バクテリア増強法
バクテリアの増強法には既存のバクテリア群に従来難分解性と考えられていた有機化
合物を分解できる特に選別されたバクテリアを増強・補給する方法です。
問題点/解決 | お客様のメリット |
1.システムの立ち上げ 新設プラントの立ち上げ開始の場合も、 崩壊したプラントの再スタートの場合でも、 BIOロジックの微生物製剤を使用すれば、 通常4〜6週間かかる安定的運行が7〜10日 で出来ます。 |
●プラントを排水基準に適合させることが より迅速に出来ます。 ●既知の有効なバクテリアのバイオマスを 迅速に確立できます。このことにより、他のプラントから とった取った種付汚泥に含まれているかもしれない放線菌 や糸状菌等の好ましからざる微生物の種付を妨げます。 ●排水処理施設を、高負荷の排水をより迅速かつ完全に 処理できるようにすることにより、工場の生産効率を向上さ せます。 |
2.ショックからの回復 BIOロジックの微生物は、他のほとんどの菌より も負荷の変動に対し耐久力があります。これらの菌 の高増殖速度と特別な分解速度によりBIOロジックの バクテリアはショックの負荷のインパクトを和らげ通常運転 への復帰を早めます。 |
●多くの固有の微生物に有害なショック負荷の抑制的イン パクトに対し耐久性があります。 ●ショックからの回復を早めます。水処理用の培養微生物 は優れた運動性と分解能力のあるものを選別してある からです。それ故流入負荷の変動に対し迅速に対応す ることが出来ます。 ●難分解性の有機物の分解力を改善します。 ●全体的な反応時間を短縮します |
3.有機物除去効率の改善 バクテリアは、排水処理プラントのキーとなる触媒です。 どんな処理システムにおいても触媒が良ければ良いほど 処理効率は向上します。 BIOロジックの混合バクテリアはより優れた運動性と 分解能力のあるものを選別配合しており、油脂分・ フェノール・洗剤、その他の難分解性有機化合物などの 特定の有機廃棄物の分解用に調製されています。 |
●安定的で、高率な有機物除去。 バイオマスの反応力と操作性を改善します。 ●有効処理能力を増大させます。 ●エアレーションの最大活用(酸素摂取速度と効率) |
4.通過化合物の除去 特定のBIOロジックの培養微生物は排水処理プラント を通過する有機物を特有のバクテリア菌株で除去することが 出来ます。BIOロジックのバクテリアは複合有機物を より効率的に代謝しますので自然発生のバクテリアより 劣ったバクテリアでは除去できない化合物を除去することが 出来ます。 |
●難分解性の有機物(炭化水素・油脂分・溶剤・フェノール 等)のより効果的な処理をお約束いたします。 ●通常の処理では溶解できない特定物質(でんぷん・油分 等)を分解します。 ●排水の透明度と濁度を改善いたします。 ●継続的に流入する化合物の生物化学的処理ができます。 また自然発生のバクテリアを充分に増加させ易くします。 |
5.安定性の改善 BIOロジックの培養微生物は、排水のタイプに合せて 得に選択されていますので、さまざまな運転環境下でも 極めて安定しています。いったん安定化すればバクテリア は排水濃度や性質の変化に迅速に対応します。 |
●生物化学的な安定性に欠けることに伴うコスト(超過料 金・化学薬品・ポリマー・労働時間等)を削減します。 ●排水基準への適合をより容易にします。 |
6.沈降性の改善 バイオポリマーを生成するという特性の結果として、BIO ロジックのバクテリアは、フロック生成を改善し沈降速度を 速め大部分の場合に化学薬品やポリマーのような高価な 添加物の使用量を削減又は除去します。 |
●個液分離を高め、その結果排水の透明度及び濁度を 改善します。 ●科学的凝集剤や凝固剤への依存度を削減します。 ●汚泥齢/排水率のコントロールを容易にします。 ●MLSSと処理システムの処理能力のより容易なコン トロールが可能となります。 |
7.安定的な消化作用 BIOロジックの特定のバクテリア菌株によりアンモニア 性窒素の硝酸塩への転換が安定的に予定通り行われます。 他のバクテリアと異なりBIOロジックの培養微生物は 排水中の高濃度のアンモニアの処理に効果的です。 |
●自然発生の硝化菌は極めて育成が遅く、かつ次のよう な広い範囲の環境的ショックに敏感です。 −PHの変動 −有機物の高負荷 −低D.O −システムの流出 −温度の変化 ー毒性 ●BIOロジックの「ウオータートリート」は選択された 硝化菌が配合されており迅速にシステムにコロニーを 復元して安定的な硝化作用を維持します。 |
8.低温下での運用の改善 特別に培養されたBIOロジックのバクテリアは温度 変化に極めて耐久力があります。これらのバクテリアは 真冬でも最適の排水処理を行います。 |
●年間を通じての効率的な処理 ●低温下で従来必要とされていたコストの削減 |
9.発泡のの消滅 油分と界面活性剤の分解を促進することにより、BIOロジ ックのバクテリア処理法は界面活性剤の発泡、油分のエ マルジョン化及び放線菌による泡を消滅・除去することが出 来ます。 |
●泡処理に要する時間とコストの削減 ●放線菌や糸状菌抑制のための通常使用される塩素、 過酸化水素や消泡剤の必要量の削減 ●糸状菌類をやっつけて個液分離を改善し、MLSSの コントロールをより効果的にします。 ●発泡したものを改善するのではなく発泡の原因となる ものを攻撃します。 ●プラントのバイオマスに対する酸素の供給を最適にし ます。 ●排水の濁度の削減。 |
10.汚泥の削減 有機物の除去効率の改善と運用の柔軟性を増すことに より、改善される有機物量当りの汚泥量産出量は大幅 に削減されます。 |
●汚泥量が削減され汚泥処理のコスト、ポリマー、脱水、 運搬廃棄などが削減されます。 ●汚泥の堆積割合を削減することにより全体の処理能 力を拡大します。 ●汚泥処理装置の負荷を軽減します。 ●汚泥乾燥を改善します。 |