秋 田 県

≪雄勝地方≫

     湯沢市、雄勝郡[羽後町、東成瀬村]

住所  神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪湯沢市≫
  
平成17年(2005)3/22、湯沢市+雄勝郡雄勝町+稲川町+皆瀬村が合併。
 ◎旧・湯沢市
 ■岩崎地区
愛宕山13 愛宕神社 8/4日曜 神輿
花車13台 大名行列
 ≪大名行列≫
行列は総勢600人余りで秋田藩佐竹南家10万石の格式を持つ。馬上豊かな殿様を中心に先乗り押し乗りが護衛し、槍、鉄砲持ち、弓、鋏箱、合羽、籠、鷹匠、餌差、御殿医、薬箱、徒士をはじめ、飾り山、練子、囃子、小若などの行列は愛宕神社前から2km練り歩く。
【花車】田町、吹張町、前森町、柳町、南新町、平清水町、平清水新町、愛宕町第三、愛宕新町、平和町、中の沢友和会、清水町、曙町  等
岩崎字千年283 八幡神社 9/10 例祭
岩崎 水神社 旧・11/初丑 初丑まつり 主催は初丑まつり実行委員会
初丑まつり=裸参りとも称する。昼頃から男衆が氏子の家を一軒一軒巡り、神社のお札を配ったり、奉納歌を歌う。
18:30頃より、各町内が重さ約20〜30Kgのえびす俵を担い、19:30頃に神社にそれぞれの町内から男衆が続々と集まり、えびす俵を奉納し、神社境内でもみ合う。掛声は「ジョイヤサー」。境内では甘酒のサービスのほか、地元の創作太鼓「能恵姫龍神太鼓」が祭りを盛り上げる。    
岩崎城主岩崎道高の娘・能恵(のえ)姫が1573年、川連城へ嫁ぐため、皆瀬川を渡る際、竜神にさらわれた悲話「能恵姫伝説」に由来し、姫の霊を慰めるために始まった伝統行事。
出稼ぎが盛んだった昭和30年代に一度、途絶えたが、平成元年(1989)に、1989年に地元の有志が街おこしにつなげようと復活させた。
稲荷山10 稲荷神社 5/5 例祭
岩崎字小森山27 森嶽神社 5/5 例祭
深堀字宮伝117 貴船神社 9/10 例祭
倉内字熊野堂1 熊野神社 8/19 例祭
酒蒔字堂ヶ沢14 酒蒔神社 4/18 例祭
伊勢堂山3 神明社 7/16 例祭 旧・郷社
松岡字細越82 神明社 3/21 例祭
松岡字切畑106 菅原神社 4/25 例祭
二井田掵ノ上15 住吉神社 5/9 例祭
成沢字堤端90−4 成沢神社 9/15 例祭
松岡字聖ヶ沢42 白山神社 8/19 例祭
杉沢新処字八幡山15 八幡神社 9/2日曜 例祭
関口字古城廻11 八幡神社 9/15 例祭
柳田字堀廻55 八幡神社 8/15 例祭
八幡字古館90 八幡神社 9/15 例祭
角間字馬場192 日吉神社 8/15 例祭
 ■山田地区
      ⇒山田、石塚、深堀、松岡
山田字下館12 愛宕神社 7/24 例祭
山田字下六日町56 八幡神社 8/15 例祭
深堀字深堀75 深堀神社 7/8 例祭
 ■三関地区
      ⇒関口、上関、下関
上関字堂ノ前35 熊野神社 5/1&9/1 例祭
下関字榎木152 神明社 5/1 例祭
12/7 裸参感謝祭
 ■弁天地区
      ⇒森、杉沢新所、杉沢、二井田、角間
森字大嶋10 稲荷神社 9/6 例祭
 ■幡野地区
      ⇒倉内、金屋、八幡、柳田
金谷字長畑169 八幡神社 8/15 例祭
 ■須川地区
      ⇒相川、酒蒔、高松、宇留院内(うるいんない)
相川字外の目山3 東鳥海神社 5/10 例祭
7月(半夏生) 恵比寿俵
相川字外の目23 御嶽神社 3/19&7/19 例祭
 【廃村】
上畑=松岡の小字。「秋田・消えた村の記憶」によると、戦後最盛期6戸、昭和40年代前半に2戸転出、48年集落再編成事業ににより残る4戸が転出した。

