記事タイトル:介護保険とマッサージ同意書 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: 谷口敦夫   
最近私のところに東京マッサージ連合会に所属するマッサージ師さんから診療のための同
意書作成依頼が届きました。多分、これを書くことで保険が通るのでしょう。発端は介護
保険です。あるRA患者さんの介護保険の診断書で訪問リハビリが必要、と記入したら、
マッサージ師さんが行ったので、このようなことになったのでしょう。
私はマッサージやカイロや鍼灸などのいわゆる保険診療以外の人による医療行為に対し
て、診断書や同意書を出すことはしていません。以前、整形の先生から、過剰のマッサー
ジを受けて骨折する人もいることを聞いていますし、なにか事故があったときに、同意書
を作成した医師の責任も問われかねないからです。しかし、今回は介護保険に関すること
であったので、やむなく作成しました。介護保険という公のシステムのなかに、このよう
な形で、民間療法が入り込んでくることを役所の方では黙認しているのでしょうか?RAの
リハビリはマッサージとは明らかに一線を画するべきものです。筋肉をもんでもらって、
ああ気持ちよかった、では近所のおっさんでもできるからです (私でもできる)。介護保
険のあり方に疑問を感じた一瞬でした。
ちなみに、こういう団体は政治献金もけっこうやっていると聞いたことがあります。小泉
首相の構造改革もこういう点までは踏み込まないようですね。
[2001年12月18日 22時23分42秒]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL
※ 書き込みはご自分がいれた改行+カラム端でも自動改行されます。

半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る