Palindromic な関節炎で発症するRAがありますが、このような症例も含んで
1/3であれば、そんなものかな、とも思います。しかし、発症後１年以上経過したPR
の1/3が他の疾患に移行するとはどうも信じがたい気がします。
次回のJ-ARAMISでPRを全て登録しては如何でしょうか？

[2000年12月1日 16時7分54秒]

以前はPalindromicの50%がいずれはRAになると言われていたと思う。
5年で20%という論文もあった。やはり、どれくらい長く見るかは
重要な因子では？

[2000年12月1日 10時7分18秒]

あくまで私の印象ですが（つまり非科学的といわれても仕方ない）、
1/3近くがRAになるというのは多すぎると思います。もっとも、私の多くの症例は
6.6年も経過を追っていないからかもしれません。

あと、私の記憶では私の男性患者でRAに移行した例はいません。

[2000年11月29日 22時31分26秒]

J Rheumatol 1999 Mar;26(3):540-5
Prognostic factors for the development of rheumatoid arthritis and other
 connective tissue diseases in patients with palindromic rheumatism.
PMID: 10090159, UI: 99188545 
retrospective cohort study,criteriaを満たしたPR127例についてRA発症にかかわる要因
を検討。
1986-1996にrheumatologistにreferrされた4900患者のうち、PRと診断されたのは160例。
観察期間6.6年で、1/3がRA+他のCTD発症（ほとんどRA）
PRの患者で一度に１ヶ所の罹患58％、2-4カ所42％、５ヶ所以上1例
RA他のCTD発症に関するリスクはRF+（OR2.9）, PIP（2.4）,Wristの罹患（2.5）、女性
（2.2）、年齢（1.03）
female, hand involvement,RF+を持つ中からCTD発症は68％で8.0倍
関節炎の頻度や長さは関係なし

先生方の印象はいかがでしょうか？

[2000年11月28日 18時56分32秒]