記事タイトル:各外来担当先生方へ 


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お名前: 赤真秀人   
田中栄一先生、有り難うございました。

事務にも確認しましたが、ピンクカルテの件など、大きな誤りは無さそうです。ただ、当
センター(当大学病院本院に準じて)での自費診療では15割負担(プラス消費税)で
す。たとえば、1000点の場合、保険診療で患者3割負担なら自己支払額は3000円
ですみますが、自費診療なら15750円になります。

ピロリ菌の件に限らず、自費診療になりそうだが、どうすればよいのか良くわからない場
合は、事務(関根さんなど)に相談して下さい。
[2002年8月24日 8時21分53秒]

お名前: 鈴木由貴栄   
 ありがとうございました。ではピロリ陽性でどうしても除菌してくださいという患者さ
んには10割負担であることを説明した上で新しいカルテを作成しなくてはいけないという
ことですね。わかりました。
[2002年8月23日 20時49分19秒]

お名前: 田中 栄一   
現在の、消化器学会・ヘリコバクター学会のコンセンサスとしては、
ピロリ菌陽性というだけでは、除菌の適応にはなりません。なぜなら、まだ、ピロリ菌陽
性というだけで除菌をすることが、本当に患者のためになることがどうかのevidenceがな
いからです。

ほとんどの除菌を希望される患者さん(カメラはどうしてもやりたくないが、除菌して欲
しい)は、通常の外来診察時に、申し出があると思います。

潰瘍未確認ないし潰瘍のない場合は、ピロリ菌抗体が陽性だからといって除菌を希望され
ても、除菌にかかる薬代は全て自費(患者さんの10割負担)になり、除菌の薬の処方はピ
ンクの新たなカルテに記載する必要があります。

ただし、過去に胃カメラを行い明らかな潰瘍の既往のあった場合も、常識的には、まず、
除菌の前に、現在の食道・胃・十二指腸の状態を胃カメラできちんと確認しておく必要が
あると思います。

もちろん、カメラで潰瘍の存在が確認されたピロリ菌陽性症例の除菌は保険診療可能で
す。
[2002年8月23日 0時17分43秒]

お名前: 赤真秀人   
前の書き込みの一部を訂正しました。

鈴木先生:私が現在、理解するところでは、なので正しいのかは今後、確認しますが、

保険診療と自費診療との混合診療が禁止されている以上、潰瘍未確認ないし潰瘍のない
患者さんがピロリ菌陽性だからといってその除菌を希望される場合、診察代、検査代、処
方せん代など、すべて自費になるのではないでしょうか? ただ、通常の保険診察時に一
般採血などを検査すれば、その採血に関しては、保険診療でまかなえそうです。除菌のた
めの自費診療時には、ピンクの新たなカルテを作成する必要があると思います。

もちろん、潰瘍の存在するピロリ菌陽性症例は保険診療可でしょう。

田中栄一先生、どうなのでしょうか? 教えて下さい。
[2002年8月22日 11時28分28秒]

お名前: 赤真秀人   
鈴木先生:私が現在、理解するところでは、なので正しいのかは今後、確認しますが、

保険診療と自費診療との混合診療が禁止されている以上、潰瘍未確認ないし潰瘍のない患
者さんが除菌を希望される場合、診察代、検査代、処方せん代など、すべて自費になるの
ではないでしょうか? ただ、通常の保険診察時に一般採血などを検査すれば、保険診療
でまかなえそうです。自費診療のためには、ピンクの新たなカルテを作成する必要がある
と思います。
もちろん、潰瘍の存在する症例は保険診療可です。

田中栄一先生、どうなのでしょうか?
[2002年8月22日 11時23分28秒]

お名前: 鈴木由貴栄   
 除菌は自費診療というのは保険適応ではないということですか?保険は使えるんですよ
ね。ただ薬代は自分持ちですよという意味ですよね。当たり前のことかと思ったのです
が、ちょっと不安になったので申し訳ありませんが確認させてください。
[2002年8月20日 23時25分35秒]

