青山勤務に加え、ACRの口演の準備もあり、忙しいですが、なんとか時間をみつけて解析したい
と思っております。J-ARAMISのときは、ご協力ありがとうございました。

[2002年9月12日 12時0分2秒]

個々のDrの経験による医学（Experienced based medicine）も大切ですが、当センター
にて各Drが経験した症例を多数例で解析した結果が知りたいのです。
前にも書きましたが、古谷先生のJ-ARAMISデータの解析を期待しています。

[2002年9月11日 23時34分28秒]

個々のDrの経験による医学（Experienced based medicine）も大切ですが、当センター
にて各Drが経験した症例を多数例で解析した結果が知りたいのです。
前にも書きましたが、古谷先生のJ-ARAMISデータの解析を期待しています。

[2002年9月11日 23時32分50秒]

あと、肝機能障害について。

RAと同様に、なのかは？ですが、PMRで血清ALP上昇は時に見られます。4ー5人に１人ぐ
らいかと思います。たぶんトランスアミナーゼ異常の経験はありません。

[2002年9月11日 6時7分49秒]

１）CRPについて。血沈値が正常（基準範囲内）のPMRに遭遇したことはありませんが、
CRPが0.3mg/dlぐらいで、ESR20程の例の経験があります。ESRにとらわれ過ぎないよう
にしています。たぶんCRP正常、ESR正常のPMRもあるものと思っています。

２）PMR、RS3PE syndrome, そして場合によっては高齢発症RAの3疾患について、これら
の疾患が類似しているとしか考えられない症例が時にある、というのが私の印象です。

先日、外勤先で、６７歳女性がCRP＋＋、全身？の痛み、未治療で紹介されてきました。ま
ずは上記3疾患を疑いましたが、今一つ、いずれもしっくりしないと感じていました。
すると１週後に高熱、貧血進行、腎機能悪化で再診されました。神経障害はありません。
すぐ入院していただきましたが、PNのようです。classical かmicroscopicかはまだ不明
です。新鮮なPN例を久しぶりに経験し、多少の驚きとともに、身を引き締めました。偉そ
うなことは言えないのですが、皆さんも気をつけましょう。

３）PMRでステロイドをoffにできた症例はたしか２例経験があります。しかし、その中の
１例では１年後ぐらいにステロイド少量ですが再開になっています。ほとんどの症例では
offにできません。以前も話題になったかもしれませんが、教科書などにおける約半数の症
例でoff可能、との記載は本邦においては誤りなのではないか、と感じています。

[2002年9月11日 6時3分5秒]

みなさんは、PMRでステロイドが中止できた症例の経験をお持ちですか？実は私はないので
す。もっとも、途中の転勤などの影響もあるかもしれません。
いま、牛久でPSLを週に1mgに減量できているPMRの患者さんがいます。どの程度中止できる
か、あるいは治癒率についての。記述は残念ながらありませんでした。
ところで、PMRとRS3PEは最近の文献では同じ病態の異なる表現ではないか、といする報告
が多いようですよね。PMRの関節炎はaxial、RS3PEはperipheralと割り切れないのかもしれ
ません。私はまだ両者の鑑別が難しい例を経験していません。ただ、RS3PEの患者さんが最
近、上肢の筋肉痛を訴えているのに気づきました。

[2002年9月10日 22時30分52秒]

一過性黒内障（amaurosis fugax、方眼性の突然の視力障害で、2~10分で 回復する) 
 黒内障amaurosis 通常外見上，眼に異常がみられないのに，盲である状態を黒内障と呼ん
だ．現在，黒 内障と呼ばれているものは，一過性黒内障amaurosis fugax，レーベル先天
黒内障 Leber's congential amaurosis，黒内障性白痴amaurotic idiocy，ヒステリー性黒
内 障hysterical amaurosisなどがある． 
 脳血栓（内頚動脈）、片頭痛等でも起こるようです。、以上、Internetから引用。訂正追
加などありましたらお願いします。

[2002年9月10日 22時26分14秒]

