記事タイトル:LDLcho=Tcho-HDLcho?
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お名前: 勝又康弘
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高脂血症の診断には従来から総コレステロールの値が広く用いられてきましたが、LDL-Cの
値の方が虚血性心疾患との間により高い相関が認められることが,厚生省特定疾患「原発
性高脂血症」調査研究班報告書に報告されています.動脈硬化性疾患診療ガイドライン
2002年版においても,「原則としてLDL-C値で評価し,TC値は参考値とする」とされていま
す.
なお,保険上は,HDL-C,T-Cho及びLDL-Cを併せて測定した場合は,主たるもの2つの所定
点数を算定するとなっています.因に,何れも22点です.但し,保険に関してはしばしば
改正があるので,最新情報かどうかはわかりません.
また,Friedewaldの計算式においては,VLDL中のコレステロールがTGの1/5ということで
す.なお,前述のように,このF式による値は計算式の中に中性脂肪値が 含まれているた
め、食事による影響を受けやすいこと、また空腹時採血 であっても中性脂肪値が400mg/dl
前後以上の場合、LDL-C値が"0"ないし、偽低値をしめしてしまう等の問題点があります。
[2002年10月2日 17時42分1秒]
お名前: 鎌谷直之
ということは、Tchol, HDL-cholよりLDL-cholを測るべきということになりますね。
検討をお願いします。
勝又先生の式ではVLDLのTG:Cholの非は5:1ということですかね。
[2002年10月2日 13時11分42秒]
お名前: 山中 寿
先日聞いた話では、日本人は高HDL血症が多いのでTCとLDL−Cが相関しないようで
す。これからはLDL−Cを指標とした治療ガイドラインが使われTCは参考程度にす
ることになったようです。
ところで、TC,HDL−C,LDL−Cを同時に測定すると査定されますか?
[2002年10月2日 8時28分2秒]
お名前: 勝又康弘
コレステロールは、VLDL-コレステロール(very low density lipoprotein)、
LDL-コレステロール(low density lipoprotein)、HDL-コレステロール(high
densitylipoprotein)などに分類され、これらの総和が総コレステロールです。
以前は、LDL-Cの濃度はFriedewaldの計算式
LDLコレステロール=総コレステロール-HDLコレステロール−中性脂肪÷5
を用いて算出されているのが普通でしたが、TGが高濃度の場合には信頼性が低いことが
大きな欠点でした。現在は、界面活性剤に対する各リポ蛋白の挙動の違いを利用して比
較的簡便に直接測定できるようになりました。
[2002年10月2日 0時12分14秒]
お名前: 谷口敦夫
確か違ったと思います。
[2002年10月1日 22時30分18秒]
お名前: 鎌谷直之
ですか?
[2002年10月1日 21時44分28秒]
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