記事タイトル:medicinaの座談会 |
仕掛け人としてひと言。 一般内科医にとってためになる座談会は、きちんとした研修を受けて、実地医療をこなし ているドクターの言葉です。上野先生は米国、大西先生は天理よろず病院、桃井先生は 虎の門病院で研修を受けたリウマチ医です。彼らの言葉はその意味で大変貴重でした。 私の出る幕は余りなかったのですが、医局の先生方のご意見をお待ちします。[2001年3月19日 15時11分21秒]
3月号のmedicinaはRAの特集です。座談会「内科臨床におけるリウマチの見方」での 上野先生の意見は賛否はあると思いますが、いずれにせよ参考になるものでした。 1.関節液検査は1滴でも有効である。 2.朝のこわばり持続時間が2時間以上あれば99%RAである。 3.(診断は)問診で80%、 診察所見で90-95%、 血液検査で自分の診断を確認する。 4.RAに関しては、癌におけるような早期診断・早期治療というのはあまり 影響しないのではないか。 5.薬剤療法の基本は、同じような効果であれば古いものから使うことである。 当然、賛否があると思いますし、この特集自体がRAの専門医を対象にかかれたもの ではなく、一般内科のなかのRAとして組まれたものと思うので、そのあたりを考慮 しないといけないわけですが、私にとっては忘れていたものを思い出した、 あるいは始めて聞いて、なるほどと思った点も多い座談会ででした。[2001年3月19日 14時24分9秒]