Kousuke Ochi
越智 康介

Poisonous mushroom越智。
何といっても、おぼっちゃま。
闘争心だって才能だって院生諸兄の中でも、
抜きんでて持ち合わせていると思う。
勝つ事へのこだわりは人一倍で、努力もいっぱいしていると思うわ。
そして、実際彼は強いです。
院生2組下位から始めて、三ヶ月で一組3位。
塔矢アキラと同じ13才で、
プロ試験に合格してるのよね。
囲碁マニアな、企業家らしい祖父のバックアップで、
プロの指導碁も欠かすことがありません。
お金を掛けられる環境にいるのだから、
その恵まれた環境は充分活用すべきと思うのよね。
だってお金かけたからって、誰でも強くなれるわけじゃないもの。
最後はやはり、本人の努力と才能。
プロ試験にトップの成績で合格し、その後も連勝中。
アキラくんも、ちゃんと見ていてくれているのよ。
気にかけて、話し掛けるなんて
教え子の事は、気になるのね?
越智、それだけでもキミはラッキーだぞ。
同じおぼっちゃまでも、言葉遣いや態度などに
躾の厳しい塔矢家との違いがアリアリです。
教えを受ける者が教えてくれる人に
礼儀正しくするのは、当然の事なのさ〜。
アキラくんに「この三週間だけは、先生と呼んでもらおうか」
と言われてびびってるキミ。オコサマやね〜(笑)
今まで人からこんな風に、言われた事ないんだな?
アキラくんの家庭教師指導は、スパルタです。
うーーーっアキラセンセイ厳しいです。
ヒカ碁の登場人物達は、
みんなアキラくんのライバルに
なりたがっているのだけど(大人気だな…アキラくん)
越智も当然の事ながら、アキラくんには認めてもらえません。
(最初から問題外^^;)
直訴してもアキラくん天然なんで、気づいてくれないの…。
このあたりちょっと哀愁で、私は越智に同情しちゃう。
せつないものなんだよ…こういうのは…。
生来の気性と育ちのせいなのか、
年上にもナマイキな口、ききまくりの越智くん。
一番の被害者は伊角さんか…?
でも口が禍いして、伊角さんにも、ヒカルにも負けちゃったな。
負けた後の「おこもり」も越智の性格が
よく出ていて、面白いやっちゃ〜と思ったわ〜。
そして、越智康介最大の形容詞は、
「ただひとり塔矢アキラに、ファースト・ネームで呼ばれた少年」
キミだけなのよ〜。そんな栄誉を受けたのわ。
「康介君」ですってよ ! !(単行本11巻・第92局)
親しげじゃ〜ないの〜。もっとも、越智祖父に対してで、
本人に向かってじゃなかったつーのが、チト痛いですか?