愛知県

 ≪愛知地方≫    

  豊明市、日進市、長久手市、愛知郡[東郷町]  

住所  神社 祭礼日 内容 備考
 ≪豊明市≫
     豊明:栄、阿野(旧・東阿野)、新田(旧・沓掛新田)、大沢
     沓掛:現・沓掛、二村台、三崎町、西川町の一部
栄町大脇5 神明社 10/2日曜 梯子獅子 高さ12mのやぐらの上で獅子を舞い豊作を祝う。「たねまき」「藤下り」などの演技がある。
新栄町2−263 神明社 10/3日曜 例祭
阿野町東阿野50 阿野八劔神社 10/2日曜(元・21) 餅投げ
新田町森西13 八劔神社 10/2日曜 例祭
新田町吉池26−6 八劔神社 10/2日曜 例祭
新田町森腰30 八幡社 10/2日曜 例祭
間米町峠下62 間米八幡社 10/10 例祭
沓掛町森元6 諏訪社 7/下旬 虫送り
10/1日曜 囃子台 餅撒き 
虫送り=市指定無形民俗文化財。享和年間(1801〜04)から始まったと伝えられる豊作祈願の民俗行事。小学生たちは、諏訪社神前での祈祷の後、古老たちが麦藁、色紙等で作った実盛人形、 馬、孔雀、「奉送雲霞大神」と墨書きした幟などを持って、歌と太鼓に合わせて本郷の集落内を行列する。
集落の北はずれの最終地点で、幟などを焼き捨てて、豊作を願う。近年では、豊作祈願から民俗伝承へと変わり、受け継がれている。
沓掛町上高根住吉9 住吉社 10/1日曜 棒の手 13:30〜15:00
上高根警固まつり=平成2年より復活、豊作を祝う神事「オマント」、「棒の手」、火縄銃の実践。
寛文年間(1661〜73)に伊藤伴右衛門と浅野戸市左衛門が伝えた融和流棒の手をもとに、後に夢想流と改めた。
沓掛町川部58−1 八龍社 10/10 例祭
沓掛町山新田52 神明社 10/1日曜 例祭
沓掛町坊主山37−3 八幡社 10/10 例祭
沓掛町藪田63 山神社 10/10 例祭
沓掛町一之御前13 一之御前社 10/10 例祭
沓掛町宿75 鹿嶋社 10/10 例祭
沓掛町峠前21−116 豊明神社 11/中旬 例祭
二村台4−3−2 西川神明社 10/10 例祭

 ≪日進市≫
      香久山:野方、赤池、浅田、梅森、折戸、蟹甲(かにこう)
      岩崎:岩崎、北新田、岩藤新田
      白山:米野木、三本木、藤島、本郷、藤枝
野方字清水566 神明社 10/上旬 例祭
赤池町屋下186 天地社 10/上旬 例祭
浅田字平池29 八劔社 10/2日曜 子供神輿
棒の手 見当流浅田棒の手保存会
「わっしょい!わっしょい!」の掛声で神輿が練り歩き、八剱社に宮入りする。
境内では午前中は、子供による棒の手奉納。午後には大人による棒の手の棒納が行われ、そのあと地元の鳴子踊り披露、餅投げが行われた。
梅森字西後901 八幡社 10/上旬 例祭
折戸町寺脇123 八幡社 10/2日曜 餅投げ 氏地は折戸、栄
岩崎町神明5−25 岩崎神明社 10/上旬 例祭
岩崎町竹之山138 御嶽社 10/上旬 例祭
北新田字相野山1286 八幡社 10/上旬 例祭
岩藤町新所寒525 神明社 7/4日曜 山車1台 物産市、子供奉納相撲大会、各種ゲームコーナー、奉納踊りの夕べなど
山車=市指定有形民俗文化財。明治24年(1891)8月制作。これは岩藤公会堂の解体の際見つかった山車の棟木に制作の年月、寄附者71名の氏名、制作した地元大工の加藤浅重らの名が墨書されていた。
高さ5.2m。幅1.8m。長さ2.7m。
上層後ろの幕は「えんじに金の刺繍」、下層左右の幕は「武者絵」、下層前後の幕は「えんじに金の刺繍」。
昭和55年、有志により修復し、翌56年よりお囃子と共に44年ぶりに復活。
19時過ぎより善光寺前⇒神明社境内の天王社まで約400m。子供連によるお囃子台を先頭に山車が曳かれる。
米野木字小馬場39 神明社 10/上旬 オマント 子供神輿
三本木字廻間129 神明社 10/上旬 例祭
北新町相野山1286 八幡社 10/上旬 例祭
本郷町宮下519 白山宮公式HPへ 10/1日曜 子供神輿、餅投げ
棒の手は日進市においては浅田町の見当(けんとう)流と折戸町の検藤(けんとう)流・起倒(きとう)流があったが、現在は、浅田町の見当流のみが保存されている。

