厚生労働省 吉田班会議のちょっとした情報です
骨関節疾患におけるDisorder = Impairment + Disability + Handicap
箱田先生の被爆者調査で
1)1999年からRAスクリーニングし、30名のRA発症を確認 罹患率1% 男女比 1:
2
2)過去のRA 広島、長崎で91名 83名が死亡
RA +/- にて、age,sex adjusted 1.60, Fully adjusted 1.57 で有意:RAは死亡と関係
する
藤原先生の骨粗鬆症のスクリーニング
骨粗鬆症の評価はDEXAなどのハードウエアの種類でかなり異なる。種類が異なれば比較
は困難。
伊津野先生のDALY値
マレー(数学者)がGlobal Burden Diseases を特に開発途上国において検討する目的で
作成。
非致死性疾患においては「有病率=罹患率x罹病期間」である。
YLL Years of Life Lost 生命損失年齢
YLD Years of life lived with disability 障害共存年数
DALY Disability-adjusted life year = YLL + YLD
吉田先生のRAの費用対効果の算出
欧米ではRA治療の経費は、モニタリングに1409-1783ドル/6か月、副作用と処置に357-
440ドル/6か月になっている。
慶大内科では、抗リウマチ薬は薬剤費のみでは月1万円程度だが、モニタリングや副作
用処置を入れると各薬剤とも5〜6万円にのぼる。
[2003年1月11日 10時46分54秒]