記事タイトル：痛風研修会に参加して |
今も進行中の私たちのロサルタンとアムロジピンのrandomized controlled studyで、 アムロジピンでも血清尿酸値が少し下がっています。本人の見えない努力もあるのでしょうが、 筋原性高尿酸血症を改善しているのかも知れません。[2001年9月28日 8時10分8秒]
梶山です。 痛風研修会での講議の中で、鳥取大学 の久留一郎先生の話に出てきた、筋由来 の尿酸の話が勉強になりました。 インスリン抵抗性があると、筋内で嫌気性 代謝が亢進し、ヒポキサンチンが増え、筋原性 高尿酸血症となる。 高血圧の人で、運動後に筋肉内のヒポキ サンチンが高くなる人がいて、この人た ちは運動後の血圧上昇が、ヒポキサンチン が高くならない人に比べ大きい。 高血圧の患者さんの筋内ヒポキサンチンを αblocker,αβblocker,ACEI,長時間作用型Ca-antagonist の降圧剤はさげ、実際血清尿酸値も下げる。 （AT�⊆�容体拮抗薬は筋内ヒポキサンチンを逆にあげていた！） とのことでした。 筋肉内で起こる嫌気性代謝は、何がトリガーなのでしょう？ 運動後の血圧の上昇と関係があるとすると、筋肉内の血行動態 でしょうか？ 筋肉量が多い人程、運動により尿酸が高くなりやすいのでしょうか？[2001年9月25日 23時5分9秒]