記事タイトル:腎不全で使える薬 


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お名前: 谷口敦夫   
「服薬中に妊娠した場合はあきらかに催奇性が証明されたもの以外、妊娠の継続をすす
 めています。」とのことですが、なかなか難しい問題だと思います。私自身は服薬中の妊
娠がわかった時点で出来るだけ早く産科Drの受診を勧め、妊娠の継続についても相談する
ようにしています。
[2002年7月25日 22時57分41秒]

お名前: 原まさ子   
どの程度のものかわかりませんが、神奈川県病院薬剤師会の発行している妊婦と乳幼児の
服薬指導の冊子について、朝日新聞に記事がありました。素人向けのようですが、取り寄
せてみます。私自身はRAの妊婦あるいは妊娠を希望する場合にはPSLを基本にしていま
す。明らかに人で催奇性や安全性がはっきり証明されているものは少ないことを理由に。
逆に服薬中に妊娠した場合はあきらかに催奇性が証明されたもの以外、妊娠の継続をすす
めています。
[2002年7月25日 17時40分9秒]

お名前: 赤真秀人    
赤真先生、村島先生を疑うわけではないのですが、村島先生の
根拠は何でしょうか。もし、その種本があればそれを見つけて下さい。

今回のステロイドのことに関しては、村島先生は全く関係ありません。
私が村島先生に尋ねるのは、例えばですが次のような場合です。

1)WegenerとBehcetを併発している30歳女性(夫妻)が妊娠を強く希望しているが、どう相談
に乗るべきか? 今一つ疾患活動性も抑えきれていないし、いろいろ薬も使っていることだ
が・・・。

2)45歳RAの初妊婦がいるのだが、7ヶ月目ぐらいからRA活動性がなぜか高まってきた。ステロ
イドのみで治療しているが、増量すべきなのか? 何か原因があるのか? 帝王切開など早く考
えるべきか? 一体、誰にコンサルトすれば母体、胎児にとってもっとも良いと思われるのか?
 などです。

私のところにいきなり質問してくるドクターも、それなりに調べたがわからないので、という場
合が多いです。村島先生は、信用に足る文献があれば、それにのっとり答えてくれます。適切な
文献がなければ、自らの経験などに基づき、一つの考え方を教えてくれます。どちらにしても、
あくまで解答ではなく、回答して下さるわけです。
[2002年7月25日 17時8分18秒]

お名前: 古谷   
参考になりました。ありがとうございました。
[2002年7月23日 9時45分31秒]

お名前: 古谷   
参考になりました。ありがとうございました。
[2002年7月23日 9時45分29秒]

お名前: 梶山   
白鷺病院のページに関しては、参考文献は日本語文献+MEDLINEで検
索したもののみですが、カバーしている薬剤の種類が多く、例えば
DMARDに関してはD-pcとMTXをのぞいたほぼすべてのものについて、
pharmacokineticsや透析性、副作用について詳細に書かれています。
妊娠に関しての記載はありません。透析患者における投与量の所で
は、medlineからひいた海外論文のみならず、日本人で検討したもの
と思われる日本語論文を情報のsourceとしていて、現在日本語で利用
できる日本人の為のdatabaseとしては,まずまず使えるものでは無い
かなと思われます。

また、腎不全時の薬剤使用で大事なのは、いかに患者一人一人の腎機能を正
確に判断するかということだと思います。最近ある文献に、感染で入院した
高齢者の腎機能をCockroft Gaultの式で、(血清Crと年令と体重でCcrを概算する方法)
評価し、抗生剤のdosing errorを調査したところ、34%がdoseing errorであったというの
がありました。
また、RA患者の腎機能を筋肉量に左右されずに判断する手段として、新潟大学の中野
先生は血清cystatin cを提唱しておられます。ただ、これもsteroid内服中は血中cystatin 
c濃度が高くなるなどの変動があり、それが本当に有用なのかはもう少し証拠が必要な様で
す。
[2002年7月22日 23時15分54秒]

お名前: 鎌谷直之   
NSAIDを妊娠末期に使えない理由は催奇性より
動脈管の閉鎖ですか?

