私のメモです。興味のある方のみ見て下さい。
MTAP欠損株DHL-9はpromotor の14 nucleotide deletion
Alleotype M/M 20.5%, WT/WT 22%, M/WT 57.5% in Japanease
筋ホスホリラーゼ欠損症(McArdle病)34種類の遺伝子変異、日本人の40%は欠失、欧米は
違う
HPRT欠損のhot spotはAlu配列
Single strand breakの検出 Comet assay: Single cell electrophoresis
DNA損傷の修復:切断きりだし→nucleotide再合成→再結合
CHOPで血清尿酸値低下:FEua上昇、重回帰でsCr低下、LDH低下、Pi上昇と相関
多剤併用:Subadditive, Additive, Supraadditive (後2つがsynergistic)
HeLa cellはpH6で尿酸取り込み増加する。尿酸はadenine,guanine,hyp transporterを介し
てpH依存性に非特異的に取り込まれる。
ベンズブロマロンの代謝→6-OH benz:2C9のみ。ただし、2C8, 2C19, 3A4も阻害する。
ベンズブロマロンのCmax= 5 microM
2C9*1 2C9*3でkinetic parameterの低下あり、日本人には2C9*2は存在しない。
ベンズブロマロンによるApoptosisは、ラット肝で起こるが、ヒト肝ではおこらない
ヒト肝ではアロプリノール、トリグリタゾンにてアポトーシスが起こる(1microM)
Cua/Ccr, Cna/Ccrともに75g oGTTにて低下する、インスリン上昇にてNa,UA再吸収が増加す
る
尿中Na排泄量がCuaに関連する
Bo,S., et al Eur J Clin 2001 DMにおける血清尿酸値低下はhyperfiltrationによる
内臓脂肪が上流にある:高尿酸血症は動脈硬化のミラーイメージ
近位尿細管におけるトランスポーター群
基底膜側:hOAT1,2,3,UAT、 管空側:hOAT4,UAT
取込のKm:Hyp:hOAT1/25.8uM, hOAT3/28.8uM, hOAT4/79.9uM
取込のKm:Xan:hOAT1/262.8uM, hOAT2/114.8uM
OATは各々homologousであるがUATとはhomologousではない
Bacilus subtilisでは、Xan→XMPにサルベージ
Nucleoside-ascorbate transport family:pbuX, UapA, Lpe1などがXan,UAのtramsporter
である。
UA hOAT1>3,4 Xan: hOAT1,2 4 component theoryには大幅な見直しが必要
Ado測定:RIA法 Yamasa dCF(?), EDTA, dipyridamole添加採血
AMP→IMP, Adenosine
Adenosineによる心保護作用:NYHA4で高反応
Δ代謝産物/peak work rate で評価する
北風:ジピリダモールで心不全の治療を行うと、ado上昇、自覚症状や心機能の改善
adenosine上昇(ジピリダモール投与、AMPD欠損)は心不全の改善、心保護、予後改善に働
く
ウリジン上昇:ATP消費など
ウリジン低下:glycogen infusionなど
uridine, inosineは同じトランスポーター
痛風患者では、O/Pでウリジンが上昇する。PRPP上昇のためと思われる
Urea cycle - Carbamyl phosphate - Orotic acid - OMP -UMP - uridine - uracil
OMP-orotidine
uridine投与にてシステム全体がfeedback inhibitionを受ける
ヘリカルCT (slice 2mm)にて32/84(38.1%)でmetal density or high density spot
CT/Echo -/- 54%, -/+ 8%, +/- 19%, +/+ 19%
結石形成群:allo 43, allo+benz 7, benz 43 %
結石消失群:allo 88, allo+benz 0, benz 12%
食後の血清尿酸値低下 ΔTGと相関
ATase活性が細胞内ATP濃度を決定する、p27減少がG1-S check pointのswitcher
Super ATase mouse:肝のATase活性上昇→血清尿酸値が上昇する
FJHN:400kbに狭まった→単一のmutationの発見!!!
