ツェレ(Celle)・ヴォルフスブルク(Wolfsburg)


 ドイツの2日目。思い返すと、前日まではずっと都市を巡ってきてましたね。今日は一転、古い郊外の街と新しい工業の街を訪問です。どちらにもまた、ドイツらしい魅力がいっぱいでした。


ツェレの街並み

 この日はハノーファーへ拠点を移し、まずは“北ドイツの真珠”と呼ばれる街、ツェレへ行きました。

 旧市街地に足を踏み入れると、こんな木組みの街並みが出現します。16〜18世紀に建てられたものがそのまま残ってるそうです。色彩が鮮やかなのも特徴ですね。

ホッペナーハウス

 旧市街の建物をよく見ると、上に行くほど外側にはみ出した造りになっています。これは限られたスペースを最大限に使うのと、1階部分の面積で税金が決まる為の対策だとか。

 その中でも最も美しいとされるのが、このホッペナーハウス。確かに、段差も前へのはみ出し方もピカ一でした。

ツェレのお城

 ツェレにはこんな純白のお城もありました。ついに眺める、洋風のお城です。

 後で知ったのですが、ルネッサンス様式とバロック様式の両方で建築されているようです。それよりも、この落ち着いた雰囲気がツェレの街にぴったり、なんて思いました。

ヴォルフスブルクのアウトシュタット

 昼食後はヴォルフスブルクに移動。フォルクスワーゲンの工場を中心とした街です。ここでの目的は、工場の隣にあるVWのテーマパーク・アウトシュタットに行くこと。

 中に入ると、VWやアウディ、セアトなど、グループ各社のパビリオンが。人はそんなに多くなく、むしろのどかな雰囲気でした。

アウトシュタット内部

 この総合的な建物には、ご覧のとおり車がいっぱい。でも、それぞれのパビリオンに入ると、ほとんど実車がありませんでした。

 代わりに、映像やら光やらオブジェやらでメーカーと車をPR。感性へのアプローチ(?)でしょうか。これぞドイツ流なのかな。逆にとても面白かったです。

シティナイトライン

 三たびハノーファーへ戻ってきました。今夜の寝床は、このシティナイトライン。個室にシャワーと羽毛布団が付いてる豪華車両です。

 この列車で国境を越え、明日の朝にはスイスに入国。
 帰りはフランクフルトに戻ってくるので、ドイツとは一時のお別れです。




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