記事タイトル:簡易感染症スクリーニング 


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お名前: 赤真秀人   
私が属しているあるメーリングリストに以下のような投稿がありました。
全文そのままでの転載許可を得ましたので、紹介します。
私には、多少の問題はあるかも知れませんが、なかなか良いアイデアだなあ、
と思えますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか?
なお、池田先生と私は直接の面識はありませんが、いつも数多くの興味深い話題を
提供して下さる面白い方です。


10/6の日経新聞から:
臨床医学検査を手掛けるサンリツ(千葉県八千代市)という会社が,歯科向けに、簡 
単に患者の感染症検査ができる専用の採血ろ紙を販売するそうです。治療の際に歯肉 
から出る血液を付けるだけで、静脈血と同じ精度の検査ができるのが特徴で、検査で 
きる疾患はB型肝炎、C型肝炎、HIV、成人T細胞白血病、梅毒の五つ。ろ紙をサン 
リツに郵送。同社で検査し、報告書を7日以内に返送する仕組みとのこと.

かなり問題になりそうですね.ちょっと考えても,インフォームド・コンセント,偽 
陽性と偽陰性,コストは誰が払うのか等々.

こういう会社が法務・訟務のことまできちんと考えて商売しているとは思えません. 
風俗営業のフィールドワークなんかにはとてもいいと思うのですが,この検査自体が 
騒がれて(表向きには)潰される可能性は十分あります.(地下では生き残っていい 
商売になる)

メディアの記事のネタと,役所の仕事がまた増えそうだなあ.
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国立犀潟(さいがた)病院 臨床研究部
池田正行
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[2000年10月7日 17時57分16秒]

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