記事タイトル:仙腸関節の画像診断 |
4項目の具体的な読み方はどのように勉強したら良いでしょう。[2002年6月26日 11時32分5秒]
関節の何を見るのかを議論すべきだと思います。 先日のOMERACT会議の席上で、RAのMRI画像に関する標準化の議論の中で、骨びらんの golden standardはCTであると言う意見が優勢でした。 今後RA関節炎のMRIはSynovitis,Bone erosion,deficit,edemaの4項目で評価されること になります。仙腸関節炎でこの所見のどれを読むのかによってMRI,CT.PlainXPの得手不 得手が明確になると思います。[2002年6月26日 8時25分17秒]
仙腸関節の画像はCTかMRIか 先日の新宿リウマチで仙腸関節の病変の診断について、CTとMRIでどちらが良いかというこ とがちょっとだけ話題になりました。私は知識を持ちあわせていなかったので、調べてみ ました。 1.ASの診断でMRIのほうがCTよりも良い、という報告がある。とくに早期の診断。 2.MRとCTであまりかわらない、と言う報告もある。 3.CTですら、その有用性ははっきりしていない、との記載もある。CTよりもきちんと撮影 したplain filmの方が良い、との意見もある。 4.MRがCTよりも優れている点は、軟骨病変を直接に見ることができる、bone marrow edema の検出、骨びらんを検出しやすい、などである。 少なくとも、仙腸関節の画像でCTの方がMRIよりも優れているのだということはないようで すが、MR画像がきちんと軟骨や骨髄の所見をとらえている程度の画質である必要はありそ うです。[2002年6月25日 21時14分2秒]