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お名前: 鎌谷直之
>行政側は、イレッサの使用を、専門医、しかも原則4週間の入院で、との縛りを付けよう
としています(もう、付けたのかも)。それはそれで良いのですが、専門医の定義は、自
分が専門医と思えば専門医なのだそうです。
非常に面白い指摘だと思います。
皆さんは、専門医の定義は何だと思いますか。
誰が、危険を伴う医療行為を許可されるべきだと思いますか。
[2002年12月28日 14時17分41秒]
お名前: 赤真秀人
イレッサによる間質性肺炎による副作用死亡は、私は新聞報道などから1%程度と推測していま
す。約30%の患者さんに効く(らしいと又聞きしている)ので、やむを得ない副作用との印象
を持っています。
1)医師の中に、適応外使用、つまり卵巣癌などに使用し、死亡した例が多くあるはずです。そ
の責任は第一にどこにあるのでしょうか。もちろん説明不測など製薬企業側にもあるのでしょう
が、使用した医師にもあるでしょう。アストラゼネカには、そのような医師を訴える権利がある
と思いますが、訴えはしないでしょう。
2)行政側は、イレッサの使用を、専門医、しかも原則4週間の入院で、との縛りを付けようと
しています(もう、付けたのかも)。それはそれで良いのですが、専門医の定義は、自分が専門
医と思えば専門医なのだそうです。もし、今後、大病院でしか治療を受けられないようになって
しまうと、治療を待っている患者さんがあぶれてしまったり、大病院にとって4週間も入院させ
るのは経営上もメリットがないのではないか、と推察しています。
[2002年12月28日 13時46分51秒]
お名前: 谷口敦夫
リウマチ友の会から「海外で承認された薬剤の、日本での承認を早く」するように署名を
集めてほしい、という内容の依頼がありました。(正確な名称は忘れました。)
私は署名しませんでした。確かに審査は遅れておりますし、レミケードやエンブレルは良
い薬ですが、クロロキンの二の舞いは避けるべきし、薬物代謝関連連遺伝子の民族差もあ
るので、やはり日本での審査は時間がかかってもきちんとすべきです。
[2002年12月28日 12時35分26秒]
お名前: 山中 寿
優れた薬剤でも使い方、売り方を徹底しないと結局その薬剤をつぶすことになります。
このことは1993年のソリブジン事件で学んでいるはずなのに、教訓が生かされていない
ことが残念です。
レミケード発売に際しては、田辺製薬も慎重に動いているようで多少の遅れは仕方ない
ように思います。期待の大きい薬剤ですが、諸問題が解決されているとはいえず、投与
に際してはセンター独自のリスク管理を考案中です。ご協力をお願いいたします。
なお、レミケードの発売が4月以降にずれこんだことで、インフルエンザ流行時期を避
けられたというメリットが生まれました。
[2002年12月28日 10時13分11秒]
お名前: 鎌谷直之
レミケードの発売が4月以降にずれこみそうです。これはイレッサの副作用のためではな
いかと私は思います。
イレッサは分子ターゲットの肺がんの治療薬で、驚くべき事に日本で最初に発売されまし
た。画期的な薬と言うことで異例の速さで承認されたようです。米国から私のところに横
流し(?)してくれというメールまできました。もちろん横流ししてません。
所が発売されるや否や、日本中の医師が使い始めて間質性肺炎による死亡が200人をすで
に超えたそうです。どうも日本の医師はエビデンスより雰囲気や評判に影響されすぎるよ
うに思います。イレッサの作用機序やどれくらい治験の証拠があるかより、専門家のこと
ばに影響されるのではないでしょうか。ノスカールの時も、インスリン抵抗性改善という
ことばに影響されていっせいに使い始めたため、結局は発売中止になりました。
我々はレミケードを始め、これから出てくる薬について、雰囲気や専門家の意見だけにま
どわされず、証拠をもとに自分で考える習慣をつけましょう。
[2002年12月28日 9時24分7秒]
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