福岡へ、500系新幹線で移動
福岡から、JR九州が運行するジェット船、ビートル号にのって、韓国のプサンへ向かうことにした。船の料金は片道13000円なので、さほど高くないのだが、大阪から(東京から)福岡へ向かう新幹線が高い。大阪福岡間を安く行くには、大阪駅ビル地下の金券ショップで11000円の新幹線カルテット切符を買う(写真@)のがいいだろう。東京〜福岡間の場合はスカイマークエアラインの早割りが今のところ一番安い。
@/新幹線カルテッド切符なら、ゴールデンウィークの使用も可能。ところで、大阪駅第二ビル周辺の地下街には小さな金券ショップが20〜30件程密集している。だいたいどこの店で買っても値段はいっしょだが、微妙に10円とか50円とか違っていて、安い店を探すのも私の楽しい昼休みの遊びとなっている。
博多どんたく前夜祭の福岡のサウナグリーンパレスで宿泊
大阪から博多までは新幹線で3時間程度。東京〜大阪の移動はすでに50往復以上はしているので、東海道新幹線は乗る機会も多いのだが、山陽新幹線に乗るのはこれが5回目くらい。途中徳山とかのコンビナートの工場の風景や、瀬戸内海の風情ある街並みや、田園風景を見ながら列車は進む。本日の宿泊先は、駅前のサウナ&カプセルホテル「グリーンランド・エスパ店」。メールで申し込めば500円割引なので、計3800円で一晩過ごせる。チェックイン後の外出も自由だ。外に出ると博多どんたくの花列車が走っていた。今日は前夜祭で本番は明日からのようだ。天神をぶらぶらしていると、行列ができているラーメン屋を発見。「一風堂」とかいてあった。東京にもあるラーメン屋だが、ここで食事する。
2日目(5/3)福岡→プサン(ビートル号)、プサン→ソウル(KTX)へ行く
ビートル号の予約は12時の便で入れていたのだが、朝早く起きた(というかカプセルのとなりのオッサンのいびきがうるさくて寝れなかった。私は他人のいびきとタバコの煙が最も苦手)ので、8時半にすでに福岡のフェリーターミナルに行くことにした。当日前の便にキャンセルが出たらその場でキャンセル待ちでのせてくれるからだ。案の定、9時30分発の便に空席が出たようで、その場でチェックイン。パスポートに「博多」の出国スタンプを押してもらい、搭乗ゲートへ。小さな免税店があるのだが、ビールが150円で売っていた。いかに日本の酒税が高いかということを思い知る。おじさんたちがしこたまキリンビールを買い込み、船内で酒盛りをやっていた。ビートル号は約2時間半でプサンにつく。
出国HAKATAのスタンプ。
プサン滞在は約2時間。駅でKTXのチケットを買い、昼飯食って即効ソウルへ向かう
プサンに着いた。税関を出たところに銀行があるのだが、ここの兄ちゃんが陽気な人で、「こんにちわ。いらっしゃいませ。ヒロシです〜」と、観光客の笑いをとっていた。そうそう、ヒロシはやはり九州では人気のようだ。昨日もKBC(九州朝日放送)を見ていたらローカルのCMにでていたし。さて、プサンは2回目なので、(前回は下関から関釜フェリーで来た)すぐに地下鉄中央洞駅へ歩き、一駅乗ってプサン駅へ。すごいきれいなガラス張りの駅舎に変わっていた。14時30分発のKTXのチケットを買う(一般席46800W=約5000円)。発車まで時間があったのでナンポドン(写真A)でメシを食うことに。コムタン5000Wを食う。
A/ナンポドンの路地裏にはうまそうな店がたくさんある。とりあえず、取材の時にライターさんから聞いたうまい店の見分け方の方法、@むくげのマークがあるかどうか Aクレジットカード会社のシールがたくさん張ってあるかどうか B人がたくさん入っていて活気があるかどうか C店員の対応がよいか などをチェックしながらこの条件にあう店に適当に入ってみた。コムタンを食べたが、まあまあの味だった。
←写真B 町を歩いていると、こんな看板を見かけた。ハングルの意味は「独島(竹島)はわが国の島だ」という意味なのだが、日本語訳に「対馬も韓国の地だ」と書いてあるところが妙で、挑発的な看板になっている。独島(竹島)の領有権を主張するなら、よくある話だが、対馬まで韓国の地だといってしまうとは。これって日本人に向けたブラックなパロディーなのか、マジなナショナリズムをあおる看板なのかはわからないが、こういう時期だからこそ登場する看板であることは間違いない。
