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お名前: 山中 寿
谷口先生
「有酸素運動の目安となる適度な脈拍=(220-年齢) X 60〜75%である」とありますが、75
%ではまず間違いなく無酸素運動です。多くの人で、脈拍=(220-年齢) X 60がほぼ嫌気性
代謝閾値(AT)です。
[2002年2月24日 14時26分10秒]
お名前: 山中 寿
第3回J-ARAMIS(2001年10月)で緑茶と納豆について質問しました。データベース完成が
3月中旬の予定ですので、解析はそれ以後になります。
[2002年2月24日 14時21分31秒]
お名前: 梶山
Teaはgreen teaですよね。J-ARAMISのでデータではどうなるでしょう?
ちなみに一度僕は患者さんに緑茶を勧めて、その人は(もともとあまり
コントロールの良くない人ですが,)気にって毎日飲んでいるようです。
[2002年2月24日 14時8分41秒]
お名前: 鎌谷直之
谷口先生ありがとうございます。
非常に参考になりました。喫煙の影響などは知りませんでした。
こういうふうに、知っていること、調べたことを知らせあうといいですね。
しかも、知識はgive and takeにしないといけないと思います。
少なくとも講師以上は積極的に知識を提供しましょう。
[2002年2月24日 6時4分22秒]
お名前: 谷口敦夫
コーヒーについてはARD2000;59:631の報告があります。フィンランドからの報告で、コー
ヒーがRA発症と関連する、というものでした。これに対して、letterである人が、「コー
ヒーとはいったい何を意味するのか?デカフェなのか?(コーヒーがリスクがあるのな
ら)コーラはどうなのか?」authorが「調査した年代では多くの人がtraditional boiled
coffeeをのんでおり、デカフェはいないだろう。コーラについてはデータを持っていな
い。と答えていて、結構面白かった。
[2002年2月23日 17時50分27秒]
お名前: 山中 寿
A&R 1月号に、decafeinated coffee とリウマチ発症が関連するという論文が出ていまし
た。teaは少し良いか?とのことです。
[2002年2月23日 17時43分38秒]
お名前: 山中 寿
A&R 1月号に、decafeinated coffee とリウマチ発症が関連するという論文が出ていまし
た。teaは少し良いか?とのことです。
[2002年2月23日 17時40分28秒]
お名前: 赤真秀人
療養相談では、民間療法、漢方の質問が多かった。ある患者さんは、主治医から頭ごなしに否定
されたが、実際には使っているようでした。
[2002年2月23日 16時18分16秒]
お名前: 谷口敦夫
2/23のリウマチ教室でRAと生活習慣という題で以下の話をしました。出来るだけ文献に基
づいたつもりですが、普段と違う話をしたので、何か外来で質問などあるかもしれません
ので、一応、ネットに掲載します。
1.動脈硬化
・リウマチ患者さんも、リウマチでない人と同じように動脈硬化になる。
・動脈硬化になりやすい人:肥満、喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病
・このような危険因子の60%はライフスタイルで改善できる。
2.肥満
・BMI=22前後が健康的。
・当センター通院中のリウマチ患者さんのBMI平均値は21。肥満(25以上)は14%(J-
ARAMISより)
3.タバコとリウマチ
「タバコを吸っている人は、リウマトイド反応が陽性になりやすい、リウマトイド結節が
出来やすい。関節炎が強くなりやすい。」と報告されていたが、最近の報告では
「リウマトイド反応陽性やリウマトイド結節は多いが、関節炎の程度は喫煙の有無とは少
なくとも無関係、診断時に禁煙すると3年後には差がない。」と報告されている。しか
し、タバコを吸っている人は一般に、栄養の摂取が良くない、身体活動が低下する、と言
われており、タバコを吸っているリウマチ患者さんは血管炎を起こしやすい、リウマチの
肺合併症を起こしやすい、と言われているのでやはり禁煙がよいだろう。J-ARAMISでは現
在喫煙中18%、男性患者の45%、女性患者の12%が喫煙。
3.運動について
・適度な運動により得られるものは、健康の維持、心理的安定、体重のコントロール、疲
労の回復。しかし、痛みがあると運動はむずかしいので、安静と運動のバランスが重要。
・身の回りのこと、仕事、学業が普通にできる患者さんについて(すなわちACRのclassI、
II)1.ウォームアップ:関節をよく動かす(10分程度)、2.有酸素運動:散歩(腕もよく
振る、15〜20分程度、痛みが強いときは省略)、3.筋力強化運動:10〜15分 4.クールダ
ウン:やわらかなストレッチ運動、5〜15分 以上を週3〜5日
・運動をするときの注意:ウォームアップをしておく、関節の負担を減らす(減量、プー
ルの利用)、靴や中敷を工夫しショックを和らげる、ストレッチをやりすぎないように気
をつける、階段/走る/片足立ちは避ける、痛みや腫れが増えた場合は「やりすぎ」、体重
の10%以上の負荷を避ける、有酸素運動の目安となる適度な脈拍=(220-年齢) X 60〜75%
である
4.睡眠:どのくらい睡眠をとればよいかということは報告されていない。ただし、リウマ
チ患者さんの50%以上が何らかの睡眠障害を自覚している(眠りにくい、睡眠の質が悪
い、昼間眠い、など)。しかし、「痛みや疲労」と睡眠の関係は不明。リウマチの治療薬
は睡眠には影響しない。デンマークの調査ではRA患者の平均睡眠時間は7時間。
5.ストレスとRA
・大きいストレス(離婚、仕事の変更、親しい人の死など)は悪化には関係しないと考え
られている(という報告が多い)。ただし、引越しは大きなイベントであるが症状の悪化
に関連するようである。
・小さいストレス(口論、対人関係、睡眠不足など)は症状の悪化に関係すると考えられ
ている。ストレスを避ける、家族のサポート、趣味を持つなどの対策がいるのではない
か。
[2002年2月23日 14時48分58秒]
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