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いただいたメールより

ここでは「いわなの部屋」あてに
いただいたメールをご紹介します




 




tabineko様よりいわなへ :

 こんばんは。
 『ひまわりの種の食べ方が分からない』とあったので、思わずメッセージを送りたくなりました。ひまわりの種はわたしの好物です。まず、種の持ち方ですけど普通にテーブルにおいて、そのまま見ると涙型になっていますね。それを90度起こして親指と人差し指でつまみます。そして真ん中の前歯に挟んでカリッとかじると種が真っ二つに割れますから、中身だけ舌で口の中に送り込み、殻はつまんだ指でそのまま引っ張り出してください。
 すっかり長くなりましたが、どうぞ、ひまわりの種タイムをお楽しみください。



いわなよりtabineko様へ :

 tabineko様 ひまわりの種の食べ方について、メールをいただきありがとうございました。ご指示通り、前歯で食べ割りにすると、すんなり二つに割れて、中の実が取り出せ、食べることができました。コーヒーと一緒にいただいています。素朴な味がしますね。ひまわりの種の他に、かぼちゃの種も売っていました。



◆tabineko様よりいわなへ :

 いわなさん こんにちは。
 よかったですね。これであなたも『ひまわりの種マスター』(?)ですね。ひまわりの種は肌にいいんだって、中国人の友達が言ってました。おいしくて美容にいい、そして安い。ひまわりの種はほんとに優秀な食べ物です。ぜひ、ひまわりの種をたくさんのひとに教えてあげてください。


◆いわなより :

 こんなメールが届きました。
 離婚後に出産し、相手が子どもの父親であることを否定したため、死刑に処せられる、ナイジェリアの女性アミナ・ラワルさんに対して、助命嘆願書を書いて下さいというものです。嘆願書の書式は英文ですが、自分の名前を入れて送ればいいようになっています。またハガキに書いて送ってもいいそうです。


◆お騒がせします。
 数日前 新聞でこのニュースを読んだたとき(本人と赤ちゃんの写真付き)涙が出ました。私に何かできないかと思っていたら 以下のメールが届きました。協力できる人 よろしくお願いします。

 なお、文中の「石打ちの刑」とは、土中に頭部だけ出して体を埋め、おおぜいで石を投げつけて殺すという残虐な死刑です。

**********************************
 3月22日、カツィナ州の法廷は、アミナ・ラワルさん(35歳)に、石打ちの刑を言い渡した。彼女は2002年始めに、離婚していたのに、娘が生まれ、彼女の住むクラミ村の住人により、3月4日に逮捕され、相手はヤハヤ・モハメッドという男性だと白状した。
 アミナ・ラワルさんによれば、ヤハヤ・モハメッド氏は、結婚するとの約束で、性関係をもったという。ヤハヤ・モハメッド氏は、彼女と交際していたことは認めたが、性関係をもったことは否定しており、法廷は、同氏を無罪とした。アミナさんは、シャリアで定める無罪の証明に必要な4人の男性の証人を得ることができないため、死刑が確定した。ただ、赤ん坊に乳を飲ませるため、8カ月の執行猶予が決められた。刑の執行は11月に予定されている。
**********************************

 このAmina Lawalさんへの助命嘆願書を送る方法、宛て先等を、お知らせ致します。

(1)インターネットで送る場合、
アムネスティ・インターナショナルのHP
http://www.nertonai.org/amina/中の、
http://www.mertonai.org/amina/OpenLetter.htmに、
助命嘆願書のフォームがあります。文章は既に入力されています。半角英語で名前・国名 (JAPAN を ドロップダウンで 選んで下さい)・メールアドレス・職業を記入し、sign the letterをクリックすると送られます。

(2)ハガキを書く場合、

ハガキに以下の内容を書いて下さい。
***********************************
Your Excellency,

 I am writing to express our concern about the sentence of death by stoning which was passed on Ms Amina Lawal, on 22 March,by a local court at Bakori in Katsina State.

 It was particularly distressing to learn about this judgement in view of the recent and very welcome decision by the Appeal Court in Sokoto State to uphold the appeal of Ms Safiya Hussaini, who had also been sentenced to be stoned to death.