KTX(韓国高速鉄道)でソウルまで行く
KTXといえば一昨年開通したソウルとプサンを結ぶ高速新幹線。今までセマウル号で4〜5時間程度かかっていたソウル〜プサン間をわずか2時間半で結ぶ鉄道だ。特別室と一般室に別れていて、私の乗った一般室はW46800=約4800円。車内はグリーンのシートで2列×2列のシートで車両中央で進行方向と逆方向に向かい合っており、シートは回転できないようになっている(写真C)。フランスのTGVに似ている造りで、全部で13両編成。プサン駅を静かに出発して、太田、東大邸などに停車する。今日は平日なので、ビジネスマンの利用が多いようだ。
CKTXの車内。自動販売機や車内販売もある。全席指定でプサン〜ソウル間を利用する人も多いが、途中駅からさらに乗り込んでくるので、太田〜ソウル間はほぼ満員だった。
ソウルの宿は今日もまたサウナ
ソウル駅に到着した。プサン駅と同じガラス張りのデザイン。2004年2月に羽田→金浦便を利用して友人5人で韓国に来たとき以来のソウルなので、約1年3ヶ月ぶりのソウル訪問。前回はチョンガックのYMCAに泊まり、部屋をシェアしたので一人2000円程度だったが、今回は一人旅。韓国はホテルの支払いが部屋単位なので、一人で泊まると高くつく。なので、一人のときはオンドル式の旅館かモーテルに泊まることが多い。今回は、いつも行く手ごろな旅館がつぶれてしまったので、梨泰院(イテウォン)にある「イテウォン・ランド」というサウナに泊まることにした。一泊(というか朝までサウナにいて)W10000=約1000円。安いけど、日本のサウナと違って、仮眠室はあるのだが特に毛布などの貸し出しは無く、オンドルの床にゴロねするだけ。ただ、ここの4階にはカプセル型のベットが置かれた睡眠室(→画像http://www.itaewonland.co.kr/japan/rest/rest02.html)があるが、結構床が固くて寝心地はよくなかった。明日は早朝9時のフライトなので、ソウル市内を6時には出なくてはならない。仁川空港までは結構遠くて不便だ。
3日目(5/4)JAL便でソウル→東京経由→バンコク 韓国発券のメリットとは?
今回の旅のポイントはソウルで航空券を発券して、日本をいったん経由してタイのバンコクへ行くということ。そして帰国時に関西空港で1ヶ月間トランジットして、再びソウルへ戻る。そこから片道チケットか船で再び日本へ戻ってくるというルートを組んだこと。韓国ではアシアナ航空、大韓航空がステータスの高い航空会社で値段も高く設定されている。その次に日系やアメリカ系の航空会社が位置付けられており、値段も若干安く設定されている。例えば、ソウルからアシアナ航空でバンコクまで行くのをW8万とすれば、JALやANAで日本経由で行けばW5万程度という設定だ。韓国在住の人からすれば、いちいち日本を経由しなければならない分めんどうなため、値段が安くなっているわけだが、日本に住んでいる人から見れば、これをうまく使えば安く世界各地に行け、しかも日本でトランジットできるからとても便利というわけだ。
今回利用した旅行会社は、世一旅行社というところ。ソウル発券したがる日本人は案外たくさんいるので、日本人のスタッフがいて親切にメールで質問に答えてくれる。
東京で3時間半滞在する。税関を通って外に出てもいい
朝9時のJALソウル→東京便に搭乗し、11時30分ごろに成田空港に到着。すでにバンコクまでのチェックインはソウルで済ませているので、荷物を取り出すこともなく、次の15時45分発のバンコク行きの便のボーディングパスも持っている。待ち時間は3時間半ほどあるので、いったん税関をくぐって外へ出ることにした。わずか3時間の滞在でも一応入国管理局の「入国NARITA」のスタンプをもらうことになる。税関職員の手荷物検査なども受けるが、「トランジットだ」といえば「何か申告するものはある?」ときかれて「何?このあとまたバンコクへいかれるの??」とちょっと不思議そうだったが。
