...先日も私の外来に通院する患者さんがパイロゲンという、飲むといかにも発熱しそうな
飲料がRAに効くというのでもってきてもらいました。成分表によると中身はあまりたいし
たものは入っていなくて、発熱はしないだろうと思われました。さらに、これを勧めてく
れた人の話によると、花にあげても効くらしい。もっとも、パイロゲンをかけられた花は
ほかの花よりも一時きれいな花が咲いたものの、より早く枯れたそうです。患者さんはこ
れを聞いてからパイロゲンを飲むのをやめたそうです。製造地は、なんと、三重県津市で
した。私は多少がっかりしました...。
という通信を6/9松田先生のリウマチ学会後記に書き込みました。本日はその続報です。こ
の患者さんは2ヶ月くらいパイロゲンを飲んでいたのですが、今、ESRが20台、患者さん
も調子が良いのです。患者さんに「まあ、パイロゲンが効いたのかしら。私みんなに勧め
ちゃおうかしら...。でもやめとこう...。」といっておられます。次回私は、プラセボ効
果を例にだして、説明したり、あるいはステロイドが入っている可能性も指摘してみよう
と思いますが、みなさん、何かお考えはありますか?患者さんへの説明やその他何でも良
いですが。
[2001年7月28日 15時18分41秒]