記事タイトル:医療事故中間報告 


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お名前: 谷口敦夫   
勝又先生へ:お調べいただき、ありがとうございました。
[2002年8月26日 13時59分0秒]

お名前: 山中 寿   
強ミノによる意識消失はアナフィラキシーショックであると記載しているものもあり、
強ミノを長期投与している慢性肝炎患者では起こらないのかもしれません。
私が経験した例は、蕁麻疹患者で意識消失は1分以内に自然軽快しましたのでアナフィ
ラキシーショックとは考えにくいと思います。
頻度や機序を調べてみます。またお知らせします。
[2002年8月24日 11時48分33秒]

お名前: 鈴木由貴栄   
 消化器病センターでは強ミノを40〜80mlくらい研修医が何十人と毎日ivしてますけど、
(私もローテーターで回ったときやりましたが)意識消失した方はみませんでしたねえ。私な
んか22Gでさして思いっきり強くシリンジを押してivしていたから、何もなくてよかったな
あ、と思いました。
[2002年8月23日 20時43分26秒]

お名前: 山中 寿   
強ミノを急速に静注すると一過性の意識消失を起こす事があります。機序ははっきり知
りませんが知る人ぞ知る、それなりに知られた事実のようです。
[2002年8月22日 19時25分38秒]

お名前: 鎌谷直之   
某病院で点滴速度が速すぎて二人無くなったという記事が出ていました。

外来ではリメタゾン、パルクスなどの点滴をしばしば行いますが、これは
点滴速度、静注速度により危険はあるでしょうか。

またレミケードは急速に点滴するとどの程度危険でしょうか。
[2002年8月22日 15時56分44秒]

お名前: 赤真秀人   
>熊本大で医療ミスを犯した会見がありましたが、私は大変立派な態度だと思いました。
>ミスをおかして申し訳ない。患者さん、家族にはお気の毒としか言い様がない。今後
>こういうことの無いように努力したい、と会見していました。こういうのを
>accountabilityというのだと納得しました。

以前、accountability と responsibility の違いについて、本で読んだことがあります。
その違いについては、良くは理解できなかったのですが、熊本大学の場合、
accountabilityを全うした(しつうある)、と言うことなのでしょうか。
[2002年8月22日 11時42分29秒]

お名前: 勝又康弘   
第5回 社会保障審議会医療分科会議事録での女子医大の発言によると,「外部評価委員
会の委員の選び方は、弁護士関係と検事関係、特に医療事故に経験のあられる方。医療倫
理、今回の問題もかなり医療倫理、医師・患者関係も含めて非常に問題が大きいというこ
とで、医療倫理の専門家、ジャーナリストとしては、主に医療問題を取り扱っておられる
方ということで、間接的にご推薦をお願いしまして、直接存じあげる方はほとんどおりま
せんが、ここに書かれている4名の方にお願いしています。」とのことで,私が調べたと
ころでは,各委員の経歴は下記のようです.

坂上正道氏:現人間総合科学大学長北里大学名誉教授/元病院長/病院倫理委員会委員,前
日本医師会副会長, 日本新生児未熟児学会名誉会員、日本新生児学会名誉会員、日本小児
科学会名誉会員, 慶應義塾大学医学部卒.主な著書に『生命的尊厳』『在宅ケアとリビン
グ・ウィル』『人間性の医学』.

飯田英男:前福岡高等検察庁検事長.著書に『刑事医療過誤』.

川端和治:第二東京弁護士会所属.日本弁護士連合会前副会長・法科大学院問題特命嘱
託.

高田和男:日本テレビ放送網株式会社編制本部報道局解説室.「民放唯一の医療記者」. 
著書に『最前線のがん治療』.
[2002年8月19日 15時46分36秒]

お名前: 山中 寿   
我々は、1)リスクを限りなくゼロに近づける努力と、2)高度な技術を現実に応用す
る努力、のふたつが求められています。

この二つは多くの場合逆の方向を向いており、共に実現するのは容易ではありません。
これは何も医療の世界に限ったことではなく、いろんな産業界でも当てはまることで
しょう。交通業界然り、食品業界然り、ただし政治は別物ですが・・・