 The sentence on Ms Hussaini provoked a world-wide wave of shock and revulsion. There was general disbelief that Nigerian women, living in a democracy, could be sentenced to such a cruel, inhumane and degrading punishment, which runs completely counter to the International Convention Against Torture and Other Cruel, Inhumane and Degrading Treatment and the Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination Against Women.

 I urge you to use your wisdom of office and growing international respect to ensure that this sentence is not carried out. Please ensure that all citizens of Nigeria - men and women - are protected by the rule of law, and in accordance with international standards of human rights, from such cruel, inhumane and degrading punishments as the sentence passed on Ms Amina Lawal.

Yours sincerely,
この辺に自分の名前        

********************************************

【あて先】153-0064 東京都目黒区下目黒11-17
      Ambassador E. Otiotio (E・オティオティオ閣下)

ちなみに、ナイジェリア大使館の電話は、
03-5721-5391, 03-5271-5392, 03-5721-5397
メールアドレスは、nigeriaemb@hpo.netです。

もしも、「何か自分にできること」と思っていただける方がいらっしゃったら、ぜひとも、ご協力をお願い致します。


◆いわなより :

 ジャパンタイムズ週刊STの8月16日号”From Editors”の欄に「アメリカの大学のキャンパスで、夏の夕闇に光る何百匹ものホタルを見て感動した」という内容の文が載っていました。どうしても場所が知りたくて、ST編集部にメールで問い合わせたところ、ST編集部の泉様から、ていねいなお返事をいただきました。以下、泉様の許可をいただいた上で、メールのやりとりを転載します。

いわなからジャパンタイムズ・週刊ST編集部へ :

 いつも週刊STを愛読しています。

 ST8/16号の”From Editors”の欄にアメリカのホタルについて書かれた文章があり、どうしても教えていただきたくて、メールいたしました。

 「アメリカの大学」とはどこか、具体的に教えていただけないでしょうか。それが無理なら、州だけでもお教え願えないでしょうか。

 実は以前、カリフォルニア出身のアメリカ人に、firefly(ホタル)について「fly(ハエ)ということばからハエを連想するか」という質問をしてことがあります。

 「ハエとホタルとは全然結びつかない」という答えでしたが「自分はカリフォルニア出身なので、ホタルを見たことはない。ホタルは南部にいるのではないか。」とも言っていました。

 それ以来、アメリカ人は、日本人のように、ホタルを夏の風物詩と思って観賞したり、「ホタルを川に呼び戻す運動」などをしないのだろうかという疑問を持ち、南部出身のアメリカ人に会えたら、聞いてみたいと、ずっと思っていました。

 お忙しいところを恐れ入りますが、できましたらお返事いただければ幸いです。


ジャパンタイムズ週刊ST編集部・泉様よりいわなへ :

 ご質問ありがとうございます。

 ホタルを見たのはオハイオ州のオハイオ川流域です。シンシナチやコロンバスから車で1〜2時間といったところです。オハイオは南北戦争でもたしか北軍でしたので正確には南部とは言えないのですが、それでもオハイオ川流域の南の方は方言や料理などに軽く南部の影響があります。今となっては確かめるすべもないのですが、あまりfireflyと言う言い方はしていないようでした。

 余談ですが、せみも日本とちがって7年に1度ではなく12年位?に1度這い出してくるとの記事をNY TIMESのScience Sectionで読んだことがあります。そのせいか何年かに1度大発生するとき以外はあまり存在感がありませんでした。

 一般的にいって、アメリカ人は、虫には関心が薄いのではということを思ったので、書いてみました。実は知り合いがホタルを見に行くのに外国人をさそったら(日本で)あまり興味をもってくれなかったと話していたのも、書いたきっかけです。

 結局「風物詩」かどうかというのは日本人が文学などで長い間に培ってきたことなのではないでしょうか。

 それでは、またご質問がありましたら、いつでもお知らせください。



いわなよりジャパンタイムズ週刊ST編集部・泉様へ :

 お返事ありがとうございました。

オハイオ州といえば、「レインマン」の舞台になったところ、映画で見た光景が蘇ってきました。長年の疑問が解決されて、今はとてもうれしいです。

 私が尋ねたアメリカ人は「ホタルは南部のような湿気の多い地域にいると思う」と言っていましたが、実のところ、あまりよく知らないようでした。

 NHKラジオ「英語リスニング入門」5月号, Unit 4, Part 4にmayfly(カゲロウ)の美しさをたたえる会話が出ていてカゲロウの方が、アメリカ人に親しまれているのだろうかとも思いました。

