東京女子医科大学病院では総合外来棟がオープンする、それにともなって
電子カルテが導入されるのはご存知だと思いますが、
それ以外にも大きな変化がありそうです。(我々のセンターは学校法人に
属していますが、東京女子医科大学病院には属していないので直接の
影響はありませんが、知っておかなければならないことだと思います。)
まず、6月から包括医療が導入されます。一疾患について、どのように治療しても
同じ料金しか払われないらしいです。これまでは、検査をすればするほど収入
があったのが、全く逆になると言う事でしょうか?
また、さらい年度の研修必修化にともなって、臨床教授の称号が外の病院の
指導医に与えられるそうです。大学病院では研修医の数がかなり減る可能性が
あります。
また、改革案が練られていて、講座の主任教授とは別に、診療部長は5年の任期制
という案が出されました。
また、病院長は選任で、診療は行わない事になりそうです。医療安全についても
色々の対策が練られています。これらの改革案はホームページで職員に公開される
そうです。
医療経済的には東京女子医科大学だけでなく、どこも厳しい状況が続いている
ようです。これだけ日本の経済が悪いのですから、医療へもその影響が
及ぶのは当然だとは思いますが、かなりの覚悟が必要のようです。
[2003年2月14日 19時29分23秒]