我々が日常的に使う薬剤について妊娠中、腎不全、肝障害などでの
使用のガイドラインはできませんか。

アルファロール、bisphosphonateなどはどうですか。
[2002年7月22日 18時57分58秒]

お名前: 鎌谷直之   
白鷺病院のホームページは薬剤師の方が運営されているようですね。
当然のことながら、これを元に事故が起きても責任を持ちません、と
書いてあります。

梶山先生、このホームページの信頼性について評価して下さい。

赤真先生、村島先生を疑うわけではないのですが、村島先生の
根拠は何でしょうか。もし、その種本があればそれを見つけて下さい。
[2002年7月22日 18時54分33秒]

お名前: 梶山   
白鷺病院の件は、パスワードが発行される訳ではなく
ただURLを教えていただけるだけのようです。がちがち
のsecurityでは無い様です。
[2002年7月22日 18時23分21秒]

お名前: 山中 寿   
谷口先生が書かれている腎不全時のallopurinol投与量は、細谷先生の提唱ではなく
SimmondsやHandeの提唱したものです。
Cameron JS, Simmonds HA. Use and abuse of allopurinol. Br Med J (Clin Res Ed). 
1987 Jun 13;294(6586):1504-5. 
Hande KR, Noone RM, Stone WJ. Severe allopurinol toxicity. Description and 
guidelines for prevention in patients with renal insufficiency.  Am J Med. 1984 
Jan;76(1):47-56.
[2002年7月22日 12時55分39秒]

お名前: 梶山   
関西の白鷺病院には
関西腎と薬剤研究会があって
白鷺病院の薬剤部のホームページには
腎不全時の薬剤使用についてalphabet
順に、詳細に各薬剤についての解説が
載っています。会員制ですが,あら
かじめメールを送りパスワードを取得
すれば無料で有用な情報が得られると
思います。

http://www.shirasagi-hp.or.jp/pharma/index.htm

また,塚本雄介先生が管理されている腎臓学会承認ネット
腎臓ネットがあり、掲示板に質問すると、複数の腎臓専門医
の意見を聞くことができます。

http://www.jinzou.net/
[2002年7月21日 23時57分25秒]

お名前: 赤真秀人   
妊娠中にはプレドニン以外はできるだけ使わないようにしています。ところで
プレドニンは妊娠でもOKにせよ、デカドロンやメドロールもOKですか?

以前、メドロールもヒト妊娠中に安全とされているかを調べたことがありますが、私が渉
猟した限りハッキリと記載されたものはありませんでした。多分、安全なのだとは思いま
す。デカドロンは一般に胎盤で代謝されにくいため、胎児に移行しやすいとされていま
す。よって逆に、このことを利用して、確か胎児の未熟肺の成熟化を促すこともあるよう
に記憶しています。   

通常はプレドニゾロンを使用するのが良いと思います。

ちなみに、私は膠原病関連疾患と妊娠/出産に関し、わからない時(多くは見知らぬドク
ターからいきなり聞かれて困ることが多い)、国立生育(成育?)医療センターの村島温
子先生にメールで尋ねています。順大の膠原病内科のご出身で、私は村島先生と面識はな
いのですが、いつも丁寧にメールでですが返答して下さいます。

村島先生のことを、岡本完先生はよく御存知ですか?
[2002年7月21日 8時57分36秒]

お名前: 谷口敦夫   
慈恵医大の細谷先生のグループは以下のように提唱しています。ご参考までに。
腎障害時のアロプリノールの投与量の目安
50<Ccr:100〜300mg/日、30<Ccr≦50:100mg/日、30≦Ccr:50mg/日
血液透析施行例:透析終了時に100mg以下
腹膜透析施行例:50mg/日
大野岩男:腎障害を合併する痛風・高尿酸血症に対する治療 高尿酸血症と痛風 9:35-
39,2001
[2002年7月20日 19時17分38秒]

お名前: 谷口敦夫   
女子医大産婦人科で出産した患者さんがバファリン81を服用して授乳していました。患者
さんの話によると、この量では児に影響ない、といわれたそうです。医師間で確認したよ
うな気もしますが、ちょっとはっきりしません。
[2002年7月20日 19時9分50秒]

