記事タイトル:V型が予後がわるい?第2報 


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お名前: 梶山   
まえ、lupus nephritisでV型が予後が悪いと言う報告がありましたが、
その報告では、V型にIII型やIV型がsuperimposeしたものを含んで
いたためそのようなデータになった、という議論がありました。

最近、WHOVaVbのpure membranousがmild mesangial proliferationのみ
の症例がどの程度preliferative な変化が出ているかretrospectiveに
調査したフランスの報告がありました。
( Nephrol Dial Transplant 2002;17:1771-1778)

66人のIII,IV,Vc,Vdの既往のないVa,Vbの患者さんを、平均6.9年followした。
5年10年のrenal survivalは97%,88%.29人の患者で2回目の腎生検を行い、21%
で、proliferative changeを認めた。そのうち4例で、末期腎不全になった。
10年後のproloferative changeのおこるprobabilityは35%であった。


更にこのなかで、Vc,VdはIIIやIVと臨床経過や予後は変わらないので、最近
はVcはIIIにVdはIVに分類されること、また、VaVb相当の腎炎の予後はIII
やIVよりも良いというのははすでに報告がある事が記載されていました。
(Am J Kidney Dis '94;24:159-171, Am J Med '77;62:12-30)
[2002年11月26日 13時18分1秒]

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