記事タイトル:新聞広告で治験? 


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お名前: 鎌谷直之   
我々が不満を表明したのではなく、向こうから面会を
求めてきたので、反対の意見を表明しただけです。
[2001年2月27日 16時14分37秒]

お名前: 赤真秀人   
私も第一製薬の広告を見て、同じ事を感じていました。さらに治験可能な地域も明記しており、
良い事だと思いました。ただ昨日の外資系A社の肺炎の治験広告にも、「治験参加前に現在の
かかりつけの医師および治験を担当する医師とよくご相談いただきます」はありませんでした。

また、わたしの知る限り、いまのところ、謝礼を払うことを広告に記載しているものは
ありません。一般の患者さんは、謝礼のことを知っているのかどうか、ちょっと興味が
あります。
[2001年2月26日 12時51分50秒]

お名前: 山中 寿   
2月25日付けの新聞に第一製薬の脳梗塞後遺症の薬の治験広告が出ていました。
その紙面には「治験参加前に現在のかかりつけの医師および治験を担当する医師と
よくご相談いただきます」と明記されています。これなら良いのです。
富山化学・エーザイの治験にはこの意識が欠けています。たまたま紙面にでなかった
のではなく欠損していたのです。
[2001年2月26日 10時46分5秒]

お名前: 山中 寿   
治験外来とか治験相談窓口のようなものが作れればよいのですが、マンパワーが足りません。
[2001年2月23日 18時27分47秒]

お名前: 山中 寿   
本日までのところ、医療機関で不満を表明したのは当センターだけのようです。
[2001年2月23日 18時26分26秒]

お名前: 谷口敦夫   
私は患者/医師の間に製薬会社が入り込んで、治験受け入れ先の病院を勝手に製薬会社が
指示するという方針には製薬会社の態度としては問題があると思います。
なかなか良くならないRAの患者さんが近所の人から聞いて違う病院に行ってみよう、とい
うのはよくある話ですが、今回は治験の話ですから、これと同じではいかがなものか。
治験であるからこそ「担当医師に相談のうえ」、というのが大事と思います。
[2001年2月22日 12時27分21秒]

お名前: 山中 寿   
本日、朝日新聞に掲載されていました。それを見た患者から、「リウマチにすごく効く薬
ができたと大きく宣伝されていた。かかっているところには内緒で出来るそうですね。
もっとも私は先生に相談しますけれど」と言っていました。
あの広告にはどこにもそんな事書いていません。情報の伝達とはそんな性格のものです。
富山化学の株価を上げる効果があるかもしれませんね。結構、そのあたりが本当の意図
だったりして・・・
[2001年2月21日 14時27分27秒]

お名前: 鎌谷直之   
私の外来でも二人、広告の治験の事を聞かれました。

治験薬剤の開発として、医師が積極的に治験をやりたい薬と、やりたくない薬が
あると思います。

実際にやりたくない薬は、開発断念されるべきものと思いますがいかがですか。

これまでは、そこで新薬開発のバイアスがあったのに、新聞広告では医師の意志
にかかわらず製薬会社から患者をあてがわれるわけです。

そのような問題があると思うのですが。
[2001年2月21日 9時43分59秒]

お名前: 谷口敦夫   
本日、私の外来で患者さん1名が新聞に治験の話が出ていたが、と言われました。
別に治験に申し込みたい、との希望があったわけではないようですが。
[2001年2月20日 21時33分4秒]

お名前: 鈴木 貴博   
リターンを入れ忘れ,読みにくくて申し訳ありません,
[2001年2月20日 19時0分7秒]

お名前: 鈴木 貴博   
川崎病院ではT614の二重盲検試験を行っています.この御時世もさることながら,なかなか対象患者がみつからない理由として,鎌谷先生の御指摘のようにSASPとの比較のため,これまでSASPを投与した患者は除外されることがあり,会社としても苦肉の策の様です.ちなみに今回は2回目で,前回は全国紙プラス地方紙で1面全面広告で7000万円かけたが思った程の効果はなし.私のところ(正確には私と松岡先生)に2人来ただけ,内1人は松岡先生の患者で最終的には行いませんでした.現在1人実施中ですが幸いなことに副作用は出ていません.センターのとき本薬物の治験に関与したことがありますが,その時の印象も含めると切れ味の良い有用な薬と思います.センターからの患者が来たら報告します.
[2001年2月20日 18時56分38秒]