お名前: 田中 栄一   
追記

Hp抗体陽性者で 、
胃潰瘍・十二指腸潰瘍がない または 検査をしてなくて分からない、にも関わらず、
患者さん本人の強い希望で、除菌をして欲しいという患者さんがおられましたら、

除菌 は、各主治医の判断にお任せいたしますが、経費は自費診療となりますので、御注意
ください。
[2002年8月5日 19時54分29秒]

お名前: 田中 栄一   
追記

前記した内容などから、出来るだけ、外来の担当先生が、胃カメラの必要性をお話しし、
ピロリ菌専用の内視鏡依頼用紙に、記載お願いいたします。

 整形外科の先生方で、上部内視鏡検査をすすめる上で、患者さんがもう少し詳しい話を聞
きたいとの申し出があった場合は、内科医師へ回して下さい。
この場合は、すみませんが、お話いただいた 内科医師が、ピロリ菌専用の内視鏡依頼用紙
の記載・感染症の採血チェックをお願いいたします。

検査依頼時に、過去6か月以内に感染症のチェックがなければ、HBs-Ag, HCV-Ab, ワ氏の
採血を必ず取って下さい。
[2002年8月5日 19時51分9秒]

お名前: 田中 栄一   
各外来担当先生方へ

ピロリ菌(Hp菌)の内視鏡予約では、お世話になっております。

ピロリ菌抗体が陽性であっても、外来ですぐに除菌治療を行うのでなく、
出来るだけ、現在の胃の状態をまず、胃カメラにて確認してから、
除菌すべきかどうかを決定する。という方針でお願いします。

現在の、消化器学会・ヘリコバクター学会のコンセンサスとしては、
ピロリ菌陽性というだけでは、除菌の適応にはなりません。

現在の除菌の適応は、Hp陽性でかつ、1. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍のある場合、2. 低悪性度
胃MALT lymphomaで、その他の疾患では、現在、適応か否か検討中であります。

また、Hp陽性で 胃潰瘍・十二指腸潰瘍のあっても、NSAIDs内服者の場合は、除菌すべき
かどうか一定の見解は得られていません。

よって、Hp陽性であれば、まず、現在の胃の状態をきちんとチェックする必要があり、除
菌すべきかどうかは、その所見で決定されるわけです。

胃ガンの発生者はHp陽性がほとんどであるというエビデンスがでてきています。(Hp陽性
であれば皆、胃ガンになるというわけでありません。60歳以上の日本人の約半数が Hp陽性
といわれていますから。)

と、いうことで、Hp抗体陽性であれば、胃腸の自覚症状がなくても、胃カメラを勧めるの
は当然のことと考えていただいても差し支えありません。

Hp抗体陰性であっても、以前お話したように、約10%に偽陰性がありますので、本当にHp
がいないかどうかを検査する目的と、健診の目的も兼ねて、胃カメラを勧めて頂きたいと
思います。

医者の話し方でひとつで、患者さんがカメラをするかどうか、かなり影響されると思いま
すので、是非、胃カメラを勧める方向でお願いいたします。





       先日の医局会でも話しましたように、第4回J-ARAMIS調査にて、ヘリコバクター・
ピロリ菌
       (Hp)抗体測定を希望されました患者さんの各カルテに結果の報告書を挟みますの
で、添付
       の報告用紙を、患者さんにお渡し下さい。

       各先生方には、当センターにて、RAにおけるHpの関わりを調査するにあたり、Hp抗
体の結
       果の陽性・陰性に関わらず、青山病院での上部内視鏡検査をおすすめ頂ければ幸い
です。

       整形外科の先生方で、上部内視鏡検査をすすめる上で、患者さんがもう少し詳しい
話を聞
       きたいとの申し出がございましたら、内科医師へ回していただいても構いません。

       専用の内視鏡依頼用紙を用意していますので、看護婦さんへ問い合わせ下さい。

       お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

       この件に関する問い合わせは、田中(栄)まで(不在時は、山中Dr, 中島亜Dr)お
願いい
       たします。


                                  平成14年7月 J-
ARAMIS委員会
[2002年8月5日 19時41分53秒]

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