記事タイトル:第17回臨床リウマチ-RA診療支援システム |
国立病院のRAネットワークは以前から話はあったのですが最近ようやく稼働し始めたよう です。 RA患者のデータベースという点では同じ目的でしょうが、J-ARAMISと多くの点で異なって いるようです。 その一部をあげると、 1.民主導vs官主導 2.患者+医師が参加 vs カルテの転記 3.システムとして入力 vs 担当医が個々に入力 4.一施設 vs 多施設 発想自体がかなり対照的なようです。 「RA診療支援システム」という名前は初めて聞きましたが・・・ 今後、J-ARAMISと対比されることが増えるかもしれませんが、お互いの良さを学びあって いければよいと思います。J-ARAMISは当センターで強いmotivationに基づき開始されたも のです。その良さを損なわぬようにしたいものです。 J-ARAMISの結果を患者さんに還元するためにJ-ARAMISニュースを発行していますが、これ はセンターのホームページに既に掲載しています。本格的にデータを公開できるようにな れば、独自のホームページを開設しますが、まだ時期尚早でしょうね。[2002年11月18日 10時33分41秒]
私の群大の同級生で、松井先生という方がいます。かれは、現在、国立相模原病院で、RA 診療支援システムを構築しており、そのシステムを使って、幾つか国できめられた全国の 病院をつなぎ、大きなdatabaseを作ろうとしており、その内容をメ国立相模原病院における RA診療支援システムの構築モという題で発表しておりました。 特徴は、コンピュータ画面上で、検査データ、関節所見、ACRコアセット、外科手術、リハ ビリ、処方内容や、処方されている薬剤のcumulative dosageなどが見られ、また、身障者 申請書書式もコンピュータで書類作成できること、各検査データを外来でそのままグラフ 化し、患者さんに見せられる事、消化器疾患などの合併症などもコンピュータでみられ、 そのまま臨床研究に使えるようなものだそうです。かなりの情報量が、同時に複数の病院 で、コンピュータ画面でみることができるようになるようです。ぼちぼち、臨床研究を発 表するそうで、来年のリウマチ学会に10題だしたと言っていました。また、その結果の一 部をWeb上で一般公開し、患者さんにfeedbackするそうです。J-ARAMISもセンターのホーム ページで結果の一部を公開してはどうでしょうか?[2002年11月16日 21時30分19秒]