記事タイトル:出でよ!コペルニクス的転回 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: 谷口敦夫   
骨XPは2方向、3方向でとっている場合が多いと思いますが、
手、肘、肩、股、膝、足関節、前足部をすべて正面のみでとれば7枚です。これにCXP2R
をくわえると9枚、
もっとも、肘、肩などは同時にはとれないので、やはり撮影者の負担は大きいと
思われます。
もし患者さんの初診月に上記を必ずとると、どの程度混乱するでしょうか?
[2000年12月6日 20時24分54秒]

お名前: 鎌谷直之   
RAのX線像評価の新しい指標を作るのは大賛成です。

コンピュータのプログラムについても、もう一度聞いてみます。
このような大規模なデータに基づいた、しかも、統計的に正当に
評価されたものであれば、世界は絶対受け入れます。
[2000年12月5日 12時4分30秒]

お名前: 赤真秀人   
私は、田中先生の考えの中のB−2(手、足、膝、首、肘、足関節、肩、股関節などの関節を、
無作為に患者ごとに振り分け、いくつかの関節を定期的にとる。・・・例えばこの患者さんは
手、肘、肩を定期的にとるなど・・・・に、一番、魅力を感じます。ただし、金銭的なことや、
はたして患者さんから同意を得られるか等、問題はかなり多そうです。難しいですね!
[2000年12月4日 20時45分44秒]

お名前: 桃原茂樹   
山中先生、田中先生ご意見ありがとうございました。

これまでの単純X線によるscoring methodとしては、薬効を観るためにLarsenやSharpの方法、またはこれらの改定したものが報告されていますが、果たして充分なのでしょうか?
というのも、これらの方法では、手指、手関節、足趾を確認するのみで、膝、肘、肩といった比較的症状が出易く、全身への炎症に大きく関与するであろう大関節は無視されています。
薬効だけをみるのなら良いのかもしれませんが、もっと枠を広げて、現在の病勢、病状の客観的な評価ができ、さらにある程度の予後のパターンが推測できるX線評価法ができないものでしょうか?
私もJ−ARAMISと連動させてX線評価法が出来れば、その可能性はあると思います。
例えば、次回の質問では、現在の疼痛腫脹関節の部位を答えてもらい、何らかの条件をクリアーすればその部位のX線を撮って、経時的に評価してみるとか。
ただ、全員に手、足だけのX線を撮っても膨大な作業になりますし、読影するだけでも大変です(同時進行で、X線のコンピューター解析を頼んでいるのですが、実現に至るまでは相当道のりは遠そうです)。
もし単純X線によるRAの病状の評価法が出来たら、ぜひ女子医大式として世の中に啓蒙できれば最高だと思うのです。また、さらにRAを幾つかのタイプに分ける試みがあってもいいと考えます。そすれば将来のSNPを利用して関連遺伝子を調べる際に、よりアプローチが容易になりませんでしょうか?
[2000年12月3日 10時21分5秒]

お名前: 田中 栄一   
出来れば、J-ARAMISと連動しての、大規模な調査をしたいと考えています。
まずは薬剤の効果判定の一環としての X-P評価(この場合、世界的にはLarsenかSharp法
での評価なので手と足のX-Pに限られます)をしたいのか、手と足を含めたX-Pの新しい有用
な評価法がないかどうかを検討したいのか、どういうcaseでどのような経過で
どこの関節破壊が進んでいくかをみていくのか、各関節に破壊のされ方の違いがある
のか、手術適応について、などなど、目的によりどういう方向で進めるべきか
難しいと思います。
しかし、症例数の多く、内科と整形の先生が協力できる体制である当センターでだからこそ、出来る研究テーマではないかと考えます(X-pの読影にかなり手間がかかりますが)。
A. 症例の選択としては
1) 以前、柏崎先生が行っていたように、新たに早期RAを登録して、
その患者さんのX-Pをfollowしていく方法。
2) J-ARAMISにて特定の関節に疼痛、腫脹があるものを無作為に抽出し
その後をfollowしていく方法。
3) ある特定の薬剤使用例にtargetをしぼる方法。
B. X-Pの場所としては
1) 症状がなくても手、足のみ定期的にとる。
2) 手、足、膝、首、肘、足関節、肩、股関節などの関節を、無作為に患者ごとに
振り分け、いくつかの関節を定期的にとる。(例えばこの患者さんは手、肘、肩を
定期的にとるなど)
3) 疼痛、腫脹が、登録時に認められた関節のみ定期的にとっていく。

いずれにせよ、うまくX-Pを定期的にとることのできる登録方法が確立され、
プロスペクティブに経過を追っていけるならば、
膨大なVAS、HAQ、Labo data、将来的には遺伝子情報とリンクさせることにより
素晴らしいdataが、当センターから発信されていくのではないかと思っています。

なにか意見があれば、是非書き込みをお願いします。
テーマが難しすぎて煮詰まっているところです。
[2000年12月2日 22時47分53秒]

お名前: 山中 寿   
J-ARAMIS登録症例のX線評価をどのように行うか、頭を悩ませています。
・全症例について撮影するとレントゲン室がパンクする。
・症例を限るとすると、どのような症例を選ぶべきか?
・できればいろんな関節をプロスペクティブに撮りたいのだが・・・
皆さまのコペルニクス的展開を期待しています。
[2000年12月1日 18時9分50秒]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る