 ◎旧・雄勝町
 ■院内地区
      ⇒院内銀山町、上院内、下院内
院内銀山町字上本町40 金山神社 9/21 神賑多数あった。
 ≪院内銀山まつり≫
従来6月12日に行われていた(現在は明治天皇御臨幸を記念して9月21日)大祭では、飾り山、芝居、銀山踊り、相撲等の余興を立てる等賑わった。
その後、明治の藩籍奉還によって明治政府の管轄となった鉱山では、 その後ドイツの鉱山技師を招いて増産を図り、明治14年には明治天皇が院内銀山においでになった。それを記念して制定された鉱山記念日の9月21日に行われる。
 共葬墓地で行われた供養祭に続いて、金山神社で例大祭が行われ、続いて院内銀山跡で院内小学校の3・4年生らにより神輿が担がれ、恵比寿俵も出る。その後、神輿の回りで院内銀山踊りが踊られる。
上院内字町後95 愛宕神社 8/24 例祭
下院内字館山4 神明社 8/16 例祭
 ■横堀地区
      ⇒横堀、寺沢
寺沢字館堀96 赤塚神社 /15 例祭
寺沢字田中163 深山神社 8/17 例祭
寺沢字田中175 稲荷神社 旧・3/13 例祭
寺沢字御嶽林11 御嶽神社 8/19 例祭
横堀字板橋40 熊野神社 8/15 例祭
横堀字大田中20−1 愛宕神社 7/24 例祭
横堀字押宮53 押宮神社 9/1 例祭
横堀字旭町2 神明社 8/21 例祭
泉沢字泉ノ里1 泉神社 旧・3/17 例祭
桑ヶ崎堂ノ前9 磯前神社 7/8 例祭
桑ヶ崎字平城225 神明社 7/21 例祭
桑ヶ崎字子比内沢34 八幡神社 8/19 例祭
小野字小野115 熊野神社 8/15 例祭
 ■秋ノ宮地区
       ⇒中、役内、川井
秋の宮字妻の沢11 神明社 8/21 例祭
秋の宮字清水沢1 八幡神社 9/15 例祭
秋の宮役内(神室山山頂) 鏑山神社 9/1 子供みこし
役内番楽
子供みこし=平成6年、某所のくじ引きの景品で神輿を当てた人の寄贈により始まる。宵宮の16時〜18時に小学生が曳く。会館に収納。
恵比寿俵=2013年まで行われたが、中学生が曳いたが少子化また、エビスダワラの歌も歌えなくなってしまったため神輿のみになる。

 ◎旧・稲川町
        稲庭
        川連:川連、大館、八面、東福寺、大門、大倉、三又
        三梨:三梨、宮田、飯田
稲庭本町稲庭町字三島33) 三嶋神社 8/17 神輿
恵比須俵 花火、演芸奉納
稲庭町字坪沢100 金華神社 8/18 恵比須俵 花火、カラオケ大会
稲庭町字小沢1 熊野神社 9/15 例祭
川連町久保 神明社 8/18 演芸奉納
川連町字大館53 三社(八幡・神明・日吉) 8/18頃 神輿 花火、演芸奉納
川連町字大館下山王126 日吉神社 8/20 例祭
川連町字八甲山9 八幡神社 9/3日曜 例祭
川連町字東天王10 八坂神社 7/15 例祭
駒形町字大倉26 大倉神社 9/17頃 恵比須俵 演芸奉納
駒形町字東福寺新山森3 真山神社 9/8 例祭
駒形町字三又森244 三又神社 旧・5/28 恵比須俵
駒形町字八面宮ノ前22 八面神社 8/19 恵比須俵
駒形町字大門掵51 八幡神社 9/2日曜 例祭
三梨町字落ヶ沢3−1(大沢) 三梨神社 8/18 演芸奉納
三梨町字飯田上野 八幡神社 9/15 恵比須俵 獅子舞

 ◎旧・皆瀬村
        ⇒川向、畑等
皆瀬川向字朴板16 奥宮神社 8/19 番楽
皆瀬川向字仏師ヶ沢3 八幡神社 9/15 例祭
皆瀬畑等字痩長根102−1 秋葉神社 6/24 例祭
皆瀬畑等字館平5−1 稲荷神社 9/13 例祭
皆瀬畑等字上中ノ台71 虚空蔵神社 9/13 例祭
皆瀬畑等字羽場61 山神社 9/12 例祭


