記事タイトル:ステロイドの量と入院 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: 鎌谷直之   
古谷先生、中島先生ありがとうございました。
私も個人的にはステロイドの量による退院制限はあまり
根拠が無いと思います。

しかし、日本の状況を打ち破ることができるような証拠を
集める必要があると思います。
[2002年1月10日 20時53分31秒]

お名前: 古谷   
NIHの友人に聞いてみました。アメリカでは腎生検やパルス療法も外来でやることが多く、ステ
ロイドの減量のため?入院していることはないようです。当然家に帰れば特に主婦の場合は、安
静は困難であり、入院はいいことなのかもしれません。ただ、ウイルスやMRSAに感染のリスク
が病院の方が多いかも?しれないとも思います。以下、原文です。
Most
hospitals in the U.S. will perform kidney biopsies as an outpatient
procedure usually via ultrasound.  At NIH we like to keep them overnight
following the procedure and perform it using CT.  We rarely keep patients in
the hospital to administer and adjust steroids.  When we admit patients to
the hospital it is usually because of a serious complication from the
underlying disease...e.g., nephritis, pulmonary manifestations, etc...
Consequently, we then will administer steroids and when stable send them
home, often on doses of 1mg/kg then taper as an outpatient with frequent
follow-ups.  If the patient has active disease but not organ/life
threatening we will bolus 1g medrol as an outpatient with taper and follow
as an outpatient.
[2002年1月10日 17時41分47秒]

お名前: 中島 洋   
プレドニゾロン30 mg/day以上で退院すると危険か。この問題については、いろいろな要素が介
入し、単純にプレドニゾロン量のみによる比較では全く意味がないと思う。
年齢、体重、基礎疾患、臨床経過、体液性および細胞性免疫能、併用薬、退院後の生活状況など
が考慮されるべき点であると思われる。実際には、これらの項目を点数化し、異なるプレドニゾ
ロン量で退院した群での経過を比較検討すれば何らかの結果は出るかもしれない。しかし、ちょ
っと考えただけでも複雑で極まりない。はたしてこのような調査をした結果があるのか?(検索
しましたが当然なし)。
結局、若くて、体格がよく、臨床経過が良好で、免疫能が保たれていれば、必ずしも30 mg/day
には拘らなくていいのでは?、じゃあ、何mg/dayで退院可能なの?と聞かれれば、
40mg/day?、35 mg/day?、32.5 mg/day?、ベット回転にも係わってくる重大な問題で、活発
な議論を求む(統計と運用のテーマと同様)。
ちなみに、カリニ肺炎はステロイドの減量中に発症し易いですが、バクタの予防投与により最近
ではでほとんどみられなくなりました。
[2002年1月7日 22時51分13秒]

お名前: 鎌谷直之   
現在日本ではプレドニゾロン換算で30 mg/day以上は入院治療
が原則のようですが、海外ではどうだか調べてもらえませんか。

また、その根拠について証拠があるかを調べてもらえませんか。
[2002年1月6日 17時38分0秒]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL
※ 書き込みはご自分がいれた改行+カラム端でも自動改行されます。

半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る