記事タイトル:関節炎にたいする核医学検査 


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お名前: 梶山   
この論文は、このmethodの従来の他のmethodとの
sensitivityやspecificityやaccuracyさらに
体内動態などのdataの解説に忙しくRAの病態に対する
影響やside effectの記載に乏しい様です。
[2002年2月13日 22時33分40秒]

お名前: 岡本 完   
面白い論文を有り難うございます。
ところで、論文では、99mTc-labelled-anti-E-selectin Fab fragment が炎症性滑膜
に結合した結果、滑膜炎の病態に影響を与えたかどうかの記載はありましたでしょう
か?観測自体が見ている現象に影響を与えると言うのは、物理学を思い出しますが。
[2002年2月12日 21時29分38秒]

お名前: 梶山 浩   
論文は

Scintigraphy using a technetium 99m-labelled anti-E-selectin Fab fragment in 
rheumatoid arthritis

F. Jamar et al Rheumatology 2002;41:53-61
です。
[2002年2月12日 20時40分46秒]

お名前: 梶山 浩   
先日、RAの画像診断ということで、活性化破骨細胞
シンチなどどいい加減な投稿をしましたが、先日、
別件で文献を調べていたところ、ベルギーとイギリス
のグループが、99mTc-labelled-anti-E-selectin Fab
fragmentをつかってRAの滑膜病変を見事に画像化して
いました。
 関節炎におけるradionuclide imagingの研究は25年前から始まっており、
radioiodinated albuminやsodium 99mTcO4 pertechnateや
gallium-67 citrate, phophate compounds, liposomes, labelled
leukocytesなど様々なものが試されてきています。最近では、
99mTc-labelled human non-specific immunoglobulin scintigraphy
がarthritisにおいて有用なtracerであることが示されましたが、
targetの特異性に問題があったため、RAの炎症性滑膜のpostcapillary 
venulesに発現しているE-selectin(正常滑膜には発現せず)にたいする
抗体のFab fragmentを99mTcでlabelして特異性をあげようとしたもの
です。実際論文をdownloadして画像を見てみましたが、結構くっきりと
wrist,MP,PIPとhot lesionを検出しており、score化は容易だろうと考え
られました。
 まだ論文を精読していないので、どの程度早期から、hotlesionがdetect
されるのか、Xp所見との対比はどうか、臨床応用への安全性、などよくわか
りませんが、使えそうな感じです。興味のある方は読んでみて下さい。
[2002年2月12日 20時37分59秒]

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