記事タイトル:ACR report |
非常に面白い話題を有り難うございます。 TNFに関して、どんなRNA binding proteinが話題になっていましたでしょうか? 転写活性化に関与するRNA binding proteinの仕事をしていましたので、興味があります。[2000年11月21日 21時18分25秒]
TNFの産生制御について、報告がありました。 TNFはmRNAから蛋白になる段階で翻訳の調節を強く受けます。 いままでは、転写のみが注目されていましたが、 RNA binding proteinという一群の蛋白がこの翻訳を調節することが わかってきました。 抗CD40L抗体の臨床応用が試みられていますが、血栓症の合併によりアメリカでの治療研究はストップです。マウスモデルでは、関節炎、MSなどの著効します。 MSの動物モデルを用いた実験により末梢および中枢神経両方のCD40発現が 発症に必要なことがわかりました。 企業のブースをまわると、日本は本当に薬の治験がおくれていることがよく わかります。TNF抗体、受容体はいうまでもなく、COX2や選択的エストロゲンアゴニストなどリウマチの治療に必要なものが日本にはないなと実感しました。 以上[2000年11月21日 16時38分32秒]