森田敏夫(京都大・スポーツ医学)
Cardiac output 70/min x 60min x 24hours = 7000kg/day
心拍数:アベベ27/分、高橋尚子34/分
宇宙飛行の無重力1週間で筋肉が10%減少する:サーロインステーキ症候群
3週間臥床するとV02が30%減少する
肥満者ではリパーゼが働かない
自律神経の働きが低下→心拍数の揺らぎが低下→突然死
SET (Safety Exercise Threshold) 安全運動閾値 心臓の自律神経活動で規定する、ATよ
り低い
運動すると副交感神経活動が上昇する
ΔHDL は総運動量と比例する、運動すると内臓脂肪が減少する
Blair et al, JAMA 1989
運動している人は死なない 死亡/1万人・年 運動しない/散歩する/運動する=64/26/20
大きな筋肉を使った運動をする、運動効果は48時間以上は持続しない、1回30分x週3回
ダンベルはだめ。
運動に替わるものはない。インスリンと筋収縮活動は全く独立した糖輸送系である
運動する→副交感神経賦活→血管拡張→血圧低下
運動できない人:低周波による電気刺激→エネルギー代謝や糖代謝を改善
太腿+下腿の20Hzx20分で50kcal 消費する
脳内モルヒネ ドーパミン、βエンドルフィン
比叡山の千日回峰:精進料理900kcal/day + 運動900kcal/day
PCS study (Prevention of coronary sclerosis) PravastatinによるCADの二次予防
Primary endopoint=coronary accident
Event +群94例, -群235例:背景因子に差なし、尿酸コントロール薬や利尿薬投与約20%
血清尿酸値Event+群6.19, -群5.81 有意差あり RR=1.229
薬剤投与例を除くと、RR=1.374
CHD+CVAにすると血清尿酸値はRR=1.327 有意で独立した危険因子
血清尿酸値は明確な危険因子である
一次予防と二次予防の差
成人健康調査(adult health study: AHS)
1966〜1970に血清尿酸値測定されている13,000名→死亡情報、発癌情報
男性:3860例中2266例、女性6756中2959例が死亡
Cox regression, full adjusted 男性は尿酸値>8mg/dlにて、女性は6.0-6.9, >7で総死
亡上昇
男性でJカーブ、6-6.9が最低
CVDについてfull adjusted analysis: 女性のみ6.0-6.9, >7で有意
CHDについてfull adjusted analysis: 女性のみ6.0-6.9で有意
CVAについてfull adjusted analysis: 女性のみ6.0-6.9, >7で有意
高尿酸尿症 ♂800mg/day、♀700mg/day
蓚酸カルシウム結石における尿中MSUの役割は不明。核になる証拠はない。
アロプリノールは蓚酸カルシウム結石の予防効果あり
尿pHは6.5〜7.0に。「石は夜作られる」
「酸性尿」という言葉は誤解を招く
無症候性という言葉は使わない
一般対象では、女<5.6、>7.0 男 <7.0 >9.0
高血圧+では、Jカーブを勘案し、女3.2〜4.6、男4.5〜6.0が安全域とする
Jカーブをはじめて証明したのはPIUMA study
上田 二次性高尿酸血症 5%
[2002年2月15日 22時10分7秒]
第35回日本痛風核酸代謝学会に出席してきました。いろいろ参考になす報告がありまし
た。
生活習慣病における運動の役割 京大 森本先生
無重力状態に3週間居ると骨や他の代謝も含めて30年老化する。HDLの低下は運動強度よ
りも総運動量に関係。肥満でも週3回運動すると死亡率が低下する、ガンによる死亡も少
なくなる。1回の運動でDM、高血圧、ガンなどを予防する効果は48時間持続する。アメ
リカ大統領はあの忙しいスケジュールの合間にジョギングしている(からみんなもやりま
しょう)。
運動ができない人には低周波刺激が有用、20ヘルツ20分間、両下腿で8ヶ所を刺激す
ると、ある程度の運動と同じ効果がある:RAのリハビリに応用できるかもしれません。
イノシンとヒポキサンチン 大手前病院 嶺尾先生
イノシンはRBCをはじめいろんな組織にuptakeされてその糖部分がその組織の解糖系の基質
として利用される。腎臓でのurate,xanthineとヒポキサンチンのhandlingは異なる。
キサンチン、尿酸 市田先生
ピラジナマイドはいままで尿酸の再吸収を抑制すると考えられてきたが、PZAを投与すると
尿細管腔内にPZAが増えて尿細管細胞内に入る。細胞内に増加すると、今度細胞から出てい
くときに管腔内の尿酸が入れ替わってはいる。だから、PZAでは尿酸の再吸収が促進すると
考えられている。
福井医大 高木先生
malignancyの低尿酸血症はクリアランスの増加がある。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS) 豊川市民病院 松本先生
OSASと尿酸産生過剰が関係する(そういえば、私の外来にもSASの患者さんがおります。た
だ、尿酸値のコントロールは非常に良好で、その関係に気づきませんでした)。
この発表でOSAS用の質問表(Berlin Questionnaire)によりOSASのhigh risk groupが抽出
できることを知りました。RAでも睡眠時無呼吸が話題になりますので、J-ARAMISの質問項
目に加えることが可能ではないかと思われました。
ついでながら、この演題の座長をしていて、オーエスエイエスなどと言ってしまったので
すが、オーサスと発音することを発表中に知りました。恥ずかしかった。
痛風患者に合併する尿路結石 みどりケ丘病院 清水先生
エコーで結石+、helicalCTで-は8%, エコーで結石-、helicalCTで+は19%:エコーと
helical CTの結果はけっこう一致しない。
helicalCTででmetal densityあるいは high density spot(多分いずれも結石を示唆する
のでしょう)は痛風患者のうち40%、このなかで60%が無症状:従来、痛風に尿路結石を合
併する頻度は20%程度とされていたが、もっと多いのではないか。
[2002年2月14日 13時58分30秒]