CRPについて何か記載ありましたか？
ESRよりも、診断、再燃につきsensitiveなindicatorである。IL-6もactive diseaseの
sensitive indicatorである。との。記載がありました。ちなみに肝機能の軽度異常が1/3
に見られるそうですが、そうですか？そうでもないように思いますが。

[2002年9月9日 20時52分5秒]

私はCRPは炎症全般の指標、MMP-3を関節の炎症(軟骨破壊と滑膜増殖)の指標
としてよく使っていますが、steroid内服でも上昇すると、どこかで読んだの
で、MMP-3の値の変化の評価には注意するようにしてます。

また、R3PEとPMRは高齢者に急激に発症するもので、PMRは近位関節の滑膜炎、RS3PE
は末梢関節の滑膜炎が起こる類縁疾患というイメージを持っていますがどうで
しょうか？

[2002年9月8日 13時1分47秒]

血清MMP-3はPMR全例で高値だったとする報告が最近ありました。
PMRにも軽度の関節炎はあるようですのでそれだけ血清MMP-3がsensitiveなのか、それと
も滑膜以外にoriginがあるのか、と思いました。

PMRの関節炎についてどなたかreviewしていただけませんか？
古谷先生、J-ARAMISで集めたデータの解析はどうなっていますか？

[2002年9月6日 8時50分5秒]

amaurosis fugaxとは何ですか？

CRPも極めて上昇するでしょう。

[2002年9月6日 8時28分24秒]

谷口先生：

１）CRPについて何か記載ありましたか？

２）MMP-3が上昇することが少なくない、と聞いたので、臨床的には活動性滑膜炎のない
比較的落ち着いているPMR症例で測定したところ、高値でした。ちょっとですが、びっくり
しました。

[2002年9月6日 7時0分31秒]

PMRand GCA N Eng J Med 2002;347:261

PMRは1888年に最初に報告されたときはsenile rheumatic goutと言われていた。50歳以上
の100,000人に17.8人のincidence(ミネソタ）、スカンジナビアではもっと多い。女性の方
が２倍多い。
PMRの20%にGCA、GCAの40％にPMR。PMRw/oGCAでも側頭動脈にサイトカインの産生があり、
subclinical vasculitisの存在が示唆される。


HealeyによるPMR 診断基準 1984
・neck,shoulder,,pelvic girdleのうち２ヶ所に少なくとも１ヶ月以上続く痛み
・１時間以上続く朝のこわばり
・20mg/day以下のPSLに迅速に反応する。
・筋骨格系の症状が生じる他の原因がない
・50歳以上
・ESR 40mm以上

PMRの臨床
・neck,肩甲帯、骨盤帯に30分以上のこわばりが生じ、ESR40以上がPMRを強く示唆する。
・肩の痛みがもっとも多い57-90%、首、骨盤の頻度は肩より少ない50-70%。
・四肢遠位の症状：非対称性関節炎（膝、手首）、手根管症候群、手・足の背側のpitting 
edema

GCAの臨床
・2/3に頭痛、５０％に全身症状、50%にjaw claudication
・組織所見上、GCAの50%ではgiant cellがない。　
・恒久的視力障害20%
・a shade covering one eyeに続いて完全失明になる。一方の眼が冒されたら、１−２週
以内にもう一方もやられる。いったん失明になると回復しない。amaurosis fugaxも44%に
みられ、眼症状として重要。
・胸部大動脈瘤が１７倍起こりやすい。

検査所見
・7-20%がESR正常、したがってESR正常はPMR/GACを除外しない。
　　　
治療
・２−３日で改善がなければ診断を疑う。同量を２−４週続けたあと、１−２週で10%まで
の減量。
・30-50%が最初の２年で増悪、ESR増加のみではPSL増量はしない。
・通常は１−２年の治療期間を要する。しかし、数年にわたり低用量のPSLを要する症例も
ある。
・PSL減量を目的にMTXが使われることもある。　　

鑑別診断
・RA、RS3PE、elderly SLE(pleuritis,pericarditis,WBC・PLT減少)、PM、late-onset 
spondlarthropathy、FM、bacterial endocartditis、癌（腎、卵巣、胃、myeloma）、
・典型的なPMRでは癌や感染についてのsearchは必要ではない。

[2002年9月5日 19時36分38秒]