記事タイトル:Cox2選択阻害薬の有用性 |
以前聞いた話から 1.COX-2選択阻害薬では重症消化管出血は減少するが、低用量アスピリン併用でこの効果は 消失する。 2.COX-2選択阻害薬 は血栓形成をむしろ促進する 3.COX-2選択阻害薬 は一部の癌やアルツハイマー病に適応あり? 4.腎障害による浮腫は COX-2選択阻害薬でもおこる。[2001年7月24日 20時39分15秒]
もう読まれたかもしれませんが、4月号のランセットにNSAID and selective COX-2 inhibitors: competition between gastroprotection and cardioprotection という論文をみつけました。Celecoxib を代表とするCOX-2選択阻害薬は、胃穿孔、消化管出血 などのriskを50%以上減少させることができる。一方、非選択のNaproxan などは、血小板凝集 抑制作用があるので、狭心症などのriskを減らすことができるので血管系のriskがある患者さ んには、選択性がないほうがよいかもしれない、さらにその場合必ずしもアスピリンの投与がい らないかも?しれない、書いてありました つまり、何が何でもCOX-2選択阻害薬がよいというのはどうか?という内容でした。いくつかの 製薬会社が喜びそうな話ですね?みなさんのご意見はいかがですか?[2001年7月24日 20時22分53秒]