成田市内へでてみる
とはいえわずか3時間程度では東京都内へ足を伸ばしていては往復の移動だけで終わってしまうので、ここは一つおとなしく京成で成田市内へ行ってみることにした。いつも素通りする成田市内だが、こういう機会がないと降りることもない。いつも京成の窓から見える妙な和風のデザインの成田市役所や、ジャスコ(写真D)などへ行って時間をつぶす。いつもは出発と帰国の場所だった成田に、トランジットしているってなんか不思議な感覚だ。さっきまでソウルにいて、そしてこれからタイへ行く。その途中に成田のガストで昼飯を食ってから行く。。。このコロコロ風景が変わる感じ、落ち着きのなさが気持ちいい。。。
D/京成で成田空港へ行く時に窓から見えるジャスコの看板。一度行ってみたいと思っていたので行ってみたら、あんまりかわりばえのしないただのスーパーだった。フイルムを1本かって帰る。
JAL便 成田→バンコク ビール飲んで映画みて、3つ席つぶしてねていたらあっという間にバンコク到着
やはり、日本の航空会社はいいね〜。機内でNHKは見られるし、日経新聞は読めるし、キリンビールだって飲める。さんざんいろんな国を旅して、いろんな国の飛行機を乗って出した結論、やっぱり「JALがいいよね」。スイスエアもシンガポールエアもエールフランスもヴァージンもそれなりにいい。ただ、NHKニュースは見れないだろう。なんというか別に日本じゃなきゃダメということはないのだけれども妙に落ち着くのかもしれない。この日見た映画は、リチャードギア版「Shall We Dance」と「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」。二本見終わったころにバンコク到着。
バンコクでの様子の更新は明日へと続く。。。。
バンコクの宿はいつも空港のホテル協会カウンターで決める
バンコクに到着した。パスポートの記録を見るとこれで12回目のタイ訪問である。ついに私もタイフリークになってしまった。何が私をこうさせるのだろうか?タイは何をするにしてもコストパフォーマンスがよいことがあげられ。1バーツ2.8円程度という為替レートもさることながら、なにかしら買ってもそこそこの品質が保たれているので(他のインドやベトナム、カンボジアと比較しての話だが)、満足感が得られるのだ。こう何度もタイに来ていると、いつものパターンができてくる。ホテル選びもその一つ。私は税関の出口を出たところにありタイホテル協会の予約カウンターで、ホテルをブッキングする。ここで「手ごろなエリアで一番安いホテルを」というと必ずといっていいほど、ペップリ-ロードにある「プリンスホテル」(750B)か、スクンビットにある「REXホテル」(850B)を紹介してくる。今年の正月にエアーアジアを使ってバンコクに来たときは、前者のプリンスホテルに宿泊したので、今回はREXホテルに泊まることにした。スクンビットまではA3のエアポートバスで約30分。ところで、このタイホテル協会のカウンター、結構いいホテルがまあまあのディスカウントプライスで出ている。価格帯としては、旅行会社を通すよりは安く、インターネットで申し込むよりは高いぐらいだろうか。いずれにしてもガイドブックを見て電話して飛び込むよりはここを通して申し込んだほうがやや安いだろう。
3日目5/5バンコク市内をウロウロする
REXホテルは850Bの割にはきれいではなく、朝食もイマイチだったので、1泊だけにしておいて別の宿に移動する。国立競技場周辺のゲストハウス、Wendy
Guest Houseに泊まることに。荷物を持ってBTSに乗り、National
Studium で下車。駅前にある安宿街へ。バンコクの安宿といったらカオサンロードなのだが、私はここ数年カオサンには泊まっていない。完全に観光地化されてしまい、見世物のような場所になってしまった。僕が初めてタイに来た1997年には2回ほどカオサンの宿に泊まったが、この時もすでに世界中から「カオサンに集うバックパッカーを見る旅行者」のような人が集まりだしていた初期のころだった。今はその傾向がより顕著に加速されているように思う。結局カオサンだとあまりにも若者が集まりすぎていて落ち着けない気がするというのと、なんといってもBTSの駅が近くにないというのが不便だ。従ってぼくがあまり利用しないのだ。この日はMBK(マーブクローンセンター)でインタネットをして、明日のチェンマイ行きの航空券を買ったりして時間をつぶす。お昼は広東のタイスキを食った。うまかった。