 ≪雄勝郡≫ 
  羽後町
 ■西馬音内地区
         ⇒西馬音内、田沢、大戸、床舞、二条道、鹿内
西馬音内字宮廻62 御嶽神社 9/3土日 神輿(えびす俵)
山車
土曜は花火が打ち上げられる。
日曜は神輿行列の後には「サイサイ」 と呼ばれる太鼓と笛の楽隊、その後には、各町内で工夫を凝らした山車(だし) が続く。境内では、小学生による相撲大会が行われる。
西馬音内堀回字関ノ口1 神明社 6/15 例祭
西馬音内堀回字滝ノ沢2 御嶽神社 旧・5/19 例祭
田沢字僧ヶ沢113 八幡神社 8/17 例祭
大戸字水里174 菅原神社 3/25 例祭
床舞字門前222 御嶽神社 8/19 例祭
 ■三輪地区
      ⇒杉宮、貝沢、赤袴、大久保、野中
杉宮字宮林1 三輪神社 5/3 例祭 旧・郷社
杉宮字元稲田201 元稲田神社 春・秋 例祭
杉宮字田畑26 神明社 8/16 例祭
貝沢字礼仏39 神明社 7/16 例祭
貝沢字野々宮159 八幡神社 8/15 例祭
赤袴字中嶋6 白山神社 8/19 例祭
大久保字柏原68 龍燈神社 8/17 例祭
野中字内沢田148−3 野中神社 8/16 例祭
 ■新成地区
      ⇒足田、郡山、高尾田、島田新田、糖塚
足田字野際2 稲荷神社 7/19 例祭
郡山字上郡1 郡山神社 8/18 例祭
嶋田新田字嶋田25 八幡神社 9/15 例祭
糠塚字家岸26 三輪神社 5/7 例祭
 ■明治地区
      ⇒新町、堀内、払体、林崎、水沢
新町字町尻6 磯前神社 9/8 例祭
新町字岩見沢21 七高山神社 5/17 例祭
林崎上ノ森1−25 白山神社 5/1 例祭
水沢字後沢13 高城神社 5/8 例祭
 ■元西馬音内地区
          ⇒西馬音内堀廻、飯沢
飯沢字院ヶ台6 熊野神社 8/18 例祭
 ■田代地区
      ⇒田代、上到米、軽井沢
田代字天王山13 御嶽神社 9/5 例祭
上到米字上ノ山7−4 唐松神社 7/21 例祭
軽井沢字下除野山6−1 八幡神社 9/15 例祭
 ■仙道地区
      ⇒上仙道、中仙道、下仙道
上仙道字仙道沢311 白山神社 8/17 仙道番楽 県指定無形民俗文化財
仙道番楽(仙道番楽保存会)=県指定無形民俗文化財。かつては番楽団が3組あったが、現在は1組にまとめられている。
起源は慶長年間(1596〜1615))に京都から落ちてきた修験者が現在の上仙道に宝永山を開いて山伏神楽を普及したとする説と西鳥海山にこもった山伏行者が山麓の村々で獅子舞・神楽舞を演じたものが村人に伝わったとする説の二つがある。
獅子舞を中心に番楽舞がおこなわれる。古くは晩学と表記されていたとされ、神社の祭礼で披露されてきた。番楽宿から道中囃子でくねり、神社つくと神前にまず獅子を安置して、その前で招きの舞をおこなった後、獅子舞を演じる。その後、境内にかけられた掛け舞台で、御上旨の舞・三番叟・典掌御神楽・武士舞・鳥舞を表六番として舞い、次に位頭御神楽・幟織姫の舞・五条ヶ橋・花車の舞・武士舞・蕨折姫の舞、を裏六番として演じられる。
中仙道字水尻56 八幡神社 8/19 例祭
下仙道字下草井沢134 八幡神社 8/21 例祭

  東成瀬村
       ⇒田子内(たごない)、岩井川(いわいかわ)、椿川(つばきかわ)
田子内字天神林46 天神社 4/25 例祭
岩井川字荒沢5 岩井川神社 5/12 恵比寿俵
椿川字下段26 椿川神社 5/7 例祭
椿川字五里台道上21 山神社 5/7 例祭
椿川字桜山16−2 天郷神社 5/6 湯立神事
 【東成瀬の郷土芸能】
田子内音頭=田子内。田子内音頭保存会。披露は随時。先祖の霊を慰めることや豊年万作、悪疫退散等のための踊り。
 【成瀬ダム】
建設中。檜山台はダムより約1km離れていて水没はしないが、移転対象となり平成20年頃に移転した。同地は寛永14年(1637)に開かれた。
 【恵比寿俵】
雄勝郡に伝わる伝統行事の1つで、その年の秋の豊作を祈願して旧暦の8月15日に行なわれることが多い。
「えびすだわら」と称するが、地元では「えびしだら」、えびすだら」とも称する。
米俵に松を立てて、七夕とクリスマスツリーが混ざったような飾りをし、それを神輿風にして担いだり、台車に乗せたりして集落の家々を練りく。

 ★展示場     
 【西馬音内盆踊り会館】
羽後町西馬音内字本町108−1。п彦AXは0183(78)4187。入場料無料。9:00〜17:00。休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)

平成17年8月に完成。盆踊りの様子を人形で表現したものや古い踊り衣装、キルト・藍染めの大形壁掛け・押絵など120人を超す地元の女性たちによる手作り作品が展示されている。