記事タイトル:30日処方へ? |
前から、厚生省はなぜそうしないかを不思議に思っていました。 30日投与にすると、製薬会社には有利、医療機関には不利 (来院数が減る)になりますね。我々のところはあまり関係 無いと思うけど、毎週、あるいは二週に一度の来院を促している 診療所などには多少打撃になる可能性はありますね。[2002年2月2日 6時9分57秒]
アレルギー性鼻炎などが長期投与(30日)を認められていなかったため、学会などから要 請が一杯出ていたのでしょう。 私は、5年ほど前に高尿酸血症を長期投与の適応にするために厚生省とかなり面倒な折衝 をしたことがあります。 この分だと、現在30日投与が認められている薬剤は、甲状腺薬のように3か月投与が認め られるような方向で進むかもしれませ[2002年2月1日 17時40分53秒]
朝日新聞に昨日、以下の記事が出たそうです。30日処方は、利点も多いが、経営的には 望ましくないでしょう。そこに役人は目をつけているのでしょう。 現在は原則2週間までとしている一般の内服薬や外用薬の投与制限が4月から廃止 される見通しとなった。厚生労働省が30日の中央社会保険医療協議会で方針を示し た。慢性病など症状の安定した患者が、薬を出してもらうためだけに頻繁に医療機関 へ行かなくても済むようにし、処方回数を減らして医療費を節約するねらい。ただ、 医療機関が必要以上にたくさんの薬を出すと逆に医療費のむだにつながる恐れもあ る。 同省は「画一的な規制より患者の状態に応じて各医師の判断に任せることにした」 (医療課)としている。長期投与を認めない薬は、麻薬や向精神薬などに限定する方 針だ。[2002年2月1日 12時23分5秒]