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お名前: 田中 栄一
とりわけ入院後に、検査で、いろいろと手間がかかりそうなのは、皆さん御指摘の筋炎疑
いの筋生検前の検査でしょう。勝又先生のいうようにマニュアル化して、伝票もセットで
外来に作っておくのは賛成です。
長期のステロイド剤治療が予想される症例の全例の事前の骨密度検査も賛成です。
あとは、例えば、しびれがありそうなら伝速、IPの悪化はGaシンチ(最近しているか分か
りませんが)を外来で予約しておいてしまうというのもいいかもしれません。
上記例が妥当かは異論があるかもしれませんが、いくつかの疑われる疾患毎の検査名(筋
電図やシンチ、伝速など)と入院してもらうにあたり必要になるであろう検査名(骨密度
や肺CTなど)をリストアップしたらどうでしょうか?
しかし、外来が超忙しいと伝票書くだけでも大変そうですが。
[2003年1月6日 20時3分59秒]
お名前: 古谷
患者さんは38歳の男性で、入院期間が少しでも短くなって少しでも職場復帰が早くなりそうでよ
かったと感謝しています。ちなみに外来は山中先生です。この患者さんの場合、職場および自宅
が青山から近くてしかも、筋症状はあるものの通院可能な状態でした。症例によってはこのよう
な場合もあると思いますが、困難な場合のほうが多いかもしれません。 また、、忙しい外来の
なかで、検査の依頼状を書いて予約するのは大変と思いますので、鎌谷先生のご指摘のように入
院セットなんかをあらかじめ作っておくといいですね。特にステロイド投与前の骨密度は私自身
興味があり、しかも青山ではできないので、入院前に施行していただけるとありがたいです。
[2003年1月6日 10時28分52秒]
お名前: 鎌谷直之
できる検査は外来でというのは大賛成です。そのためにも、できれば入院前のクリニカル
パスのようなものがあればよいですね。
例えば、入院後ステロイド投与が予想される人は全員骨密度測定をするとか。全員肺CTを
やるとか。
クリニカル(クリティカル)パスは採算面だけ強調されているようですが、何を行うか明
示的に示す事により、その効果を後日検討できると言う面が大きいのではないでしょう
か。一人の患者さんではわからない効果、副作用、満足度などが分析できるのでは?
[2003年1月4日 18時24分19秒]
お名前: 勝又康弘
まず他山の石として他科の話を紹介しますと,最近ではどうなっているかは全く知らない
のですが,私が研修していた頃の本院消化器内科では,HCCに対するTAE目的の入院では,
血管造影などの予約を外来申込医がすることは稀で,殆どの場合入院後に予約していたた
め,TAE施行までの2週間程を殆ど何もすることがなくただ待っていました。また,PEIT目
的で入院したのに,PEIT担当医師が学会で2週間不在で,やはりそれまで殆ど何もすること
がなくただ待っているということもありました。結果として,病棟回転も非常に悪く,採
算悪化の原因の一つになっていたようです。
当科においてはこれまでも,入院日が決定した時点で早めに検査日程を組むなどして,そ
こまで酷いことはありませんでしたが,入院前に出来る検査を或る程度済ませておくこと
によって,あるいは早めに予約をしておくことによって,少しでも治療開始を早めたり,
入院期間を更に短縮することができると思います。
結果として,病気の早期のあるいは比較的軽症時での治療開始に繋がったり,入院期間を
短縮して患者さんの負担を減らしたり,病棟回転をより良くすることもできると思いま
す。勿論,中には赤真先生のおっしゃるように,体調が悪かったり,遠距離だったり,ま
とめてでないと休みが取れなかったりで,むしろ入院後にまとめて検査をして欲しいとい
う場合もあるでしょうから,患者さん毎に検討する必要もあるとは思いますが。
特に,青山病院で行う検査(内視鏡・超音波・CT・MRI)についてはまだしも,核医学(骨シ
ンチ・Gaシンチ・脳血流シンチなど)・骨密度・神経内科での筋電図・本院眼科のぶどう膜
外来など,青山病院入院後も結局はタクシーなどに乗って本院に行って行わなければなら
ず,しかも予約してから実際に検査するまで時間のかかるものについては,外来で予約し
ておいて,もし入院前にできるのであれば済ませておくと,結構大きな違いになると思い
ます。
そのような観点によれば,現在の病棟マニュアルをプロトコール化して,チェックリスト
を作り,病棟と外来に常備するというのも,面倒ですが,良いのではないかと思います。
またそれは,検査し忘れ/遅れを防止したり,検査治療を標準化する(所謂クリティカル・
パス)効果もあると思われます。
