記事タイトル:完全ヒトがた抗TNF抗体 


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お名前: 山中 寿   
標的分子の機能を抑制する方法として抗体や融合蛋白などの高分子製剤の開発が盛んで
す。しかし、分子制御のためにはこれらが唯一の戦略ではなく、むしろ有効な低分子化
合物を開発するまでの過渡期的手段と考えるほうが妥当かも知れません。

抗体を治療に使うメリットとデメリットを今からよく考えておく必要があります。
それも、患者・医師・企業の各々の立場から。これら三者の利益はいつも一致するとは
限りません。
[2003年1月12日 16時43分54秒]

お名前: 勝又康弘    URL
 「抗体医薬」の初の国産品を目指し、製薬会社やバイオ関連企業の競争が本格化して
いる。化合物を使う従来の医薬品と違い、たんぱく質の機能を応用した新しいタイプの
医薬品で、市場拡大をにらみ、他業種からの参入も見込まれている。 
 米国では抗がん剤など11品目が販売され、120品目以上で臨床試験が進む。日本
では六つの外国品が販売されており、十数社が計約30品目の開発に着手。中外製薬、
協和発酵、キリンビールが先行しているといわれる。
 薬事法の改正で製薬会社は医薬品を自社生産しなくてもよくなる。バイオ医薬品の生
産技術を持つ旭化成は、製販分離が可能になるとみられる05年ごろから、抗体医薬の
臨床試験薬の受託生産を事業化する方針。他の化学や繊維メーカーなども参入を予定し
ている。
 抗体医薬の国内市場は現在の数千億円規模から10年には1兆2000億円に膨らむ
との見方がある。特殊製法のために割高になりがちな製造コストをいかに抑えるかも課
題になりそうだ。 (朝日新聞記事より抜粋)
[2003年1月12日 1時37分24秒]

お名前: 山中 寿   
AdalimmubではなくAdalimumabです。開発名D2E7。
アダリムマブと日本語では書いていますが、昨年のACRでは「これを正確に発音できる人
は世界に3人しかいない」などと言う演者がいました。いずれにしても舌を噛みそうな
名前です。

米国FDAが2002年12月31日に承認しました。
日本では北陸製薬が中心になって治験を準備中とのことですが、私が知るかぎり当セン
ターには話は来ていません。

興味のある方は、J.Rheumatol 2002;29(11):2288-98をご覧下さい。
[2003年1月11日 10時31分44秒]

お名前: 鎌谷直之   
完全ヒト型抗TNFalpha抗体が米国で認可されそうです。

名前はadalimmub。隔週の皮下注射のようです。アボット社のようで、日本では北陸製薬
-エーザイ?

http://arthritis.miningco.com/library/weekly/aa062402a.htm
[2003年1月11日 10時10分39秒]

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