今までは、1)は当然のこととして軽視されてきた観が否めませんが、情報が隠ぺいで
きない世の中になって1)の問題がクローズアップされてきたのでしょう。現在の社会
は2)より、1)を求めているようにも思えます。それは大多数の人には1)で十分と
いう背景もあるかもしれません。

これから我々が考えなければならないことは、2)を使って1)を実現する、という戦
略です。
すなわち、「最新の知識や技術をリスク低減に応用する」ことは多くの人に歓迎される
方向性だと思います。テーラーメイド医療は実にこの具現化の一手段だと思いますが、
如何でしょう。
[2002年8月17日 10時47分3秒]

お名前: 鎌谷直之   
「私はミスを犯さない」というひとと、「私はミスを犯すかも知れない」という人がいる
とすると、当然前者が勝つのが現在の日本社会でしょう。

しかし、本当のことを言うと、前者はうそを、後者は本当のことを言っているのです。そ
れでは、本当は何を基準に判断すべきかというと、どちらがミスを犯す確率が低いかの問
題です。しかし、我々は確率を考える習慣ができていない。確率を考えない医療はウソを
前提とした医療にならざるを得ないというのが私の考えです。
[2002年8月17日 9時42分23秒]

お名前: 鎌谷直之   
中間報告の文面を読むと、いちいちもっともなことだと思います。
かなりボリュームのある内容なので、少しずつ読んでいます。

リスクマネージメントが機能していなかったことが何回も指摘されています。

医療事故を防止するためには、「人は間違いを犯す」という前提に立って医療事故を公表
し、原因を究明することが大切。と指摘されています。自分のミス、他人のミス、自分の
ミスのシミュレーションから学ぶところは大きいと思います。

自分はミスを犯さないというのは傲慢な態度であり、ミスの可能性を認めることが、それ
を減らす努力の前提になるということだと思います。実際に、医療保険に加入していない
人ほど、重大医療ミスを起こしやすいという統計があるそうです。

今日、熊本大で医療ミスを犯した会見がありましたが、私は大変立派な態度だと思いまし
た。ミスをおかして申し訳ない。患者さん、家族にはお気の毒としか言い様がない。今後
こういうことの無いように努力したい、と会見していました。こういうのを
accountabilityというのだと納得しました。

中間報告では主任教授の今井教授のパターナリズムが何回か非難されていました。古いタ
イプの教授にはこういう人が多いように思います。自分の治療法、手術に間違いはないと
いう確信があったのでしょうか。

現在の日本の医学医療には旧時代的な所がたくさん残っています。客観的に言って女子医
大はむしろそれが少ないところと言ってよいでしょう。それは内部結束ができにくいから
です。

我々は是非、フリーな討論をこころがけるようにしましょう。この掲示板もできるだけ多
くの人の意見が聞けると良いと思います。
[2002年8月17日 9時35分40秒]

お名前: 谷口敦夫   
事故後に設置された大学の「調査委員会」についても「改ざんを知っていながら解明を
怠った」とされた。報告書は「隠ぺい的体質は循環器小児外科にとどまらず、病院全体の
問題として検討する必要がある」と結論づけた。(毎日新聞yahooより)は、間違いではあ
りませんが、報告書は学内調査委員会の公正、誠実な対応も評価しています。
[2002年8月16日 16時32分50秒]

お名前: 山中 寿   
訂正します。東京女子医大が公開したものを他のサイトがリンクしていたようです。患者
家族がこの件に関して守秘義務違反だと抗議したとつい先ほど報道されました。
[2002年8月16日 13時37分43秒]

お名前: 山中 寿   
このPDAは東京女子医大のホームページだけでなく一般に公開されていてyahooなどから
もアクセスできます。内容は極めて厳しく、個人の性格的欠陥(?)を追及するような表
現が随所に見受けられます。ここまで言えるのか、との疑問は残ります。
[2002年8月16日 13時24分48秒]

お名前: 谷口敦夫   
女子医大のホームページに医療事故の中間報告が掲載されています。外部の調査期間によ
る評価とのことです。マスコミでは女子医大に隠ぺい体質があった、との見出しのようで
すが、別にそのことだけを言っているわけではなく、参考になることもあると思います。
評価委員の方がどういう職業の方なのかがすべて掲載されているとよいと思いました。
[2002年8月16日 12時57分41秒]

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