お名前: 谷口敦夫   
1996年にACRのガイドラインがでています。それによるとFDAの定義ではNSAIDはBで3rd 
trimesterではD、AspirinはCで3rd trimesterではD、抗リウマチ薬では唯一SASPがBただし
満期近くはDです。(FDA use-in-pregnancy rating:B=No evidence of risk in humans,C-
risk cannot be ruled out, D=positive evidence of risk)。センターの外来に置いてあ
る(現時点では無いかもしれないですが)妊娠・出産とリウマチというパンフレットには
以下のように記載されています。
「抗リウマチ薬の大部分は使用中妊娠することができず、妊娠を予定している場合は予め
中止する必要があります。SASPは妊娠中期まで使用可能ですが、妊娠末期には中止しま
す。など)
[2002年7月20日 19時5分32秒]

お名前: 鎌谷直之   
梶山先生ありがとうございます。

私はpolymyalgia rheumaticaで透析中のひとを見ています。
ステロイド量は通常でコントロールされています。

作用や副作用も多いとも少ないとも感じません。

クレアチニン2.0でアロプリノールを100 mg/day投与しているひとがいます。
いつも心配しているのですが尿酸値がずっと理想域で、そのままつづけています。

一応、腎不全ではアロプリノールの量を減らすように推奨されているので、一般
には勧められないと思います。

痛風でmonoclonal gammopathyのひとがいて、このIgGが非常に高いのです。
腎不全もありBMGが関係しているかも知れないと思っています。しかし、
高齢で他の疾患もあるのでBMGと腎臓についてはよく調べていません。
患者さんと家族にはそこのところは良く説明しているつもりです。

今度、MRIをやるのですが、造影は絶対やらないように本人にも検査前に
確認するように言っています。BMGには造影剤は禁忌でしたよね。

妊娠中にはプレドニン以外はできるだけ使わないようにしています。ところで
プレドニンは妊娠でもOKにせよ、デカドロンやメドロールもOKですか?
[2002年7月20日 17時39分14秒]

お名前: 鎌谷直之   
梶山先生ありがとうございます。

私はpolymyalgia rheumaticaで透析中のひとを見ています。
ステロイド量は通常でコントロールされています。

作用や副作用も多いとも少ないとも感じません。

クレアチニン2.0でアロプリノールを100 mg/day投与しているひとがいます。
いつも心配しているのですが尿酸値がずっと理想域で、そのままつづけています。

一応、腎不全ではアロプリノールの量を減らすように推奨されているので、一般
には勧められないと思います。

痛風でmonoclonal gammopathyのひとがいて、このIgGが非常に高いのです。
腎不全もありBMGが関係しているかも知れないと思っています。しかし、
高齢で他の疾患もあるのでBMGと腎臓についてはよく調べていません。
患者さんと家族にはそこのところは良く説明しているつもりです。

今度、MRIをやるのですが、造影は絶対やらないように本人にも検査前に
確認するように言っています。BMGには造影剤は禁忌でしたよね。

妊娠中にはプレドニン以外はできるだけ使わないようにしています。ところで
プレドニンは妊娠でもOKにせよ、デカドロンやメドロールもOKですか?
[2002年7月20日 17時39分8秒]

お名前: 梶山   
腎不全がある患者に薬剤を投与して
どうなるかevidenceをもとめるstudyは
倫理的に難しいのでevidenceはないと思
われます。

したがって私が今までに群馬大学で経験し
た経験論でしか私はお答えできません。
[2002年7月20日 1時17分30秒]

お名前: 鎌谷直之   
腎不全では薬剤は何でも使いにくい事は当然ですが、痛風だとクレアチニン
2くらいのひとは良くいます。

腎不全でも安心して使えるDMARD, NSAID, 尿酸低下薬は何でしょう。
ステロイドは腎不全でも使えますか?

妊娠中でも使える薬は何でしょう。
だれか解説お願いします。
[2002年7月19日 18時47分1秒]

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