例えば,筋炎疑いの場合は,まず,筋力低下/筋痛などの症状のある部位,あるいはそれが
はっきりしていなければ両大腿のMRI(STIR,造影あり)を予約し,筋電図を施行して戴くた
めに神経内科堀場先生の外来を受診するようにし(事前に堀場先生に直接電話で依頼すれば
筋電図の日程も予め組んで貰えますが),ついでに余裕があれば胸部CTなども行っておけば
より良いかもしれません。また,これは筋炎に限りませんが,大量/長期のステロイド剤治
療が予想される場合は,症例によっては骨密度検査を事前にしておくと良い場合もあるか
と思われます。
[2002年12月31日 17時31分27秒]
お名前: 勝又康弘
まず他山の石として他科の話を紹介しますと,最近ではどうなっているかは全く知らない
のですが,私が研修していた頃の本院消化器内科では,HCCに対するTAE目的の入院では,
血管造影などの予約を外来申込医がすることは稀で,殆どの場合入院後に予約していたた
め,TAE施行までの2週間程を殆ど何もすることがなくただ待っていました。また,PEIT目
的で入院したのに,PEIT担当医師が学会で2週間不在で,やはりそれまで殆ど何もすること
がなくただ待っているということもありました。結果として,病棟回転も非常に悪く,採
算悪化の原因の一つになっていたようです。
当科においてはこれまでも,入院日が決定した時点で早めに検査日程を組むなどして,そ
こまで酷いことはありませんでしたが,入院前に出来る検査を或る程度済ませておくこと
によって,あるいは早めに予約をしておくことによって,少しでも治療開始を早めたり,
入院期間を更に短縮することができると思います。
結果として,病気の早期のあるいは比較的軽症時での治療開始に繋がったり,入院期間を
短縮して患者さんの負担を減らしたり,病棟回転をより良くすることもできると思いま
す。勿論,中には赤真先生のおっしゃるように,体調が悪かったり,遠距離だったり,ま
とめてでないと休みが取れなかったりで,むしろ入院後にまとめて検査をして欲しいとい
う場合もあるでしょうから,患者さん毎に検討する必要もあるとは思いますが。
特に,青山病院で行う検査(内視鏡・超音波・CT・MRI)についてはまだしも,核医学(骨シ
ンチ・Gaシンチ・脳血流シンチなど)・骨密度・神経内科での筋電図・本院眼科のぶどう膜
外来など,青山病院入院後も結局はタクシーなどに乗って本院に行って行わなければなら
ず,しかも予約してから実際に検査するまで時間のかかるものについては,外来で予約し
ておいて,もし入院前にできるのであれば済ませておくと,結構大きな違いになると思い
ます。
そのような観点によれば,現在の病棟マニュアルをプロトコール化して,チェックリスト
を作り,病棟と外来に常備するというのも,面倒ですが,良いのではないかと思います。
またそれは,検査し忘れ/遅れを防止したり,検査治療を標準化する(所謂クリティカル・
パス)効果もあると思われます。
例えば,筋炎疑いの場合は,まず,筋力低下/筋痛などの症状のある部位,あるいはそれが
はっきりしていなければ両大腿のMRI(STIR,造影あり)を予約し,筋電図を施行して戴くた
めに神経内科堀場先生の外来を受診するようにし(事前に堀場先生に直接電話で依頼すれば
筋電図の日程も予め組んで貰えますが),ついでに余裕があれば胸部CTなども行っておけば
より良いかもしれません。また,これは筋炎に限りませんが,大量/長期のステロイド剤治
療が予想される場合は,症例によっては骨密度検査を事前にしておくと良い場合もあるか
と思われます。
[2002年12月31日 17時31分19秒]
お名前: 赤真秀人
小さいことだけれど、一つの名案と思います。ただ、患者さんは入院前に忙しくて大変
だったでしょうね。結果としてその患者さんはどのように考えておられるのか(入院期間
が短くなったので良かったのか、面倒だったし辛かったので悪かったのか、どちらでもな
いのか、など)を参考としてわかれば教えて下さい。
[2002年12月31日 13時49分11秒]
お名前: 古谷
青山病院入院予約しても多くの場合、数週間まちとなります。入院前にある程度検査が終わって
いると入院期間の短縮が可能と思われます。今入院中の筋炎の患者さんは、入院前に胃カメラ、
大腸カメラ、筋MRIなどが終わっていて、すぐに筋生検、入院後10日前後でステロイド開始とな
りました。このような症例もあり可能なら外来で検査を終わっていれば、入院期間短縮が少しで
もできるのでは?と思い提示いたしました。
[2002年12月30日 17時34分15秒]
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