記事タイトル:透析RA患者の薬物治療 


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お名前: 梶山浩   
ちなみに
Drug Prescribing in Renal Failureには
透析中の患者さんには1/2 doseでとあります。
しかし、寺井先生の御指摘のとおりやはり危険
であり、使用は可能な限りさける方が良さそうです。
[2002年3月28日 23時2分33秒]

お名前: 梶山 浩   
以前、MTXで治療されていたRAの透析症例(60代くらいの男性)
のその後を前橋済生会病院の恩師にききました。その後、その症例では
やはり、何か副作用がでて、MTXが中止になったそうです。また、
透析中のRAでMTXをした症例はその施設ではなく、前医で使っていたとし
ても、原則禁忌として中止するとのことです。

現在、さらに日本腎臓学会承認サイトや群馬大学第3内科のメ−リングリストで、透析
中のRAの治療経験について質問してみています。resがあればまたお知らせいたします。
[2002年3月28日 15時47分15秒]

お名前: 寺井千尋   
Severe methotrexate intoxication in a haemodialysis patient treated for 
rheumatoid arthritis.
Nephrol Dial Transplant. 2001 May;16(5):1087. No abstract available.
                              PMID: 11328935 [PubMed - indexed for MEDLINE]
MTXは100%腎排泄性で、24時間で完全に血中より消失します(細胞内には少し残っている
でしょうが)。Tmax 1hr, T1/2 2hrという薬物ですので、透析後に投与し、次の透析まで
そのままというのは極めて危険と考えます。
以下の文献を
Severe pancytopenia caused by a single administration of low dose methotrexate in 
a patient undergoing hemodialysis.
J Rheumatol. 1999 Jun;26(6):1424-5. No abstract available.
                              PMID: 10381078 [PubMed - indexed for MEDLINE]
[2002年3月28日 15時15分32秒]

お名前: 陳 じ仰   
わかりました。
どうもありがとうございました!!
[2002年3月28日 9時29分10秒]

お名前: 梶山浩   
陳先生、私の書き方が不十分で申し訳ありません。

週3回透析のRA患者さんで、MTX 1.25mg/w-透析後
投与という意味です。

ちなみに

維持透析患者さんはほとんどが週3回の透析で,
時々週2回の透析患者がいて,週1回の透析患者
さんはほとんどいないのではないでしょうか。
というより私は週1回透析の患者さんは見たこと
がありません。

COX-2 inhibitorに関しては経験がありません。
[2002年3月27日 0時33分16秒]

お名前: 陳 じ仰   
また二つの問題があります。
1、週三回透析のRA患者に対して、MTXの投与法はどうですか?
2、透析患者にCOX−2消炎鎮痛剤のほうは副作用が少ないですか?
宜しくお願い致します。
[2002年3月26日 18時20分30秒]

お名前: 谷口敦夫   
私の外来に通ってこられるRAの方で一人透析の方がいます。PSL10mgでfollowしておりま
す。
[2002年3月23日 14時9分52秒]

お名前: 梶山 浩   
私は、透析患者さんのRAを2~3例見たことがありますが、
確かいずれもMTX+PSLか、PSLのみの治療であったと思います。
MTXは腎排泄であり、骨髄抑制に十分注意しながら、週に一度
透析後に1.25mgの内服で副作用も無くうまくコントロールでき
ていたと思います。

その他のDMARDは Dpcは1/3 dose、steroidは減量必要なし
である様です。

薬剤は血中では蛋白に結合する場合があるため、透析性
があるかどうかは血中タンパクとの結合の強さで決まります。
あまり血中で蛋白に結合しないで存在する薬剤は透析されやすい
ですが、ほとんどが蛋白に結合して存在する場合は透析されず、
むしろ血中半減期がのび、血中濃度が高くなります。必ずしも透析
されて血中濃度が下がるとは限りません。

私は透析患者さんへの薬剤投与に関しては

Drug Prescribing in Renal Failure
-Dosing Guidelines for Adults 4th edition Benett
George R.Aronoff M.D.

を愛用しています。AMAZON DOTCOMで購入できます。
NSAIDS各種に関してもdose reductionすべきか,どのような
タイミングで投与すべきか、の参考になります。
[2002年3月22日 23時33分38秒]

お名前: 陳 じ仰   
皆さんに教えて頂きたいことがあります。
私の一人のRA患者は関節炎が発病する前にずっと透析治療を受けました。私はRAの治療に対
して色々な薬を出してみましたが、なんか症状改善はあまり認められませんでした。透析で薬物
の血中濃度が低くなると思っていますが、薬の用量を増やすぎるとまた副作用が心配します。こ
の患者に対して皆さん何かご経験およびご意見があれば、是非教えて下さい。宜しくお願い致し
ます。
[2002年3月22日 17時35分38秒]

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