(消臭・洗浄用バイオ製剤)
バイオ酵素LPC・原液

容量 : 18,9リットル/缶

米国製(BIOロジック社)のバイオ酵素LPC原液は、バチルス系微生物を選定し、相乗的に配合
した製品です。これらの菌種は、芽胞状態に作られています。それそれの菌種は例えば獣脂、油
脂、たんぱく質、澱粉、糖類、セルロースなどの有機物をグリーストラップ等で迅速に生分解する
ように選択してあります。

バイオ酵素LPCは迅速な生物活性のニーズに応えて開発されました。この迅速な活性は、分解能
力を劇的に高めるために、酵素(リパーゼ・プロテアーゼ・セルラーゼ)を添加したことによるも
のです。
選択された菌と遊離酵素により、あらゆる有機物に2段攻撃をかけます。

用途: *洗濯の前処理剤      *有機質のひどい汚れ

    *表面の汚れ取り      *トラップ、配水管のメンテナンス

    *カーペットや織物の清掃  *厨房の清掃と消臭

消臭用バイオ製剤をベースに酵素を添加して油脂分解能力を高めた、濃縮型バイオ製剤です。 
酵素を添加することで

        ・酵素による素早い有機物の分解
        ・複合バクテリア(バチルス系)による有機物の分解2段構えで有機物を分解
         します。

用途:

 ・排水管内壁の油脂分の付着を抑制
 ・油汚れの洗浄
 ・悪臭の低減

特色:  *広範囲な環境耐応性    *強力、広範囲な有機物を分解

     3種類のバチルス菌による幅広い用途

     リパーゼ・プロテアーゼ・セルラーゼにより迅速に活性化されます。

物性:     外観       淡いアンバー色

          比重       1

          pH       7,5〜8,5

          最適pH      6,0〜9,5

           有効温度範囲   13〜45℃ 

           貯蔵安定性    1年

貯蔵・取扱上の注意

     貯蔵 乾燥した涼しい場所で保管して下さい

     取扱 過度の吸入をしないよう注意してください、取扱後はぬるま湯で石鹸を
   用いてよくてを洗ってください。

標準希釈: 10倍希釈で使用          

<バイオ製剤の事例−1>

     食品製造加工場グリーストラプでの、排水浄化処理実験

     主な製品:豆加工品

     目的: 原料である大豆を加工する過程で、煮豆を濾布でしぼる作業がおこなわれるが、

         この濾布を洗浄する際、高濃度の油分を含む排水が発生する。

     本件では、濾布洗浄排水にバイオ製剤を加えて、排水中の油脂分の処理効果を
     調べた。

試験方法:

1)濾布洗浄排水約80tをタンクに貯留する。

2)9:00〜14:30の間、5回に分けてバイオ酵素製剤を20ppm/日添加
  する。

3)3日間連続通気を行い、排水を採取・n−Hex値を測定する。

    結果:排水中のn−Hex値の変化を示す(下表・グラフ)

        実験開始後24時間で、n−Hex値は実験開始時の41%に減少、さらに66時 
        
間後には10%以下に減少した。

        経過時間     n−Hex(mg/L)

         0時間     123,0

        24時間      50,5

        66時間      10,5

上記テスト結果を得た事によりバイオ製剤の投入を運用開始後、排水処理プラントの排水量の増加
と改善が計られた。