「わた雪のHOMEぺえじ」20.000打のお祝いに、
茉代にしき様が掌編を書いてくださいました。
WJ47号/168局を題材になさっています。
誰かの(佐為)一手を待つ行洋の姿は、あまりにも孤独です。
それは、もう叶うことがない一手だと
見ている私達は知っているからです。
ヒカルと出逢わなければ、アキラもまた行洋と同じく
打たれる事の無い一手を待ちながら
進んで行かねばならなかったのだと思い至り
彼等が出逢った幸福を悦ばずにはいられませんでした。
ヒカ碁の世界でのライバルというもの…
これはずいぶんとシビアです。
ただ強いだけでは、ライバルに成り得ない。
たんなる障壁はライバルではないのです。
乗り越えて先に進むだけの存在は
ライバルとは呼ばないのでしょう。
進藤ヒカルが塔矢アキラに認められるまでの
あの長い年月を考えると
ヒカルの碁というマンガの根幹には、
これがあるのじゃないかと私は思っています。
にしきさんはヒカアキストでいらっしゃるのですが、
私のサイトへ寄贈する小説を執筆するにあたって
あえて「恋愛」ぬきの塔矢と進藤で書いて下さったのでした。
細やかなお心遣いがとてもありがたく、
また同時に申し訳なく思います。
思慮に富んだ方とおつき合いさせて頂けて
私は大変幸せ者です。
にしきさんの書かれる、らぶらぶ話大好きですので
これからも仲の良い二人を見せてくださいませ(^^)
にしきさんもどうもありがとうございました。
2002.11.10.
わた雪さゆみ 記
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