記事タイトル:ACRで他の国のDRと会って?  


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お名前: 古谷   
若い女性にCPA投与時にNIHで使用する薬剤はLeuplinでした。LH-RH誘導体です。日本では使用
は困難と思われます。しかし以下の記載(最近の論文からコピー)のようにCPAは若い女性には
いろいろ大変ですね。

The gonadal toxicity of cyclophosphamide is well known. In patients with lupus 
nephritis, premature ovarian failure (POF) was reported in half of all treated 
women after cyclophosphamide pulse therapy, affecting 100% of those older than 
30 y, about 50% of the patients
[2002年11月14日 10時55分8秒]

お名前: 古谷   
アメリカで臨床をされている日本人の先生に伺いました
アメリカの医療のよい点
リウマチ膠原病領域では、アメリカの方が薬の選択肢が多い。RAに対する抗マラリア剤、TNF製
剤などが日本では使えなかったり、承認が遅れているので不便に感じる。

日本の医療のよい点
入院費用が安いのですぐ入院が可能でさらに長期入院がOK、検査もアメリカでは保険会社が認め
ないような特殊検査(たとえばMRIとかMRAとか高い検査)が医師の判断で頻回に保険診療のもと
に可能である。

ステロイドの件
高容量のステロイド投与時にカナダも入院してない。いままで入院していたほうが安全かそれと
も外来でもOKか?の検討はないと思われる。このような臨床研究をやれるのは日本のみであろ
う。北米では全身状態が悪化してICUに入ることはあるが、膠原病のステロイド投与減量目的に
入院することがないので、このような比較検討はできない。
抗結核剤の件
TNF療法中に抗結核剤の予防的併用は、一般的には行なっていない。しかし、リスクが高い症例
ではやってるかも?? 詳細?
[2002年11月12日 20時44分28秒]

お名前: 谷口敦夫   
ありがとうございました。メスナの機序はどういうものなのでしょうか?メスナを使う
と膀胱癌の発生が防げるのでしょうか?
[2002年11月10日 11時47分30秒]

お名前: 古谷   
解毒薬で出血性膀胱炎の発現抑制に使われます。先日青山でもエンドキサンパルスで前回出血性
膀胱炎のあった患者さんに使用し抑制効果がありました。
[2002年11月9日 14時58分3秒]

お名前: 谷口敦夫   
メスナって何ですか?
[2002年11月7日 22時28分20秒]

お名前: 古谷   
鎌谷先生
国によってどうなのか?ちょっと訊いてみます。
[2002年11月7日 21時40分46秒]

お名前: 鎌谷直之   
古谷先生、貴重な情報をありがとうございます。

エンドキサンには?を併用はメスナじゃない?

我々の医局はもっと国際的になるべきだと思いませんか?
[2002年11月7日 13時37分16秒]

お名前: 赤真秀人   
古谷先生:来週、酔っ払う前に、覚えていたら、是非、

1)INHやST合剤などを併用しているか(併用することが多いか,まれか)、

2)日本の医療が米国より優れていると感じられる点、を尋ねてみて下さると幸いです。
[2002年11月7日 12時55分27秒]

お名前: 古谷   
ACRではNIHのDRやフランスのDRとも話す機会がありました。意見として参考になると思いまし
たので書かせていただきます。
パリで主に日本人相手に診療されているO先生(日本人 横須賀海軍病院→Yale→パリ)
ステロイドパルスもPSL60mg/dayも外来でやる。若い女性のRAで活動性のある場合は、DMARDS
と共にPSLを20-30mg程度使って治療している。MTXは8mg/Wはいくら日本人でも少ないので
は?ヨーロッパではレミケードを使っている患者さんのほうが多い、確かによく効く
NIH 臨床部門の中堅(もともとはハンガリー人 今はアメリカ人 医局ならで立石先生クラス
か?)もちろんステロイドパルスもPSL60mg/dayも外来でやる。エンドキサンパルスも20-30才
の女性でもやる(なんか?を併用する 後日調べて書きます)。RAにはMTXがfirst choice 日
本は上限が8mg/W?? アメリカは7.5mg/Wから開始して25mgぐらいまで漸増するョ。

もちろんこれらは断片的な話しで、実際人種やお国の事情にもよるとは思いますが、日本で今信
じてやっている治療(たとえばPSLを35mg/日程度まで入院していたほうが安全?MTXは
second or third)などが本当に世界的なスタンダードなのか?本当はもっと早く返してもリス
クは変わらないのか?本当はactiveな若いRAでは最初からMTXのほうがその後の予後がよいので
は?)考えさせられました。やはりいままでやってきた方法が本当によいのか?再考することも
必要では?と思いました。
来週日本を飛び出してアメリカで医者をやっているDRs2人(VISA更新のため一時帰国中)と飲む
予定なのでいろいろネタをし入れてきます。

追伸 さっきPSLの減量予定を自分で計算しお正月までには帰りたいと訴えたSLEの患者さんと
話したのでちょっと書かせていただきました。
古谷
[2002年11月7日 10時41分53秒]

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