 セミの話も、とても興味深くうかがいました。日本人が、セミの声に生命力とか命のはかなさとかを感じるのは、文学の影響大なのでしょうか、だとすると文学の力は果てしなく大きいのだなあと思いました。



◆ジャパンタイムズ週刊ST編集部・泉様よりいわなへ :

 お返事ありがとうございます。

 「レインマン」はたしか冒頭部分のホフマンとクルーズが会うシーンがシンシナチのダウンタウンのオハイオ川沿いのレストランだったような気がします。4時間ほど離れた隣の州のピッツバーグでは「フラッシュダンス」がとられています。アメリカ中西部というのは、日本の四季とはまた違った季節感で、驚くほど紅葉がきれいだったりします。

 ちなみにアメリカのホタルはサイズも大きく、光り方も日本のホタルに較べると「はかない」という感じではないです。「ゴキブリのようにでかい」などという日本人留学生もいましたが、そんなに大きくはないようです。


◆T.S.さんより :

 いわなさん、こんにちは。ネットサーフィンをしていて、いわなさんのサイトに行き当たりました。「英語は英語で勉強するな」という本のことをほめてお書きになっていましたので、お便りいたします。

 英語学習者自身が少々奇妙な英語や間違い英語を使おうとそれは非難されることではないとは思いますが、人にお金を払って買ってもらう「英語学習者のための参考書」に間違い英語があってはならないと私は考えます。その本を使って勉強する学習者は、本の中に書かれた英語が間違いだらけであれば、当然憤るはずです。ところがこの本には初歩的とも言えるような間違い英語がたくさんあり、とても「女性同時通訳者の先駆け」という人が書いたとは思えぬ惨状です。とても英語学習者に推薦できる本ではありません。

 突然のお便り、失礼しました。

       

◆いわなからT.S.さんへ :

 「いわなの部屋」HPにアクセスいただき有難うございました。また「いわなの本」に掲載した内容についてのメールありがとうございました。

 『英語は英語で勉強するな』という本について、ご指摘の通り、語法ミスやケアレスミス、ミスではないがawkward(不自然)な表現などがありました。

 私がこの本を読んだ時は「同時通訳的回路を作る」という作者の発想に心引かれ、英語の例文には注意が行き届いておりませんでした。

 ご指摘有難うございました。
       
              


◆Y.K.さんより :

 今回初めてメールさせていただきます。
英語に関しての悩みといえばそうなのですが、私は今英語系の学校に通っています。でも、語彙力がいまいちUPできないので自分の身近な題材で学んでは・・・と思い英字新聞を購読することを考えたんです。が、学生という身分なので経済的に余裕もありません。だから、weeklyでと思い絞ったところ、NY times weekly とAsahi weeklyの2つになりましたが、どちらにしたらよいものやら。。。となやんでいるのです。もしよければ、お薦めの新聞・雑誌等教えていただけませんか??
                       
     

◆いわなからY.K.さんへ :

 >語彙力アップのためにweekly英字新聞を購読したいが、
 >NY Times weeklyかAsahi weeklyか、どちらがよいか、
    とのことです。

 一般論になりますが、読みやすいのは断然、Asahi Weeklyの方です。日本語の注釈もついているし、解説もていねいです。

 NY Times Weeklyというのは、ニューヨークタイムズ日曜版の一部である”Weekly in Review" (朝日新聞から
"Weekly Review"という名前で出ている)のことだと思います。内容はバラエティに富み、かなりの情報量です。

 Y.K.さんが英検2級から準1級程度でいらっしゃるなら、Asahi Weeklyの方をお勧めします。

 参考までに、私が毎週読んでいるweekly新聞はJapan Times STとJapan Times Weeklyです。たまにMainichi Weekly やAsahi Weekly も買います。どのウィークリー新聞もそれなりに面白いです。週ごとに替えて買って読み比べてもいいと思います。

 また新聞とあわせて、PENGUIN READERSやOXFORD出版から出ている名作のリトルド版(200語レベルから3000語レベルまで出ています)を読むことをお勧めします。易しめの英語をどしどし読んでいくことが英文のリズムをつかむのに役に立ちます。(宣伝になりますが「いわなの日記」に私の読んだリトルド版を逐次載せていきます。) ご参考まで。

