自 由 市 場
巴里をナメきった女達……最初のお題がこれなんて強烈かしら?
1渡欧決定(00/04/07)
2.渡欧前日(00/04/12)
3.日本脱出(00/05/11)
4.長い昼(00/06/18)
5.第1日目〜地下鉄乗るまで〜(00/07/22)
6.近くて遠い凱旋門???(01/04/16)
7.街中が「PARIS」(01/05/19)
8.危機一髪?!(01/11/17)
1.渡欧決定 今まで海外には色々行った私が'96年に行く場所として選んだのはなんとパリでした。どっから見ても欧羅巴の雰囲気がまるで無い私がどうしてここにしたかというと、一緒に行くことにしたタニさん(仮名)と話しているうちになんとなく「ヨーロッパにしよう!」となったのです。ただ数カ所を回るには私の時間と予算がどうしても許さないので、タニさんには泣く泣く1都市に絞ってもらうことになり、そうなると食事がイマイチという話を聞いていたロンドンは却下となり、パリ1都市のみの旅行という事に落ちつきました。 所詮こんなもんです、私の苦労って。 |
2.渡欧前日 パリには7月11日に行く事になりました。これは私が月初から10日まで超忙しいのと、月末には早何度目かの某国家試験が控えていた為、どうしても11日から18日くらいまでしか日程が取れなかったためでした。会社のみんなには「試験前によく行く気になるよな〜っ!余裕ぢゃん。」と思いっきり嫌味を言われてしまいました。 今だに後遺症を引きずってます……。 それなのに超忙しいのに私は何を血迷ったか、10日に大好きな大江千里さんの大宮ソニックシティのコンサートに行くことにしてしまったんです。チケットが取れたという事もあるんですが、これもファンの弱いとこでございます。ところが10日に全部残った仕事を終わらせなければならないのと、10日は所得税や住民税納付とかや大きな支払いがあり、残務処理がてんこ盛りでありました。定時は5時なんですが、勿論余裕で仕事は終わりませんでした。山のような仕事に囲まれ私は半べそ状態で「千様〜っ!!!」と心の中で絶叫し黙々と片付けていきました。コンサートには30分遅れで行く事が出来ました。外では夏の雨が降っていました。
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3.日本脱出 出発の朝は前日の雨が嘘のようによく晴れました。スーツケースは重いけど足取りは軽く駅まで向かい、空港直行のバスに乗って到着まで爆睡してました。 トホホ… |
4.長い昼 ようやく10時間にわたる(私にとって)苦痛のフライト時間から開放され、仏国のシャルル・ド・ゴール空港に着きました。ほとんど寝ていないので頭の中はボ――――ッ、足はパンパンにむくんでいて最悪の状態の中、出国手続を済ませ空港の中心部に進んだのですが、「はぁぁぁぁ―――っ???」と驚いてしまいました! |
5.第2日目〜地下鉄乗るまで〜 一晩明けてホテルのカフェに朝食を取りにいきました。今回の旅行、食事はコンチネンタル形式の朝食だけはついていまして、ビンボーな私達にはとても助かりました。 朝食も終わりパリを探索しに出かける事としました。まずはホテルの近くにと地下鉄に乗り二つ先の駅にある凱旋門に行きました。外国人のパリ探索には一番地下鉄が便利でして、ツアー会社からは外国人旅行者専用の3日間有効の切符「フォーミュラー3」が渡されていました。地下鉄の切符ははどの切符も緑色が共通の色で意外とチャチな作り。裏側に磁気の読み取り部分が真ん中に棒状に貼りつけられている物です。4日目にカルネと呼ばれている回数券を買い余ったのをしばらく取っていましたが、あまりのチャチさに結局捨ててしまいました。(^^ゞ 無事改札を通り地下鉄に乗る事となったんですが、まず改札。 |
6.近くて遠い凱旋門??? ホテルの地下鉄最寄駅(1号線ポルトマイヨ駅)より2つ目の駅が凱旋門の最寄駅「シャルルドゴールエトワール駅」でした。まずは有名な凱旋門を見てみようと言う事になりました。駅を降り地上への階段を上ると車道の向こうには大きな凱旋門がででで〜ん!!!「ををを――――っ!!」と感動し、凱旋門のふもとまで行こうとしました。が、どう行っていいかさっぱり分からない! 落ち着いた私達は大工事中のノートルダム寺院へ行き、ステンドグラスの美しさに目を奪われました。 |
7.街中が「PARIS」 とにかく私達は4泊6日の短い間に色んな所へ行きまくりました。いつもは動き回るのが嫌いタニさんも、流石自分からパリに行きたいと言ったこともあって今回も私が考えたプランに素直に乗ってくれました。というか他力本願のタニさんと行くときはいつも私がプラン考えないと、何もしないで終わってしまう危険があるからですけどね…(~_~;) オペラ座にも行きましたよ。意外にもこれは街中にど〜んと建っていまして、外の階段では市井の人や観光客でごった返していました。ここは通常ステージリハがない時は中に入って観光できるのです。しかし私たちが行ったときは運悪くリハーサルの真っ最中。他の観光客とともに入り口にたち、残念に思いながら見ることの出来ない奥のステージのほうを見ていました。 最後の日にはクリニャンクールの蚤の市まで足を伸ばしました。キッチュなおみやげ物があったらいいなと地下鉄の終点にあるこの街まで行ったのはいいのですが、正直いい時間つぶしくらいにしかなりませんでした。東京上野の「アメ横」を彷彿させるものがありますが、パリの人達がやっている分ちょっと品はいいかなぁ? 私達の旅行には食事が朝しかついていなかったので、中日にはガイドブックを見て街中のお惣菜屋さんにも行きました。日本でも有名な「フォーション」は確かオペラ座の近くに本店があったはずだし、新宿小田急の地下にだけある「トロワグロ」もどこかにあるんじゃないかなぁ。 |
8.危機一髪?! ツアー開始後3日目のことでございました。 芸術の都パリに来たなら「ルーブル美術館」鑑賞は外せないでしょう!幸いにもタニさんは美術館めぐりが好きでしたし、私も素晴らしい芸術を見るのはとても興味がありました。ということで3日目は美術館めぐりと相成りました。 この時タニさんと私は何故か離れて歩いていました。多分私が先に行ってここが入口で合っているのかどうかを事前に調べようかと思って先を歩いていたのでしょう。 私の後ろからぜーぜーしたタニさんが追いついてきました。 げげげ―――――――っ!!!???( ̄□ ̄|||) 後日キシダさんに話を聞いたら、パリ祭に来た観光客めあてなのか、大陸内だからなのか国際都市だからかいろんな人種が来ていて、物乞いするヒッピーなんかも普段から結構いるそうです。確かに別の日に地下鉄乗ったときにも、ヒッピーの子供たちがカンパを募っていて、怖かった思いをしたことがありました。で、私が突き飛ばさず逃げ出したのは一番いい方法だったとも言われました。もし突き飛ばしていたりしたら人権尊重する国柄もめごとになったかもよって。 実は2人の女の子は私のところへ来る前に、タニさんところへ行ったらしいのです。が、体格がよろしいタニさんをみてかなわないと思ったのか諦めて、体の小さい私に寄って来たんではなかろうかと言ってました。 しかしお財布が無事でよかったよ〜ん(^▽^;) |