記事タイトル:どの関節を評価すべきか 


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お名前: 谷口敦夫   
CM関節が含まれていないのは、ACRコアセットを作成したときに、比較した4つの薬効評価
法のいずれにもCM関節が含まれていなかったからだと思います。
ところで、28関節の評価にした場合(Fuchsの方法)、下肢で評価されるのは膝だけになり
ます。下肢の関節評価と「なにか」との相関をみたい、というときに困らないでしょう
か?J-ARAMISにおける関節評価をどう位置づけるのか、という問題かと思いますがいかが
でしょうか。
[2002年10月12日 16時59分40秒]

お名前: 鎌谷直之   
68関節を一日60人見るとするとどれくらい時間がかかるでしょう。

一関節二秒はかかるでしょう。68x60x2秒。
これは約2時間16分です。

何とか減らせないでしょうか。
[2002年10月12日 8時57分43秒]

お名前: 山中 寿   
今年のOMERACT(Outcome measurement in RA clinical trials)6における投票では、腫脹
関節として対照とする関節を28関節が76%、44関節が3%、66関節が21%でした。欧州で
は28関節が主流で米国では66(68)関節が主流です。OMERACT6では欧州の構成比率が高
かった印象があります。

J-ARAMISを単に臨床研究のためだけと考えれば28関節でもよいかも知れませんが、臨床
記録として用いるとか、医師の教育として用いるとするとやはり68関節がよいというこ
とも考慮する必要があるでしょう。
なかなか決断が難しい問題だと思います。
[2002年10月12日 2時42分6秒]

お名前: 山中 寿   
今年のOMERACT(Outcome measurement in RA clinical trials)6における投票では、腫脹
関節として対照とする関節を28関節が76%、44関節が3%、66関節が21%でした。欧州で
は28関節が主流で米国では66(68)関節が主流です。OMERACT6では欧州の構成比率が高
かった印象があります。

J-ARAMISを単に臨床研究のためだけと考えれば28関節でもよいかも知れませんが、臨床
記録として用いるとか、医師の教育として用いるとするとやはり68関節がよいというこ
とも考慮する必要があるでしょう。
なかなか決断が難しい問題だと思います。
[2002年10月12日 2時35分12秒]

お名前: 田中 栄一   
68関節だと、忙しい外来で所見をとるのが大変・各医師間にばらつきが出やすい
などで、28関節の評価法に統一したらどうかという意見が今回のJ-ARAMIS施行前に
話題になっていました。
今後、J-ARAMIS において、どちらの方法で行った方がbetterか、今、山中先生を中心に
解析中でありますので、お待ち下さい。

自分としては、外来をしていて、CM関節を病んでいる患者さんは結構、高率でないかと
いう印象がありますが、残念ながら 68関節にも 28関節にも含まれていません。
この際、CM関節の評価を関節所見に含めることが大事かどうか、J-ARAMIS で解析して
みるのも面白いのかもしれません。
[2002年10月11日 21時36分5秒]

お名前: 勝又康弘   
自分の勉強のために調べました.

足の関節には
1)距腿関節(足関節)
2)足根間関節
3)足根中足(リスフラン)関節+中足間関節
4)中足指節関節(MTP)
5)指節間関節(PIP,DIP)
があります

2)足根間関節には
a)距骨下関節=後距踵(キョショウ)関節
b)距踵舟(キョショウシュウ)関節
c)踵立方関節
があり,距踵舟関節と踵立方関節を併せて横足根(ショパール)関節といいます

b)距踵舟関節は,踵舟関節と前距踵関節と中距踵関節をまとめたいい方です

2)足根間関節には,そのほかに,楔舟関節・楔間関節・楔立方関節がありますが,「とく
に重要ではない」とのことです
[2002年10月11日 14時12分55秒]

お名前: 鎌谷直之   
それと足背部の関節とは何かという問題もありますよね。

これは距しゅう関節、ショパール関節、リスフラン関節(足根中足関節)を加えた
ものですか。漢字が出ませんが、距しょう関節と読むのですか?ショパールは足根
横関節というのでしたっけ?
[2002年10月11日 11時43分0秒]

お名前: 谷口敦夫   
今日の症例検討会で話題になった、どの関節を評価するか、ということですが、現在J-
ARAMISではACR core setに準じて圧痛68関節、腫脹66関節の評価を採用しています。これ
には今日の話の拇指CM関節は含まれていません。ACRはFuchsらによる28関節の評価を
clinical trialとしては認めていますが、省かれた関節は個々の患者のマネージメントに
おいて臨床上重要でないことを意味するものではない、とARの94年のeditorialに書かれて
います。Dieppeの教科書には拇指CMを評価するように書いてあったと思います。
[2002年10月10日 22時8分8秒]

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