打撲

打撲とは? 症状は? 治療は? 応急手当 お家では?

打撲とは?

 転倒して打ったり、物に強くぶつけたりして皮下組織や皮膚などの軟部組織の損傷を打撲という。

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症状は?

 皮下出血、腫れ、痛みなど。
関節の部分では痛みなどの症状が強く現れやすい。通常痛みは長続きせず1週間以内に治まる。(肋骨の部分は呼吸の度に動くので打撲でも痛みが長引く)

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治療は?

 打ったところの安静を保つ。冷湿布などで痛みをとる。
痛みが長引くときは骨折や靭帯の損傷を伴っていることがあるので、レントゲンを必要とする。

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応急手当=RICE

 早く治すポイントは出来るだけ内出血をさせないで、腫れを抑えること。 このRICEという応急手当は打撲だけでなく、肉離れ、捻挫、骨折、脱臼などのスポーツ外傷に適応できる初期治療法です。どんな名医に見てもらうより、現場で直ちにRICEを行うほうが大切である。
RICEとは
REST(安静) 患部の安静を保つ。動かさない
ICE(氷冷) 徹底的に氷などで冷やし、出血や腫れを抑える
COMPRESSION(圧迫) 包帯などで圧迫し腫れを抑える。
ELEVATION(高く上げる) 患部を心臓より高くし、出血を抑える。
RICEの方法
打撲した部分にタオルをあて(皮膚の表面だけが冷えすぎるのを防ぐ)、その上からビニールに入れた氷(アイスノン)などをあてる。出来るだけ打撲した部分に密着させる。
1の上からややきつめに包帯などを巻き圧迫する。激しい痛みやしびれが現れた場合はきつすぎるのでまきなおす。
2の状態で心臓より高くし30分間そのままにする。次の20分間は包帯をほどき圧迫を解除する。
これを繰り返しながら病院に搬送もしくは救急車を要請する。

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お家では?

 骨折などを伴っていない場合は湿布をはって様子を見ていてかまわないと思います。いつまでも痛みがひかないときは念のため受診し、レントゲンを撮るとよいでしょう。

 打撲を負った当日は、血管が開くと内出血を助長(ひどくなる)するので、入浴は避けたほうがいいでしょう。
 1週間以上たってもしこりや内出血の後が残っているときは、吸収を早めるために温めるとよい。通常はほっておいても自然に治ります。

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