3人目がやってきた!!
妊娠中に申し出ていた臍帯血の提供。無事にお産も済み、臍帯血も採取できた。その後どのような経過を取るかというと… まず採取された臍帯血に異常がないか検査をされたうえで一時凍結保存されます。産後3〜4日目に母体に異常がないか、血液検査が行われます。(検査項目は、肝炎やエイズなどの数種類の検査で、結果は希望すれば後日郵送されてきます。)それから産後1週間以内の赤ちゃんの様子を問診表に書きます。 約6ヵ月後、それまでの赤ちゃんやお母さんの異常がないかを問う問診表が郵送されてきます。この問診表によって異常がなければ、ようやく誰かの為に使われる、ということになるわけです。 もしも、何らかの事情で使うことが出来ないとしても、それはそのまま捨ててしまうのではなく、研究用に保存され、活用されるのです。 日本では1996年に国内初めての臍帯血移植が実施され、2001年度は1月末までに178件に及んだ。1999年に「日本臍帯血バンクネットワーク」が設立され、医師がインターネットで患者にあった臍帯血を簡単に検索できる仕組みになっている。 臍帯血移植の成功のかぎは出来るだけ患者の白血球の型に合った臍帯血を選ぶことだそうだ。現在ネットワークで公開されている臍帯血は7600本(2月中旬)。 出産という幸せな時に、母体や胎児に負担をかけずに得られる臍帯血。皆さんも幸せのおすそわけをしませんか? (一部東奥日報より抜粋) |