記事タイトル:lupus nephritis CY後の維持療法 


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お名前: 鎌谷直之   
mycophenolic acidはプリン類似薬です。IMP dehyrogenaseを阻害する薬剤で作用機序
はブレジニンと同じです。
[2002年11月8日 17時58分43秒]

お名前: 梶山   
群馬大学第3内科の先生がたから、アメリカ腎臓学会
の帰朝報告がメーリングリストにのって届きました。
その一部で、ループス腎炎についての報告を以下に引用
します。


「IVCY後の維持療法」
 IVCY後の維持療法として、アザチオプリン、MMF、年4回のIVCYの3
者の比較検討試験が、現在マイアミ大学でおこなわれています。54名のループ
ス腎炎(III 9名、IV 44名、Vb 1名)に対して、IVCY(4〜7
回/monthly、 0.5〜1.0g/mm2)+ステロイドで導入療法を行い、以後3群にわけ
維持療法を施行。1)年4回のエンドキサンパルス群、2)アザチオプリン
(0.5− 3mg/kg/day)、3)MMF (500 ? 3000mg/day)。42ヶ月間の調査で、
再発率はエンドキサンパルス群 43%、アザチオプリン群 37%、MMF群 8%で
あり、副作用として、無月経、感染の合併は、エンドキサンパルス群(32%、
68%)、アザチオプリン群(7.5%、28%)、MMF群(6.1%、2
1%)との結果がでているとのことです。

MMFいいですね。副作用も少ないそうです。
MMFの報告は今年のASNでも多いようです。ちなみにMMFはmycophenolate mofetil,
商品名セルセプト。日本では現在、腎移植後の難治性拒絶反応に対して適応が通
っています。
[2002年11月8日 17時10分12秒]

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