馬の頭(馬の塔とも書く)」とは、一般に「オマント」と言われ、秋の祭礼に標具(だし)等で飾った献馬を社寺に奉納する行事で、かつては、市内各地で行われていたが、現在では米野木町小馬場の神明社のみとなっている。

 ≪長久手市≫
前熊字志水108 多度神社 7/16頃の日曜 名古屋型山車1台 町指定有形民俗文化財  
前熊=文化年間に名古屋市東区の古出来町から購入したとも、守山区大森から購入したとの言い伝えがある。山車幕は平成2年制作。
長湫字宮脇2 景行天皇社 10/15頃の日曜 長湫の馬の塔
長湫字富士浦41 富士社 10/15頃の日曜 長湫の馬の塔
長湫の警固祭り=県指定無形文化財。不定期に10/15頃の日曜に開催。馬の背に標具(ダシ)と呼ばれる御幣を立てた馬を飾って、鉄砲隊や棒隊などが警固し、長鍬地区を練り歩きながら火縄銃を発砲し、景行天皇社・富士社へ奉納する。 
岩作字宮後17 石作神社 岩作の馬の塔
熊張字神門前241 神明社 上郷の馬の塔
熊張字入之洞2332 熊野社 上郷の馬の塔
上郷の馬の塔=熊野社、神明社、多度社3神社の氏子たちが合同で行う。
長久手町の馬の塔は、馬を警固する棒の手隊と火縄銃を持った鉄砲隊が加わり「警固祭り」と呼ばれている。この特徴は旧愛知郡東部・西加茂郡に見られる。長久手町の馬の塔は、3地区に分かれて実施されている。

 ≪愛知郡≫
 東郷町
    春木:傍示本、祐福寺、部田
    諸輪
    和合
春木字白土1 山神神社 10/1日曜 獅子舞、餅投げ 氏地は春木・涼松・兵庫・三ツ池と名古屋市緑区白土・東神の倉と
春木字西前6067 部田春日神社 10/1日曜 獅子舞、餅投げ 氏地は部田地区・部田山地区(藤坂、三ツ池、清水)
春木字狐塚3801 富士浅間神社 7/1日曜 例祭
諸輪字中市151 白鳥神社 祭囃子屋台3台 旧・郷社。氏地は諸輪・白鳥・御嶽・北山台とみよし市福谷町・根浦町
10/初旬 棒の手(高羽検当藤巻流)
和合字南蚊谷168 和合春日社 10/初旬 例祭 氏地は和合・和合ヶ丘・春木


 ★展示場
 【長久手市郷土資料室】
長久手市武蔵塚204。 0561−62−6230。9:00〜17:00(桜まつり開催期間中は21時まで)。無料。定休日は月曜。年末年始(12/28〜1/4)。
昭和60年オープン。古戦場公園内。1階に長久手合戦に関する資料、2階に棒の手などの民俗資料が展示。