お名前: 鈴木 貴博   
川崎病院ではT614の二重盲検試験を行っています.この御時世もさることながら,なかなか対象患者がみつからない理由として,鎌谷先生の御指摘のようにSASPとの比較のため,これまでSASPを投与した患者は除外されることがあり,会社としても苦肉の策の様です.ちなみに今回は2回目で,前回は全国紙プラス地方紙で1面全面広告で7000万円かけたが思った程の効果はなし.私のところ(正確には私と松岡先生)に2人来ただけ,内1人は松岡先生の患者で最終的には行いませんでした.現在1人実施中ですが幸いなことに副作用は出ていません.センターのとき本薬物の治験に関与したことがありますが,その時の印象も含めると切れ味の良い有用な薬と思います.センターからの患者が来たら報告します.
[2001年2月20日 18時55分46秒]

お名前: 赤真秀人   
治験患者募集のための新聞広告は、今まで私は、うつ、帯状疱疹、肺炎、脳梗塞後遺症でみた
記憶があります。2・19(月)の朝刊を見て、ついにRAでもやるのだなと思いました。

「患者さんが治験にエントリーするかどうかは患者さんと主治医の相談と判断の上で決める
べきで、製薬会社が決めるべきものではないと考えます。また、患者さんの受診施設も
製薬会社が指示すべきものはないと思います。」という、鎌谷先生の意見に基本的には
賛成ですが、最終的には主治医に黙って患者が決定するのもやむをえないことと考えます。

また、製薬企業が自前の病院を一般人にはわからないようにうまく作って、そこでしか治験
をできないようにする可能性も皆無ではないはずです。このことを製薬企業の人に言うと
みな、そんなことはありえないと回答しますが、私は100%は信用していません。
体細胞クローン人間だって、いつ誕生するのかわからないのが現状なのですから。

結局、患者が主治医よりも製薬会社担当者の方を信用するのであれば、致し方なく、私たちは
そうならないように日々、さらに診療では努力しなくてはならないのでしょう。

PS;読売新聞には載っていましたが、朝日新聞にはありませんでした。毎日、日経、
サンケイ、東京などすべてに載せる必要はないでしょうが、どうせ募集すると決めたなら、
2大新聞ぐらいには出したらいいのではないでしょうか。同日の、大手外資系製薬企業の
肺炎での募集は読売、朝日とも載せていました。資金力の差でしょうか? 

また、読売新聞購読者は保守的だと仮定するとですが、Tー614は、ジャイアンツファン、
自民党支持者(を夫にもつ)のRA患者を集めるstudyになりかねません。その後にランダム化
するからよいのかもしれませんが、何かしらの不必要なバイアスが発生する可能性は否定
できないと思います。この意見も、あまり賛同は得られていませんが・・・・。
[2001年2月20日 17時44分31秒]

お名前: 山中 寿   
富山化学には、当センターの患者から連絡があった場合には主治医の了解をとっている
ことを確認するよう申し入れました。前回の広告時には2,000名の患者さんから電話問い
合わせがあり、最終的に80名がエントリーしたとのことです。また、当センターの患者
さんでエントリーした人はいなかったとのことでした。
[2001年2月19日 20時53分43秒]

お名前: 鎌谷直之   
現在、富山化学とエーザイがT-614という抗リウマチ薬の治験を目的に新聞広告をはでに行っています。
皆さんの外来でも患者さんから問い合わせがあると思いますのでそれについて必要な知識を紹介します。
この薬剤は、長く治験が行われている薬剤ですが、登録者が伸び悩み、やむなく製薬会社が新聞広告を行っているようです。

T-614のphase IIでは投与した患者の3割に肝障害を生じ、200人中1例は骨髄障害でWBC 900となりステロイドで救命したようです。

この治験の目的は、T-614がサラゾピリン(MTXではなく)より20%以上劣っていない(すぐれているではなく)ことを証明するためのものです。

広告をみて電話した患者は、製薬会社の指名した人(医師ではない)の判断で、どこの病院に行くか指示されるようです。

参考までに、私は、患者さんが治験にエントリーするかどうかは患者さんと主治医の相談と判断の上で決めるべきで、製薬会社が決めるべきものではないと考えます。また、患者さんの受診施設も製薬会社が指示すべきものはないと思います。

なお、我々の施設ではT-614の治験をやっていません。T-614の治験のために他の施設に移りたいとの患者さんの申し出があったときには上の情報を元に判断するのが良いと思います。
[2001年2月19日 20時39分36秒]

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