記事タイトル:日本人間ドック学会 


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お名前: 山中 寿   
日本人間ドック学会という学会からランチョンセミナーの演者に呼ばれましたので、
ちょっと参加してきましたが、なかなか面白い話題がありました。

関西医大 高橋伯夫教授 
高感度CRP測定による、ごくわずかのCRPが心不全、冠動脈疾患、血管炎を予知する因子と
して重要である。このCRPは、アスピリン、抗生物質、スタチン、AT2阻害薬で低下し、エ
ストロゲン、経口避妊薬で上昇する。
*****膠原病関連でなにかできませんかね。

熊本大学 松田一郎 名誉教授
単一遺伝子疾患・多遺伝子疾患で扱いは異なること、研究における遺伝子検査と臨床にお
ける遺伝子検査とはギャップがあることの理解が不十分である。
遺伝子検査の問題点
1.将来を予知する検査である
2.検査結果は患者のみならず血縁者にも影響する
3.結果が差別や不利益に結びつく可能性がある
***** 2.は我々ももっと認識する必要があります。

北海道大学 玉木長良
Fluorodeoxyglucoseを用いたPET (Positive emission tomography)で悪性腫瘍のスクリー
ニングができる。自費で行っている某ドックで極めて高精度に癌を発見している(1.21
%)。ちなみに一般のガン検診では0.05-0.15%であるという。

脳機能研究所 武者利光
一般の脳波計で得られるニューロンからの微小電位のゆらぎを解析することにより、アル
ツハイマーが早期診断できる。
[2001年9月2日 14時6分50秒]

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