記事タイトル:remicadeの教訓 


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お名前: 谷口敦夫   
最近、副作用情報で、低酸素血症、腹水、下痢、電解質異常...をきたし、もともとあった
DMとの関連も疑われるが、はっきりしない、という症例がありましたが、こういうのも血
清病の可能性があるのではないか、と思います。
[2001年4月16日 15時12分39秒]

お名前: 赤真秀人   
田中先生、有意義な情報を有難うございます。

プラセボ効果は無視できないですね。本当に恐ろしい、のかは別にして。

ところで、田中先生のプラセボ例でもACR20が改善したことは、プラセボ効果と
ホーソン効果の和だと思います。私はいつもそう思いながら、治験しています。
[2001年4月6日 10時2分14秒]

お名前: 谷口敦夫   
アレルギーにご注意を
[2001年4月5日 23時34分18秒]

お名前: 田中 栄一   
私の3例のPtでは、2例がプラセボ、(しかし、2例とも20%ACR改善)
プラセボ効果は本当に恐ろしい・・・
1例は、10mg/kgで50%ACR改善でしたが、
残念ながら、肺Tbcが強く疑われるとのことで、中止。
ついてません。
ちなみにプラセボ2例とも、現在、長期試験中で、3mg/kg
投与中。内1例は、old Tbcあり、INH予防投与併用中です。
[2001年4月5日 20時31分36秒]

お名前: 赤真秀人   
私の患者さんは、予想通り、プラセボでした。ACR20は1回も満たしませんでした。

長期投与で、当初、やや効いている感じがありましたが、副鼻腔炎、帯状疱疹が出たため、
中止しました。

あたりまえですが、Remicadeは有効性を期待できそうです。ただ副作用も少なくなさそうです
。
[2001年4月5日 12時33分31秒]

お名前: 谷口敦夫   
活動性が高いRA患者にキメラ型抗TNFa抗体を投与した。0,2,6週に抗TNFa抗体0mg/kg、3mg/
kg、10mg/kgのいづれかを投与した。さらに10週、18週に抗TNFa抗体3mg/kgを投与したとこ
ろ、18週目の点滴途中で全身に蕁麻疹が出現し、息苦しさも訴えたため抗TNFa抗体のアレ
ルギーと考え、投与を中止した。ESRは0、10,14,18週はいづれも80mm/h。mHAQは0週と10
週を比較すると50%減少。腫脹関節数も50%減少。
この患者で投与されていた抗TNFa抗体は3mg/kgでした。
教訓:
1.キメラ型抗TNFa抗体のアレルギーは2回目の投与で起こらなかったからといって、安心
できない。
2.あんまり効かない例もある。ただ、この例ではanti-human chimeric antibodyができ
ている可能性が有り、これが効果の減弱に関与していた可能性があります。この例ではIgG
およびIgEタイプができたのでしょうか?
[2001年4月4日 22時55分1秒]

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