4日目 5/6 バンコク→チェンマイ Nok
Air
バンコクばかりいてもつまらないので、チェンマイに行ってみることにした。タイには格安航空会社がいくつか飛んでいる。前回マカオ→バンコク間往復をエア・アジアを使って移動したが、今回はチェンマイまでなのでタイ国内線オンリーのノック・エアーNok
Air(写真EF)を利用することにした。バンコク→チェンマイ間が片道1190B(約3600円)という安い値段。実際はこれに税金やら保険がつくのでもう少し高いのだけれども、バンコクからチェンマイまで往復しても9000円しないくらい。
E/ノックエアーの機材。B737が中心。機首がちょうど蛇の口になるような絵がデザインされている。機内での飲み物サービスは有料、弁当なども販売されている。シートにはなぜかタイ航空のカバーがかけられている。たぶんタイ航空からの払い下げの機体なのだろう。
Fノックエアーのボーディングパス。他の航空会社のものとなんらかわらない。エアーアジアのはレシートみたいなものだった。
フライトは約1時間で、チェンマイに到着。タイ第二の都市とはいえ、小さな町だ。チェンマイは雨が降っていた。市内中心部のターペー門までは100Bのタクシーで移動する。本日宿泊するゲストハウスはシングル200B。エアコンなし。扇風機あり。エアコンなどいらないくらい涼しい風が吹いていてきもちいい。バンコクよりもチェンマイの方が確実に涼しい。
チェンマイ1泊2日
チェンマイではレンタサイクル屋やレンタルバイク屋がたくさんある(写真G)。町は堀に四方を囲まれており、これを中心に碁盤の目のように道路が伸びているのでわかりやすい。自転車を借りて、町を一周しても10分程度。
Gレンタルバイクは1日200〜300B、レンタル自転車は1日30B。免許の有無はほとんどとわれない。バイクを借りようと思ったけども、乗ったことがないから運転の仕方がわからなかった。仕方ないから自転車借りて市内をウロウロすることに。パスポートを預けて必要書類にサインして借りよう。
チェンマイは掘に囲まれた町
チェンマイの地図を見たことがあるだろうか?周囲を四角の堀で囲まれた旧市街とそこから碁盤の目状に道路が伸びているのがわかるだろう。チェンマイがまるで京都のようだといわれるのはこうした都市の構造に由来するのもさることながら、やたらと街中にワット(寺院)があることからもそういわれるのだろう。さて、この堀だが、地図で見る限りは随分立派で、まるで東京の皇居の周りを取り囲む堀のようなものを想像していたのだが、実際いってみるとそうでもない。下の写真のようにほんの10メートルほどの堀(というか用水路)のような簡単なものだ。その周囲をレンガ作りの城壁が覆っている。旅行社の基点となるのが、ターペー門周辺で、このあたりにゲストハウスやカフェなどが多くある。
写真左でちと見えにくいが、堀といっても10メートル程度のもの。自転車でぐるっと1週しても10分程度の小さな町。写真右に写っているバン型の車が、乗合タクシーのソンテウ。
5日目 5/7 サンカーンペ温泉に行こうとするが・・・・
次の日、チェンマイ郊外にある定番の観光地「ワット・ドイ・ステープ」に行くか、同じく郊外にありちょっとマニアックな「サンカーンペ温泉」に行くかどちらか迷っていた。結局、温泉本を担当しているということもあって、海外の温泉を見ておこうと思い立ち、チェンマイから東に10キロほどのところにある「サンカンペー温泉」に行くことにした。街中からはソンテウ(というバン型の乗合タクシー)をチャーターして行かなければならない。というのもチェンマイにはメーターのタクシーはほとんど無く、このソンテウがバスにもなり、タクシーの役も兼ねているのだ。