がんばって下さい。では。

                       
いわなより
 こんなメールがあります。屋久島の中学校の先生が学級通信に書いたものだそうですが、メールの最初の発信者はわかりません。メール転載には書いた本人の許可が要りますが、今回はそれができません。発信者について、ご存知の方があれば、ご連絡下さい。

 

もし 今日がついてない一日だと感じたあなたもこれを読んだら現実が違って見えるかも・・・

 もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。その村には・・・

 57人のアジア人
 21人のヨーロッパ人
 14人の南北アメリカ人
 8人のアフリカ人がいます。

 52人が女性です。
 48人が男性です。 

 70人が有色人種で
 30人が白人
 70人がキリスト教以外の人で
 30人がキリスト教

 89人が異性愛者で
 11人が同性愛者

 6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍

 80人は標準以下の居住環境に住み
 70人は文字が読めません。
 50人は栄養失調に苦しみ
 1人が瀕死の状態にあり
 1人はいま、生まれようとしています。
 1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
 そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています。

 もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、相手をあるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは火をみるよりあきらかです。

 また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。

 もし、あなたが今朝、目が覚めた時、病気でなく健康だなと感じることができたなら・・あなたは今生き残ることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています。

 もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や苦悩、あるいは飢えの悲痛を一度も体験したことがないのなら・・・あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています。

 もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことができるなら・・・あなたは世界の30億人の人たちより恵まれています。

もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があるのなら・・・あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています。

 もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら・・・あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%のうちのひとりです。

 もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・それはとても稀なことです。

 もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間二倍の祝福をうけるでしょう。なぜならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて,その上あなたはまったく文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです。

 昔の人がこう言いました。 わが身から出るものはいずれ我が身に戻り来る、と。

お金に執着することなく、喜んで働きましょう。
 かつて一度も傷ついたことがないかのごとく、人を愛しましょう。
 誰もみていないかのごとく自由に踊りましょう。
 誰も聞いていないかのごとくのびやかに歌いましょう。
 あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう。


◆いわなより :

 『世界がもし100人の村だったら』メールについて続報。
 
 2002年2月8日(金)付け日経新聞夕刊で、このメールが本当に中学校の先生の発信した学級通信だったことが判明しました。もちろんオリジナルは米国の環境学者ドネラ・エボウズ、転送に転送を重ねて日本にも伝えられたそうです。
 日本で広まった時は「ある中学の先生による学級通信が発端」となっていましたが、真偽のほどはわからず、これは後から付け加えられた「おとぎばなし」だろうとも推測されていました。

 しかし、本当に学級通信に掲載されていたのです。ただし、屋久島ではなく千葉県市原市。発信者は市原市立五井中学校で国語を教える生稲勇先生。
 これを読んで感動した保護者が自分の所属するメーリングリストに紹介したのが発端で、日本中に広まったそうです。

          

Kさんより
 HP、昨日見せていただきました。 「英語」のページをのぞきました。
 同時通訳なんて、私もほんとに 「頭の中の動きが画像で見られないものだろうか」 と思うのですが、 しかし、たとえば沖縄や北海道の方言を 即、標準語に訳すというのも、 基本的には同じ事かもしれない・・
なんか、 卑近な例を持ち出すようですが。


いわな から、 Kさんへ :

 通訳者・水野真木子氏によると「通訳者は、話者のメッセージを "semantic picture"(意味の映像)として頭に記憶し、それを別の言語で再現する」そうです。(『通訳のジレンマ』、日本図書刊行会) まさに頭の中では「画像」が描かれているのですね。

 さて、日本語から英語への訳と、沖縄や北海道の方言から標準語への訳を同列に語ることはできません。

 日本語を英語に直すのは不可能だとさえ言われています。逆もまた然り。理由は@語順が違う、A論理構造が違う、B文化の背景が違う、からです。方言を標準語に直すのとは違って、お互いに類推がききません。

 太宰治の『斜陽』を英語に翻訳したドナルド・キーンが、正装を表す「白足袋」を英語に直す際、"white gloves"(白手袋)としたのは有名な話。英語では「白い手袋」が正装を象徴するからです。
 
 ここまでの差は日本の地域内では生じないと私は思います。白足袋は白足袋として訳して通じるのではないでしょうか。

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