郊外に行く場合、何人か同じ方向にいればいいのだが、そうでない場合一人でこの一台を借り切るという形になる。当然、「サンカンペー温泉」はマニアックなところなのであまり行く人はおらず、ソンテウのドライバーに行き先を告げると、往復200バーツでどうだ?と言う。ガイドブックに書いてある相場は往復300バーツとのことだったので、ラッキーと思い乗り込む。順調にソンテウは東に向け走り出したのだが、、、、このドライバーやたらと「チェンマイ名物のハンディクラフトセンターに行こう」といってくる。うっとうしいから「だまってサンカンペー温泉へいけ」というのだが、5キロ行った地点のボー・サンという町のハンディクラフトセンターで強引に車を止めやがった。そして平然と「これから先は遠いから600バーツ」とぬかしやがる(怒)。怒った私は、この時点で100バーツ渡して「お前なんか帰れ」といって車を町へ返してやった。すっかりやる気をなくした私は、こんなクラフトセンターなんていきたくもないので、サンカンペー温泉をあきらめて、今来た方向を逆に走っている乗合ソンテウを止めて、チェンマイに引き返すことにした。帰りのソンテウの代金は10バーツ。結局10倍近い金額をボッタクリソンテウに払った挙句、目的地にもいけずに、無駄足を踏んだわけだ。
仕方ないから自転車を借りて、郊外のカルフールのMKレストランへ急行する
結局、有名な「ワット・ドイ・ステープ」にもいけず、「サンカンペー温泉」にもいけず、チェンマイの町に戻ってきた。その後私は、再び昨日の自転車屋でチャリを借りて、郊外にある大型スーパー・カルフールへ行って、タイスキのMKで昼飯を食うことにした。タイにはたくさんカルフールがあるのだが、必ずといっていいほどマクドナルドと、タイスキのMKとレンタルビデオのTUTAYAが入っている。MKのタイスキはファミリーレストランのような雰囲気で、一人でも入りやすいタイスキレストランだ。私はタイにきたら必ずタイスキを食っている。しかもほとんど毎日のようにだ。今回も、サイアムスクエアの「広東」とチェンマイで「MK」、最終日に「テキサス」と3件もタイスキを食べている。タイスキって日本でいうところの「鍋物」なのだが、高温で野菜や肉を煮るでしょ。だからどんなに裏方で汚い食材を使っていても目の前で殺菌されている様子が見えるから安心なんだよね。タイスキ食ってあたったことないし。それに自分ですきな料だけたのめるというのもうれしい。最後のシメの雑炊まで食って、約260バーツ。うまい!!タイスキやめられない。
チェンマイ→バンコク
再びチェンマイからはノックエアに乗ってバンコクへ帰ることに。1泊2日でチェンマイに行ったが、雨が降っていたこともあったが、目的地にも行けずにあまり実りのない訪問だった。ただ行ったぞっていう感じのチェンマイだった。
6日目 5/8 バンコク、プラザホテルで1泊して、夜の便で大阪に帰国
無事バンコクに到着して、同様に空港のホテル協会カウンターで、スリウォン通りのプラザホテルを1100バーツで申し込む。プラザホテルは、マンダリンホテルの系列で、やや古いが部屋は広いわりに立地がよいのでとても便利なホテル。シーロムや、タニヤ、パッポン通りにも近いので夜遊びも万全のホテルで、BTSチョンノンシー駅からも歩いて5分くらい。NHKの衛星放送も見られる。朝食込みで1100Bならまあまあお得かな?
8日正午にチェックアウトして、荷物をフロントに預け、市内をウロウロして、深夜23時59分初のTGのフライトで関西空港へ向かうのだった。
7日目 5/9 関西空港へ到着、そのまま会社へ出社
今回はJALのチケットを買ったのに、コードシェア便で、TGの機材で大阪に向かうことに。TGだと格安も出回っているので結構な混雑ぶりだ。JALを買ったのにTGになるなんてという理不尽な思いをかみ締めながら、満席の飛行機は関西空港に着陸した。そのまま、JR西日本で大阪までダッシュ。顔もあらわず大きな荷物をかかえて出社するのであった。
関西→ソウルの片道分を残した形で現在に至る。
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